ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 県政ホットニュース > 2026年 > 2026年6月 > 夏の負担減らし秋に収益確保 夏秋トマトの収穫コントロール

本文

夏の負担減らし秋に収益確保 夏秋トマトの収穫コントロール

県中山間農業研究所は、夏秋(かしゅう)トマトの収穫作業の負担軽減と、秋の販売額の増加につなげる新たな技術を開発し、6月30日、研究成果を発表しました。
研究所が発表したのは、開花している最上段の花房をあらかじめ摘み取る「摘花房(てきかぼう)」と呼ばれる技術で、7月上旬に行うことで、8月中旬の収穫量を抑える効果があります。飛騨地域で栽培される夏秋トマトは、これまで8月中旬ごろに収穫量がピークを迎えるため作業の負担が大きくなる一方、栽培管理が行き届かず、単価の高い9月以降の出荷量が減少することが課題でした。
この技術は、岐阜県で広く栽培されている品種「麗月」での活用は報告がなく、今回新たに検証が進められました。
県中山間農業研究所の矢島隼人主任研究員は、「摘花房は非常に容易で、一株あたり2秒で作業ができる。県内の夏秋トマト産地で通用する技術なので、普及を進めていきたい」と話しました。
この処理により、夏場の収穫作業にかかる時間を、1000平方メートル当たりおよそ10時間削減でき、栽培管理に充てる時間を確保できるとしています。その結果、秋の収量が増加し、品質の高い「A品」の割合も向上しました。さらに、販売額も増加が見込まれ、ことし7月から、高山の生産者団体が試験的に導入する予定です。

摘花房とは