国土交通省中部地方整備局高山国道事務所(以下「高山国道事務所」)が、令和元年9月から10月に一般国道41号門原防災1号トンネル建設予定地の土壌を調査したところ、土壌汚染対策法に規定する土壌溶出量基準を超えるヒ素が検出されていたため、本日(6月26日)、高山国道事務所から飛騨県事務所に報告がありました。
1 報告内容
(1)調査地点
下呂市門原地内
(2)調査結果の概要
○調査時期:令和元年9月から10月
先行ボーリング調査(鉛直下方岩盤ボーリング・水平岩盤ボーリング)
項目:ヒ素
調査検体数:6
基準超過検体数:2
調査結果:0.001 mg/L未満から0.068 mg/L
土壌溶出量基準:0.01 mg/L以下
最大基準超過倍率:6.8倍
※基準超過は鉛直下方岩盤ボーリング地点の地表から下方62.0mから64.0m地点及び65.0mから66.0m地点
※その他の項目についても調査を実施したところ、土壌溶出量基準超過はありません。
2 汚染の原因
自然由来による汚染の可能性が高いと考えられますが、現時点では不明です。
なお、周辺地域には、ヒ素を原料に使用する工場・事業場はありません。
3 今後の対応
(1)地下水調査について
「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」(以下、「要綱」という。)に基づき、土壌溶出量基準超過地点から半径250mの範囲を調査したところ、井戸がないことを確認しているため、周辺地下水調査は実施しません。
(2)報告者に対する指示等について
要綱では、自主的に実施した土壌又は地下水調査から汚染が判明した場合、速やかに県事務所へ報告することとしており、今回の高山国道事務所による報告遅滞に対し、今後汚染が判明した場合には速やかに報告するよう厳重に注意しました。
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