病気やケガをした野生鳥獣を見つけたら

　野生鳥獣は生態系を構成する重要な要素であり、自然の中で生き、死ぬことが健全な生態系の維持に貢献します。

• 野生鳥獣との関わり方は、伴侶動物（犬・猫などペットのこと）や産業動物（牛・鶏など家畜のこと）を対象とした愛護・福祉とは異なります。
• 自然界で傷ついたり、死んだりした野生鳥獣は、他の動物の糧となって生態系が維持されています。自然のまま見守ってください。

ただし、絶滅危惧種は個体の減少が個体群の減少に影響する場合も考えられるため、傷病鳥獣の救護を行っています。

• 傷病鳥獣の救護は、「種の保存法」の国内希少野生動植物種の鳥類とオオタカ、ハイタカ、フクロウが対象となります。
  国内希少野生動植物種一覧＜外部リンク＞
  主な対象種：オオタカ、ハイタカ、フクロウ、ハヤブサ、ライチョウなど
• 野生復帰が見込まれる個体を対象とし、治療・リハビリを行い、野生復帰を図ります。

ご不明な点がある場合は、お住まいの市町村を担当する県事務所等にご連絡ください。

県事務所等連絡先

関連事項

• 野鳥のヒナをみつけたらどうしたらいいの？[PDFファイル／833KB]（岐阜県HP）
• 野鳥における鳥インフルエンザについて（岐阜県HP)
• 多数の野鳥が衰弱・死亡している場合（ページ内リンク）
• 野生鳥獣を飼ってもいいの？（ページ内リンク）
• 野生鳥獣の死体を見つけた（ページ内リンク）
• 足環のあるハト・野鳥を拾った（ページ内リンク）
• 傷ついたカモシカを見つけた（ページ内リンク）
• 傷ついた猫・犬を見つけた（ページ内リンク）

多数の野鳥が衰弱・死亡している場合

鳥インフルエンザなどの感染症の可能性があります。
触らずに、お住まいの市町村を担当する県事務所にご連絡ください。
野鳥における鳥インフルエンザについて（岐阜県HP）

野生鳥獣を飼ってもいいの？

「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律（鳥獣保護管理法）」により野生鳥獣の無許可での捕獲や飼育は禁止されています。
　鳥獣保護法の概要（環境省）＜外部リンク＞

野生鳥獣の死体を見つけた

土に還るような場所でない場合は、お手数ですが直接素手で触らないようにしてビニール袋に入れ一般ごみとして処分してください。
作業した後は、手洗いをしてください。

足環のあるハト・野鳥を拾った

足環の付いたハトはレースバト（飼育動物）です。足環記号により飼い主が判明する場合があります。
金属製足環をつけた野鳥は、渡り鳥等の調査研究のため放鳥しているものです。

問い合わせ先

鳥類標識調査について（環境省・山階鳥類研究所）＜外部リンク＞

傷ついたカモシカを見つけた

カモシカは文化財保護法に規定する特別天然記念物に指定されています。
触らずに、見つけた市町村の教育委員会に対応をご相談ください。
＜注意事項＞
幼獣が1頭でうずくまっている場合は、そのままにしておいてください。親が子供をおいて餌を食べに出かけています。誤って保護しないようにしてください。

傷ついた猫・犬を見つけた

飼い主不明の傷ついた犬や猫を見つけた場合は、お住まいの市町村を担当する保健所にご相談ください。

問い合わせ先