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インターネット展示室5『「ぎふ発掘最前線」 美濃の茶道具と徳山陣屋跡』_Bケース
Bケース:徳山陣屋跡から出土した遺物
概要
徳山陣屋跡は、揖斐郡揖斐川町(旧徳山村)に所在し、平成12年度に徳山ダム建設事業に伴う発掘調査が実施されました。残念ながら、近世の陣屋の建物は確認できませんでしたが、中世の在地領主である徳山(とくのやま)氏に関連する掘立柱建物などが確認されました。また、近世後期の竈(かまど)・地鎮(じちん)遺構・積石(つみいし)遺構、土坑群がみつかっています。そのうち、地鎮遺構からは、祭祀に用いられたと考えられる完形の合子(ごうす)が出土しております。展示した陶磁器の多くは瀬戸美濃産のものです。
展示紹介パネル
徳山陣屋跡紹介パネル [PDFファイル/761KB]
徳山谷の年表パネル [PDFファイル/462KB]
展示遺物の紹介
中世遺物 土師皿(左)・瀬戸美濃皿(右)・山茶碗鉢(中央奥)
合子(ごうす)
染付皿(手前左)と灯明受皿(手前右)、肥前染付蓋(奥左)と蓋(奥右)
広東茶碗(かんとんちゃわん)
腰錆湯呑(こしさびゆのみ)
尾呂茶碗(おろちゃわん)