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インターネット展示室5『「ぎふ発掘最前線」 美濃の茶道具と徳山陣屋跡』_Aケース
Aケース:美濃の茶道具-出土品からみた茶の湯の世界-
概要
美濃地域8か所の遺跡から出土した中近世の茶道具関係遺物を一堂に集めて、紹介しました。さまざまな種類の茶道具が出土していることがわかります。特に、天目茶碗のうち、白い釉薬を用いた「白天目茶碗」(はくてんもくちゃわん)は、国内の伝世品としては3点が知られているのみで、非常に貴重なものです。
また、「瓶掛型火鉢」は、本来は鉄瓶をかけて湯を沸かすための小型の火鉢です。しかしこの個体の口縁部には、吸いがらを落とすためにキセルで叩いたような跡が残ることから、煙草に付ける火種を入れる「火入れ」としても用いられた可能性があります。
展示紹介パネル
出土品からみた茶の湯の世界 [PDFファイル/981KB]
茶道具の種類 [PDFファイル/302KB]
展示遺物の紹介
小天目(左)と鉄釉天目茶碗(右)
鉄釉天目茶碗(左)と緑釉天目茶碗(右)
肩衝茶入(左)と建水(右)
白天目茶碗(左)と瓶掛型火鉢(右)
風炉