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今年度の名滝遺跡の発掘作業が終了しました

名滝遺跡発掘作業概要報告

名滝遺跡(なたきいせき)は、瑞浪市土岐町に所在し、縄文・中世の遺物の散布地として知られてきました。令和2年5月から8月まで発掘作業を行い、掘立柱建物2軒の他、耕作痕跡と思われる溝状遺構群、柵列、柱穴、土坑などを確認しました。

確認された土坑の形状や規模、配列等から、調査区東側は、東西を軸とする耕作地と見られ、西側は耕作に関連する施設等が存在していたことが伺えます。

 

D地区北部で確認した溝状遺構群の写真です

溝状遺構群(西から)

 

今回の調査で出土した遺物は、山茶碗や中近世陶磁器が中心ですが、土師器や須恵器も少数ながら出土しました。また、土坑からは近世のものと推定される甕や桶状木製品が出土しました。このことから、縄文・中世に加え、近世においても人々が活動していたことが伺えます。今回の調査で確認されたことを踏まえ、今後、詳細な検討を行っていく予定です。

 

近世のものと推定される甕です

近世のものと推定される甕

 

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