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東海旅客鉄道株式会社が、中央新幹線日吉トンネル(武並工区)工事施工ヤード内の観測井において地下水調査を実施したところ、環境基準を超える「鉛」及び「ふっ素」が検出されたため、本日(6月27日)、同社から恵那県事務所に報告がありました。
1 調査の概要
(1)所在地
恵那市武並町地内
(2)調査目的
日吉トンネル(武並工区)工事施工ヤード内の観測井における地下水モニタリング
2 地下水水質調査の結果
項目 | 調査 検体数 |
基準超過 検体数 |
調査結果 |
地下水環境基準 |
基準 |
鉛 | 2 | 1 |
0.012mg/L |
0.01mg/L以下 | 1.2倍 |
ふっ素 |
2 |
1 |
0.76mg/L |
0.8 mg/L以下 |
2.5倍 |
※鉛の基準超過は、今回新たに確認されました。
※ふっ素の基準超過は、下流側の観測井で過去にも確認されています。(令和7年4月22日に公表済)
※その他の物質についても調査を実施していますが、基準超過はありません。
3 汚染の原因
現時点では不明です。
なお、周辺地域には、鉛及びふっ素を原料に使用する工場・事業場はありません。
4 今後の対応
(1)地下水調査について
鉛については、「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づき、基準超過地点から半径500mの範囲内にある家庭及び事業所を対象に、井戸水の利用状況調査及び水質調査を直ちに実施します。
ふっ素については、既に井戸水の利用状況調査及び水質調査を実施しているため、実施しません。
(2)地域住民への情報提供について
井戸水を利用している場合は、水質検査結果が判明するまでの間、飲用自粛を呼びかけます。
報道発表資料(恵那市武並町地内における地下水汚染について) [PDFファイル/179KB]