小児(5~11歳)への新型コロナワクチン接種
このたび、5歳から11歳の方(以下「小児」)も、新型コロナワクチンの接種を受けられるようになりました。
接種による効果や安全性に関する情報をご理解いただき、ワクチン接種について、お子様と一緒にご検討ください。
注意:小児への新型コロナワクチンの接種は、大人への接種と同様、強制ではありません。
小児接種の概要
(1)接種の対象
- 5歳から11歳の方
- 特に、慢性呼吸器疾患、先天性心疾患など、重症化リスクの高い基礎疾患(※)を有する方
※日本小児科学会では、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高い疾患の一覧等を公表しています。
日本小児科学会「新型コロナウイルス関連情報」<外部リンク>
(2)接種が受けられる時期
- 県内の各市町村では、令和4年3月から順次開始されます。
- 現時点では、接種を受けられる期間は、9月30日までの予定です。
(3)接種費用
(4)接種会場
- 原則、お住まいの市町村の医療機関もしくは集団接種会場
- やむを得ない事情で住所地でのワクチン接種ができない方は、住所地以外で受けていただくことができる場合があります。
(5)使用するワクチン
- ファイザー社製 ※大人(12歳以上)用とは別製剤で用法・用量が異なります。
- 接種量:1回0.2mlを計2回(大人用は0.3ml) ※有効成分量は大人用の3分の1
(6)接種回数・接種間隔
(7)保護者等の同意・立ち合い
- 予診・接種に同席ができる保護者(親権者または後見人)の同伴が必要です。
接種の効果・安全性
厚生労働省が公表している情報では、以下の効果と安全性(副反応)が示されています。
<効果>
- ワクチンを接種すると、体の中で新型コロナウイルスと戦う仕組み(免疫)ができます。
- ウイルスが体に入ってきた時に、すぐ戦える準備ができますので、新型コロナの症状が出にくくなります。
- 5~11歳における2回接種後7日以降の発症予防効果は、90.7%と報告されています(※)。
※これらのデータはオミクロン株の流行前のもの。
小児における、オミクロン株に対するエビデンスは必ずしも十分ではありませんが、新たな知見が得られ次第、速やかにお知らせすることとされています。
<安全性>
- 接種後、数日以内に表れる症状は、「注射した部分の痛み」が一番多く、注射を受けたすぐ後よりも、受けた日の夜や次の日に痛みを感じる人が多い。
- 「疲れた感じ」「発熱」などは、1回目よりも2回目の後の方が多く現れる。
- 接種後の症状は、ほとんどが軽度または中等度であり、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。
数日以内に起こることがある症状
症状が出た人の割合 |
症状 |
50%以上 |
注射した部分の痛み、疲れた感じ |
10~50% |
頭痛、注射した部分の赤み・はれ、筋肉痛、寒気 |
1~10% |
下痢、発熱、関節痛、嘔吐 |
詳しくは、厚生労働省「コロナワクチンQ&A」<外部リンク>をご覧ください。
接種したことにより健康被害が生じた場合
- 一般的に、ワクチン接種では、副反応による健康被害が起こることがあります。
- 極めて稀ではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
- 新型コロナワクチンの接種についても、健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済を受けることができます。現在の救済制度の内容については、こちら(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>をご参照ください。
リーフレット等
新型コロナワクチン接種についてのお知らせ [PDFファイル/4.66MB]
ファイザー社の新型コロナワクチン接種についての説明書 [PDFファイル/1.03MB]
新型コロナワクチンを受けた後の注意点 [PDFファイル/1.68MB]
ワクチンの供給状況
国から岐阜県へ供給される小児用ワクチンとして、5月30日の週までの供給量が示されており、現時点では、全対象者分を上回るワクチンを確保しています。
- 供給量 : 26.1万回分(A)
- 必要回数:約24.3万回分(B)
- 供給割合:約107.5%(A/B)
未成年のお子様(12歳以上)と保護者の方へ
若年層とりわけ小・中・高等学校等を中心に未成年者への接種にあたっては不安を覚える児童・生徒及び保護者が少なくなく、一層きめ細やかな周知が必要であると考えております。
そのため、ワクチン接種の有効性や安全性及びワクチン・ハラスメント防止に係るリーフレットを作成しました。
岐阜県作成リーフレット
厚生労働省
<外部リンク>
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