ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > 産業・農林水産・労働・観光 > 森林・林業・木材産業 > 木材産業 > 「ぎふ清流GAP」の認証~原木しいたけ生産者2者が認証取得~

本文

「ぎふ清流GAP」の認証~原木しいたけ生産者2者が認証取得~

 岐阜県では、安心と信頼のある農林産物を消費者へ提供するため、令和2年11月から「ぎふ清流GAP(※)評価制度」をスタートし、制度に取り組む生産者の拡大を図るとともに、消費者への認度向上の取組みを進めています。

 

※GAP(Good(良い)Agricultural(農業)Practice(実施))は、農林水産省では「農業生産工程管理」と訳され、食品安全、環境保全、労働安全などの観点から、農業生産工程に潜むリスクを管理し、持続的に農業を行うための取組みです。残留農薬基準値超過、食中毒や異物混入の発生、農薬や肥料の不適切な使用による環境汚染、農業機械作業中の巻込みなど農作業事故を未然に防ぐための取組みを行うことにより農業生産活動に対する信頼性を高めることにつながります。

 

 令和3年12月21日、この制度を推進するためのフォーラムが岐阜市の都ホテル岐阜長良川で開かれ、県内の10者が新たに認証を受けました。可茂管内からは、原木しいたけを生産する「MADE IN ブラザーズ」の横田千洋氏(加茂郡川辺町)、「棚田しいたけ」の藤井昌弘氏(加茂郡白川町)の2者が認証を受けました。

 会場には、日ごろ目にすることのない肉厚の原木しいたけが展示され、参加者から注目を浴びていました。しいたけ原木の価格が高騰する厳しい生産状況の中、お二人はぎふ清流GAPの取り組みを更にすすめ、安全で、生産工程にも信頼のある原木しいたけを生産し、消費者へ届けていくという思いを新たにしておられました。

 

「MADE IN ブラザーズ」 横田千洋氏 展示ブース

 

「棚田しいたけ」 藤井昌弘氏 展示ブース

 

 同フォーラムでは、ぎふ清流GAP農産物の認知度向上と取引拡大を図るため、これらを取り扱う流通・販売業者等を登録する「ぎふ清流GAPパートナー」の登録証授与式も行われました。会場では、同制度の認証を受けた食材を使った料理が展示されており、今後の原木しいたけの消費拡大につながるものと期待されます。

 

制度の認証を受けた食材を使った料理

 

 可茂農林事務所では、ぎふ清流GAPの認証生産者に対し、引き続き、技術的支援や認知度向上などに取り組んでまいります。

<外部リンク>