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インターネット展示室3「見せます古墳の出土品」_Dゾーン

Dゾーン:古墳時代後期【南高野古墳の出土品と他地域との結びつき】

概要

6世紀後半の南高野(みなみたかの)古墳(池田町)は、県内では5例しか確認されていない赤彩古墳です。畿内の影響を受けた横穴式石室を採用しており、副葬品からも、最初の被葬者は畿内との結びが強く、周辺地域を治める首長層であったことをうかがわせます。遺物の出土状況から、複数回の追葬が行われたと考えられます。

紹介する古墳(パネル)

南高野古墳(みなみたかのこふん)(PDF:287KB)
元三ヶ根3号古墳(もとさんがね3ごうこふん)(PDF:341KB)

紹介する古墳の位置図(PDF:696KB)

遺物の紹介その1

この大型器台は、南高野古墳の石室の奥壁手前の中央から出土しました。器をのせる鉢部は深く、脚部には、丸・四角・三角の透し穴があいています。表面には先端がいくつかに分かれた「櫛(くし)」のような工具を使って、波や直線などの細かく平行な線を描いています。この大型器台に非常によく似たものが滋賀県の宮山(みややま)1号古墳から出土しており、畿内から搬入されたものと考えられます。
南高野古墳出土大型器台の画像
南高野古墳出土の大型器台

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遺物の紹介その2

鳥形つまみ付蓋は、羽を閉じた鳥が表現されており、モチーフは、嘴(くちばし)の形が平たいことから、鴨類の一種と思われます。東海地方を中心に複数の出土例がみられ、この蓋と形状が似ている例として愛知県の岩津第(いわづだい)1号古墳、炭焼平(すみやきびら)14号墳出土の須恵器があります。
南高野古墳出土鳥形つまみ付蓋及び脚付短頸壺の画像
南高野古墳出土の鳥形つまみ付蓋及び脚付短頸壺

遺物の紹介その3

その他にも南高野古墳から須恵器(有蓋高坏・無蓋高坏・坏身・坏蓋・子持ち蓋・短頸壺・長頸壺・平瓶・提瓶・はそう)、金属製品(馬具・刀・鉄鏃)、装身具(耳環)などが出土しています。その一部を紹介します。

須恵器高坏
須恵器はそう
金属製品馬具 鞍金具
金属製品馬具轡(くつわ)

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