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名古屋市が、同市愛岐処分場内の旧浸出水処理施設等取りこわし工事に伴い、土壌汚染対策法に基づく土壌調査を実施したところ、土壌溶出量基準を超える「カドミウム」及び「ふっ素」が検出されたため、本日(11月18日)、同市から東濃県事務所に報告がありました。
1 報告内容
(1)調査地点
多治見市諏訪町 名古屋市愛岐処分場地内 4,949.49m2
(2)調査結果の概要
調査期間 令和7年9月から10月
土壌溶出量調査
| 項目 | 調査 検体数 |
基準超過 検体数 |
調査結果 | 土壌溶出量基準 | 最大基準 超過倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| カドミウム | 49 | 3 | 0.0003mg/L未満 から 0.0076mg/L |
0.003mg/L 以下 | 2.5倍 |
| ふっ素 | 49 | 2 | 0.08mg/L未満 から 2.4mg/L |
0.8mg/L 以下 | 3.0倍 |
※その他の物質についても調査を実施していますが、基準超過はありません。
2 汚染の原因
名古屋市が過去に実施した浸出水等の水質分析で、カドミウム、ふっ素が検出された記録がありますが、現時点では不明です。
3 今後の対応
(1)地下水調査について
「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づき、基準超過地点から半径250mの範囲を調査したところ、井戸がないことを確認しましたので、周辺の地下水調査は実施しません。
(2)土壌汚染対策法に基づく対応について
土壌汚染が判明した土地を、土壌汚染対策法に基づく区域に指定するとともに、汚染土壌の適正な管理等を行うよう指導します。
| 発表資料 | 報道発表資料 [PDFファイル/179KB] |
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