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川遊びをする方へ

岐阜県では、毎年水難事故が発生しています。
特に魚釣りや水遊び中に事故に遭うことが多くなっています。
水難事故に注意してください。河川において絶対安全な場所はありません。

管内で特に注意したい河川

川で遊ぶときには

  • 水難事故に遭う可能性を少しでも減らすため、魚釣りやバーベキュー、キャンプなどで川遊びをするときには、以下の事項を守りましょう。
  1. 川に入るときは、必ず、ライフジャケットを着用してください。
  2. 絶対に川を泳いで渡ろうとしないでください。(途中で流されて溺死する事故が多発しています。)
  3. 飲酒後は、絶対に、川に入らないでください。(運動能力や判断力が低下しています。)
  4. 岩や構造物の近くでは、絶対に、遊ばないでください。
    (一見穏やかそうでも、複雑な流れが発生しており、巻き込まれると溺死する恐れがあります。)
  5. 絶対に、橋や岩から川に飛び込まないでください。
     (岩や流木に衝突する恐れがあります。土砂が堆積して浅くなっていることもあります。)
  6. 水位が上昇してきたら、ただちに、川から出てください。
     (水が濁ってきたり、落ち葉やゴミが流れてきたりしたら、水位上昇のサインです。
     上流の降雨により水位が急激に上昇することがあります。)

 川遊びのルールについて
 ※河川課川遊びのルールへのリンク

河川をきれいに(ごみをしない)

  • 河川にゴミを捨てる行為は違法です!美しい清流を守り、将来に引き継いでいくために、川で遊んだ後は、必ずゴミ等を持ち帰りましょう。
  • ゴミを捨てる行為は法律により罰せられます。

*罰則*

 河川法(河川法施行令第16条の4)

→3ヶ月以下の懲役または20万円以下の罰金

 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(第16条)

→5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金に処し、またはこの両方を科す。

岐阜県内の水難事故の状況

  • 平成15年(2003)〜令和元年(2019)の17年間で499人の方が河川水難事故に遭い、そのうち275人の方が亡くなっています。(死亡率55.1%)
  • 年齢別水難事故遭遇者数を見ると、17〜22歳と70〜72歳の2つがピーク。
  • 17〜22歳の事故原因は「遊泳・川遊び」がほぼ100%、70〜72歳の事故原因は「魚釣り」がほぼ100%を占めています。
  • 事故原因内訳は「遊泳・川遊び」271件(54.3%)、「魚釣り・漁」155件(31.1%)、「その他・不明」73件(14.6%)。
  • 「遊泳・川遊び」271件中、「飛び込み」が10件、「ボート遊び」が16件。

 ・県内の水難事故の状況について
 ※河川課水難事故の状況へのリンク

  • 大垣土木事務所管内では、牧田川(多良峡森林公園から一之瀬橋付近)、相川(水辺公園付近)で水難事故が発生しています。他にも、大垣市内を流れる水門川などでも水難事故が発生しており、河川はどこにでも、危険が潜んでいます。

河川の危険性について

川の危険性(見た目と実際の違い)

  • 川の危険性とは、「見た目(想像)」と「実際」が大きく異なることです。

「流れ」

  • 川は想像以上に速く、複雑な流れをしており、また、想像以上に深く、冷たいのです。そして、川底には、岩や流木などの障害物が隠れています。川を甘く見ると重大な事故につながります。
  • 川は、川幅が広い下流域では、おだやかにゆったりと流れているように見えるのですが、実際は、想像以上の速さで流れています。つまり、流速を甘く見て、川の中に入ると、流れにさらわれ、重大な事故につながります。
  • 川は、上流から下流に向かって流れているように見えるのですが、実際は、想像以上に流れは複雑で、岩や構造物の付近などでは、渦、縦回転、非常に速い流れなどが生じています。つまり、複雑な流れを甘く見ると、渦に巻き込まれて川底に引きずり込まれたり、縦回転に巻き込まれて水中から脱出できなくなったり、速い流れで岩などに押し付けられて身動きができなくなったりし、重大な事故につながります。

「深さ」

  • 川には流れが穏やかで深みのある場所(「淵」といいます。)があり、そういったところは安全に思えるのですが、実際は、想像以上に深さがあります。(淵の深さは10〜20mあることも決して珍しくありません。この事実は、ご存じない方も多いかもしれません。)
    そして、淵には、複雑な流れや渦が発生しています。つまり、淵を甘く見ると、渦に巻き込まれて深い川底に引きずり込まれたり、複雑な流れで岩に体が押し付けられて身動きができなくなったりし、重大な事故につながります。

「水温」

  • 川は、特に暑い日など、水温はぬるいように思えるのですが、実際は、真夏でも想像以上に冷たい水が流れています。つまり、水の冷たさを甘く見ると、水中で足がつったり、水温の低さに体力を奪われて水の中で力尽きたりし、重大な事故につながります。

特に注意すべき危険なポイント

  • 岩場、瀬、淵、構造物(堰堤、橋脚)には特に注意してください。また、急な増水にも十分注意してください。

「岩場」

  • 岩場とは、岩の多い場所のことです。
    川岸や川の中に岩がゴツゴツと立っている場所がありますが、岩の水中部分は、水の力でえぐられてくぼんでおり、そこは流れが速くなっています。岩に近づくと体が水圧で岩に押し付けられて身動きができなくなり、重大な事故につながります。

「瀬」

  • 瀬とは、水深が浅い急流部のことです。
    瀬は、流れは速いのですが、川底の石が見えるくらい浅いので、歩いて対岸まで渡ってみようと進みだすと、川底の石が藻でぬるぬるしていて滑って転んで流されたり、足が石にはさまってうつぶせに倒れ、水圧で身動きが取れなくなったりして、重大な事故につながります。浅いからといって決して油断しないでください。

「淵」

  • 淵とは、河川の流水が緩やかで深みのある場所のことです。
    淵は、想像以上に深さがあり(10〜20m)、複雑な流れや渦が発生しています。
    渦に巻き込まれて深い川底に引きずり込まれたり、複雑な流れで岩に体が押し付けられて身動きができなくなったりし、重大な事故につながる恐れがあります。

「堰堤」

  • 堰堤(えんてい)とは、様々な目的で川を横断して設置されている小さなダムのことです。
    堰堤の下流側は小さな滝のようになっていますが、ここに縦回転の渦(リサーキュレーション(再循環流))が発生しており、巻き込まれると脱出は困難で、重大な事故につながる恐れがあります。堰堤には決して近づかないでください。

「橋脚」

  • 橋脚(きょうきゃく)とは、橋を中間で支えている構造物のことです。
    橋脚付近の川底は、水の力によってえぐれて深くなっており、複雑な流れや渦が発生しています。そこに入り込むと、浮上することができず、重大な事故につながります。橋脚には決して近づかないでください。

「増水」(天候や漂流による)

  • 川は、上流の降雨やダムの放流によって急に増水することがあります。常に水の流れに注意するとともに、天気に注意してください。また、ダムの放流については、事前に近くにダムがないか確認しておき、現地では看板、サイレンや放送に注意してください。サイレンが鳴ったら川から出てください。
  • 数日前や上流での降雨の関係で流れが速いとき、水量が増加しているとき、川が濁っているときは、河川及びその周辺での利用は控えましょう。

河川の利用は 危険を理解して、安全に、そして事故のないように、河川環境に配慮して利用をお願いします。

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