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スマート農業技術実証の取組みについて

記事ID:0256764 2022年12月1日更新 農政課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

スマート農業技術実証の取組みについて

 岐阜県では、平坦地域、中山間地域といった地理的条件、栽培品目、経営規模など、本県農業の特徴に対応したスマート農業技術の導入効果、導入メリットを明らかにするため、生産から出荷までの一貫した技術体系を組み入れた「スマート農業技術実証農場」を設置し、作業別労働時間や収益等についてデータ収集し、経営分析等を実施しています。

※農水省「スマート農業実証プロジェクト(事業主体:農研機構)の支援により実施

各実証事業の取組みについて

(1)スマート農業技術を活用した高度輪作体系(3年5作)の構築による超低コスト輸出用米生産の実証
 スマート農業機器を導入することで、機械作業効率を究極まで高めた高度輪作体系(3年5作)を実現するとともに、全ての作業工程における無駄を省いた作業の効率化、省力化による超低コスト輸出用米生産に取り組みました。

実施年度:令和元年度から令和2年度
実施地域:岐阜県瑞穂市
実証経営体:農事組合法人 巣南営農
実証品目:水稲、小麦、大豆

成果発表資料 [PDFファイル/1.24MB]

 

(2)棚田地域における安定的な営農継続のための先端機械・機器低コスト共同利用モデルの実証
 実証地域である岐阜県下呂市金山町は、棚田を含む中山間の条件不利地のため、低生産性、労働力・後継者不足が深刻化しており、実証経営体が当該地域の水稲作を一手に担っている状況でした。営農を継続していくため、地域全体で支える仕組みづくりや革新的な技術の導入により、生産コストの低減と省力化・効率化に取り組みました。

実施年度:令和2年度から令和3年度
実施地域:岐阜県下呂市
実証経営体:有限会社 すがたらいす 他
実証品目:水稲、飼料作物

成果発表資料 [PDFファイル/1.1MB]

 

(3)中山間地域の夏ほうれんそうにおける産地全体で取り組むシェアリング・新たな通信サービスモデルの実証
 高山市の夏ほうれんそう産地は、中山間の狭小な農地にハウスが点在しており、人口減少・高齢化により労働力不足が深刻化しており、次世代の担い手である「若菜会」がスマート農業を利用した栽培管理の省力化や労働力配分の効率化、機械のシェアリングに取り組みました。

実施年度:令和2年度から令和3年度
実施地域:岐阜県高山市
実証経営体:飛騨蔬菜出荷組合ほうれんそう部会 若菜会
実証品目:ほうれんそう

成果発表資料 [PDFファイル/2.11MB]

 

(4)夏だいこん産地における労働力不足解消に向けたスマート農業技術を活用した地域雇用創出モデルの実証
 郡上市高鷲町の「ひるがの高原だいこん生産出荷組合」は、西日本最大の夏だいこんの産地ですが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、外国人技能実習生が入国困難となり、深刻な人手不足に陥りました。一方で本地域は冬場のスキー場など季節観光業等が盛んであるため、農業経験のない地域の季節観光業従事者がスマート農業技術を活用することで即戦力で活用できる通年安定雇用モデルを構築するとともに、農業大学校等の学生を対象とした次世代の高度な農業技術を習得した担い手の育成に取り組みました。

実施年度:令和2年度
実施地域:岐阜県郡上市
実証経営体:株式会社 エスタンシア
実証品目:だいこん

成果発表資料 [PDFファイル/2.65MB]

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