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主伐・再造林の推進

 可茂農林事務所管内では、総面積の7割が森林で、その面積は約6万ヘクタールです。そのうち6割近くを占めるスギやヒノキなどの人工林は、若い林が少なく、その多くは46年生以上の成熟した林で、木材資源として本格的な利用期を迎えています。

 この充実した資源を伐採(主伐)し、木材として住宅などに利用することで、木材資源の利活用に加え、二酸化炭素を固定し、地球温暖化を防ぐ効果が期待されます。また、主伐をした後に苗木を植えて(再造林)、年齢の若い林を整備していくことにより、森林の年齢構成を均一にして、次世代へ安定的な木材資源を供給していくことが可能になります。

 このため、県では、将来にわたり森林資源を循環利用するとともに、次世代に豊かな森林をつなぐ「主伐・再造林」を進めています。

 加茂郡八百津町地内において、八百津町森林組合が令和元年度から2年度に、国の補助事業を活用して「主伐・再造林」を実施しました。植栽地ではニホンカモシカやニホンジカによる苗木の食害を防止するため、苗木1本ごとに獣害防止のツリーシェルターを設置しています。この保護材のチュ-ブは環境保全のため生解性プラスチックを使用しています。

 この事業地は、高低差215メートルの日本一高いバンジージャンプで有名な「新旅足橋」からよく見えます。お立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。

 

【事 業 概 要】 

事業実施年度:令和元年度~2年度

事業名:林業成長産業化森林整備事業他

事業実施主体:八百津町森林組合

実施面積:7.96 ha

植栽樹種:スギ

 

1

効率的に作業道を整備した再造林地

 

2

ツリーシェルター

 

3

新旅足橋からみる再造林地

 

 

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