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小中学生向け「バックヤードツアー」を実施しました
文化財保護センターバックヤードツアー開催報告
令和7年7月30日(水曜日)に「岐阜県文化財保護センターバックヤードツアー」を実施しました。県内の小中学生とその保護者7組18名が参加され、施設の見学や遺物の拓本体験、まが玉づくり体験などを行いました。
施設見学の様子
遺跡から出土した遺物や遺構の整理や、報告書を作成する様子を見学しました。
文化財保護センターが調査した遺跡から発掘された遺物の展示を、解説を交えながら見学しました。
拓本体験の様子
紙に墨をつけて土器の文様を写し取る拓本の作業を体験しました。
遺物観察の様子
普段は収蔵庫や展示ケースに入っている遺物を間近で観察し、触れました。
石器にも触れ、使い方を考えました。
まが玉づくり体験
滑石をサンドペーパーで削り、形が整ったら耐水ペーパーで磨いて表面を滑らかにしました。
体験を終えて(参加者の感想から)
- 拓本をやってとても楽しかったし、どうやってこの模様をつけたのかと考えるのはとても面白かった。まが玉づくりも大変だったけど楽しかった。ほかにも土器などたくさん触ったりできてよい経験になった。(中学生)
- まが玉づくりがすごく楽しくて、古代のことがよく知れた。(小学生)
- まが玉を作るのが大変だったけど、水で洗ったら思っていたよりもきれいな白色になったからうれしかった。また、バックヤードツアーに来たいです。(小学生)
- 土器を見たり触ったりできてよかった。説明がわかりやすかった。最初はまが玉にしか興味がなかった子供たちが、石器や土器や拓本にとても興味をもつようになった。海で拾った貝で拓本を作りたいと言っていたので、色々と広がりのある体験になった。(保護者)
- 本物に触れることはすごく大切なことだと思います。今の子供たちはすぐにたくさんの情報を簡単に手に入れることができます。でも、本物をこつこつと知ったり、面倒で時間がかかることが達成できた時の満足感や楽しさをもっと知ってほしいと思っています。(保護者)
- どの説明も面白く、わかりやすく、楽しかった。子供たちも夢中になっていて、参加してよかった。(保護者)