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土砂災害

記事ID:0002213 2017年10月10日更新 砂防課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

土砂災害・過去の災害事例

土砂災害とは

 大雨や地震などによって、山肌やがけが崩れたり、土砂や石混じりの水が谷や川から流れ出たり、火山の噴火などによって火砕流などが流れ出すことによって、人命や財産などが脅かされる自然災害です。
 土砂災害の主なものとして、「土石流災害」、「がけ崩れ災害」、「地すべり災害」、「火山災害」などがあります。
 土砂災害には、いろいろな前兆現象があります。
 また、恐ろしい土砂災害を防止するために、現在さまざまな対策が行われていますが、それだけでは十分に災害を防ぐことはできません。被害を最小限におさえるためには、ひとり一人が気象情報などに注意して早めに避難することが大切です。

「土石流」とは?

土石流

谷や斜面に貯まった土や石、砂などが、梅雨や台風などの集中豪雨による水と一緒になって一気に流れ出してくるのが「土石流」です。

「がけ崩れ」とは?

がけ崩れ

地面にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、弱くなった斜面が突然崩れ落ちるのが「がけ崩れ」です。

「地すべり」とは?

地すべり

比較的緩やかな斜面において、地中の粘土層など滑りやすい面が地下水の影響などでゆっくりと動き出す現象が「地すべり」です。

最近の土砂災害

 

令和3年8月豪雨による土砂災害

 令和3年8月11日から15日にかけて前線が本州付近に停滞し、この前線に向かい南から暖かく湿った空気が流れ込んだことで、県内では特に13日から14日にかけて断続的に激しい雨が降り続きました。その結果、県内のアメダス観測地点32地点のうち3分の2以上の地点で8月の1ヶ月分の降雨量としては過去最大値を超える降雨量となりました。中でも、中津川市付知では24時間降雨量が290.0ミリ、72時間降雨量が456.5ミリ、恵那市恵那では72時間降雨量が328.0ミリと、いずれも観測史上1位の値を記録しました。

 この豪雨により、東濃地域を中心として土砂災害が発生し、緊急な対応が必要であったことから、災害関連緊急砂防事業の採択を受け、事業を実施しました。

被害状況 写真

被災状況(寺沢川:中津川市馬籠地内)

被害状況 写真

被災状況(寺沢川:中津川市馬籠地内)

対策完了 写真

対策完了(寺沢川:中津川市馬籠地内)

令和2年7月豪雨による土砂災害

 平成24年9月17日から9月19日にかけて、九州の西の海上から日本海を北北東に進み沿海州で温帯低気圧に変わった台風16号に向かって南から湿った空気が流れ込んだため、大気の状態が不安定になりました。特に、岐阜県では18日明け方から19日朝にかけて所々で激しい雨が降り、春日観測所(揖斐郡揖斐川町)では24時間で500ミリ、1時間では54ミリ、下山観測所(大垣市上石津町)では24時間で435ミリ、1時間では70ミリの降雨を観測しました。
 この豪雨により西濃地方を中心として土砂災害が発生し、緊急な対応が必要であったことから災害関連緊急砂防事業の採択を受け、事業を実施しました。

被害状況 写真

被災状況(高天ヶ原谷:下呂市小坂町地内)

対策完了 写真

対策完了(高天ヶ原谷:下呂市小坂町地内)

被害状況 写真

被災状況(大ヶ洞:下呂市萩原町地内)

対策完了 写真

対策完了(大ヶ洞:下呂市萩原町地内)​

平成30年7月豪雨による土砂災害

 6月26日から7月8日は本州付近に停滞する梅雨前線に、南から暖かく湿った空気が流れ込んだため、大気の状態が非常に不安定となり前線の活動が活発となり、広範囲かつ長期にわたる記録的大雨になりました。県内3地点で降り始めからの雨量が1,000ミリを超えたほか、県内のアメダス観測地点32地点のうち16地点において72時間雨量が観測史上1位を記録し、県内初となる大雨特別警報が16市町村に発表されるなど、記録的な豪雨となりました。

 この豪雨により、土砂災害が発生し、緊急な対応が必要であったことから、災害関連緊急砂防事業の採択を受け、事業を実施しました。

被害状況 写真

被災状況(家之洞:郡上市八幡町地内)

対策完了 写真

対策完了(家之洞:郡上市八幡町地内)

被害状況 写真

被災状況(コカ谷:飛騨市宮川町地内)

対策完了 写真

対策完了(コカ谷:飛騨市宮川町地内)