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岐阜県山のグレーディング

1.「岐阜県山のグレーディング」の作成

 登山者の増加に伴い、登山初心者がいきなり急峻な山岳への登山に臨むなど、技術・装備が不十分な状態の登山が見られ、このことが遭難事故増加の一因となっています。そのため岐阜県では、登山者に「自分の力量にあった山選び」を促し、山岳遭難事故の防止に役立てるため「岐阜県山のグレーディング」を作成しました。

2.「岐阜県山のグレーディング」の内容と使い方

内容

  • 岐阜県内の主要な登山ルート(75ルート)について、体力度と、登山道を通過する際の技術的な難易度を評価しました。
  • 縦軸に体力度、横軸に技術的難易度をとったグレーディング表、一覧表、山岳・ルート位置図を作成しました。
  • また、北アルプスについては、登山道を分岐点や山頂などで細かく区切り、その区間ごとで技術的難易度と体力度算定の基となるルート定数を評価し、ルート位置図(ピッチマップ)と一覧表を作成しました。

使い方

  • 使用にあたっては、自分の調べたい山を「一覧表」から見つけ、体力度と技術的難易度を確認してください。
  • 現在の体力や能力、技術に応じた「山選び」をしてください。その際、過去に登った山の体力度と技術的難易度が参考になりますが、特に中高年の方は、あくまでも過去のものであることを十分認識してください。
  • 初心者の方は、「グレーディング表」の左下のルートから右上のルートへと、徐々に経験を積み重ねていってください。
  • なお、北アルプスについては、調べたい登山ルートの区間ごとでのルート定数を足し合わせることにより、体力度の評価がわかります。このため、さまざまなパターンの登山ルートについての評価を確認することができます。
    (ルート定数から体力度を求める方法は、下記「3.体力度と技術的難易度」を参照)

3.体力度と技術的難易度

体力度

  • 体力度レベルについては、鹿屋体育大学山本正嘉教授の研究成果をもとに作成しました。
  • 次の式により「ルート定数」を算出し、それに基づき1から10の10段階で評価しています。
    ルート定数=コースタイム(時間)×1.8+ルート全長(km)×0.3+累積登り標高差(km)×10.0+累積下り標高差(km)×0.6
    体力度レベル=ルート定数÷10(小数点以下切り上げ)
  • 体力度レベルが、大きいルートは何日かに分けて歩くことで自分のレベルに合わせることができます。
  • グレーディング表では、目安となる宿泊数を体力度レベルと合わせて示していますので参考にしてください。

技術的難易度

登山道の状況や、登山者に求められる技術・能力によりAからEの5段階で評価しています。

技術的 難易度 登山道の状況 登山者に求められる技術・能力

  • 概ね整備済
  • 転んだ場合でも転落・滑落の可能性は低い
  • 道迷いの心配は少ない
登山の装備が必要

  • 沢、崖、場所により雪渓などを通過
  • 急な登下降がある
  • 道がわかりにくいところがある
  • 転んだ場合の転落・滑落事故につながる場所がある
  • 登山経験が必要
  • 地図読み能力があることが望ましい

  • ハシゴ・くさり場、また、場所により雪渓や渡渉箇所がある
  • ミスをすると転落・滑落などの事故になる場所がある
  • 案内標識が不十分な箇所も含まれる
地図読み能力、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要

  • 厳しい岩稜や不安定なガレ場、ハシゴ・くさり場、藪漕ぎを必要とする箇所、場所により雪渓や渡渉箇所がある
  • 手を使う急な登下降がある
  • ハシゴ・くさり場や案内標識などの人工的な補助は限定的で、転落・滑落の危険個所が多い
  • 地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるバランス能力や技術が必要
  • ルートファインディングの技術が必要

  • 緊張を強いられる厳しい岩稜の登下降が続き、転落・滑落の危険個所が連続する
  • 深い藪漕ぎを必要とする箇所が連続する場合がある
  • 地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるバランス能力や技術が必要
  • ルートファインディングの技術、高度な判断力が必要
  • 登山者によってはロープを使わないと危険な場所もある

4.注意事項

  • グレーディング表は、無雪期・天気良好の条件のもと、ルート固有の地形的な特徴について体力度と難易度を評価したものです。
  • 実際の登山では、体力度、難易度以外に悪天候、残雪、体調、その他偶発的な要因による様々なリスクがあるので、それらにも配慮した計画を立てることが必要です。
  • 地震や崩落、雪崩などにより、登山道の通行規制や付け替えがありますので、登山の際には、事前に山小屋や近くの警察署などに登山道の状況等を確認することをお勧めします。
  • 一つの山に、登山口が同一のルートが複数ある場合がありますので、必ず事前にルートを確認してください。
  • いずれのランクにおいても、初めてそのランクを経験する場合はには必ず経験者を同伴してください。
  • グレーディング表に記載した登山ルートは「ぎふ百山」を中心に、岐阜県内で比較的登山者の多いものから選定したもので、必ずしも登山を推奨する登山ルートではありません。
  • 整備・維持されていない登山ルートを含みます。また、登山ルートの通行や山頂への到達、登山の安全を保障するものではありません。
  • 登山される際は、十分な準備のもと入山してください。記載のルートにおける事故については責任は負いかねます。

5.グレーディング表

登山ルート別難易度評価表(PDF:2.35MB)
山岳・ルート位置図(PDF:2.36MB)
ルート一覧表1(PDF:2.35MB)
ルート一覧表2(PDF:2.11MB)
北アルプスピッチマップ(PDF:7.04MB)
北アルプス区間詳細一覧表(PDF:2.57MB)

各県のグレーディング

秋田県:「秋田県の山岳グレーディング」<外部リンク>
山形県:「やまがた百名山のグレーディング」<外部リンク>
栃木県:栃木県山のグレーディング(栃木県山岳遭難防止対策協議会)<外部リンク>
群馬県:群馬県山のグレーディング<外部リンク>
新潟県:「新潟山のグレーディング」<外部リンク>
山梨県:山梨山のグレーディングについて<外部リンク>
長野県:「信州山のグレーディング」について<外部リンク>
富山県:富山県山のグレーディング<外部リンク>
静岡県:静岡県「山のグレーディング」の公表<外部リンク>

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