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名滝遺跡で発掘作業を行いました
9月下旬から12月上旬まで、瑞浪市土岐町に所在する名滝遺跡の発掘作業を行いました。以前から縄文時代と中世の遺物散布地とされており、現状は水田として利用されています。
今年度の調査では、発掘区の北西端で中世の井戸を確認しました。下部には井戸枠と見られる竹が出土し、底部付近からは山茶碗が出土しました。また、発掘区北東部では大きく台形に土地を区画する溝を確認しました。また、この溝の区画内外には多数の土坑を確認しました。遺物は主に山茶碗や中・近世陶磁器が出土しました。今後の調査で、名滝遺跡についてさらに明らかになることが期待されます。
発掘区全景(北西から)
井戸完掘状況
区画溝