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中切上野遺跡の様相が見えてきました

中切上野遺跡の整理等作業を進めています

中切上野(なかぎりうわの)遺跡は、平成29年度と30年度に発掘作業を実施しました。今年度は、29年度の発掘区から見つかった遺構と遺物を中心に整理等作業を進めています。その中で、竪穴建物から出土した縄文土器は、縄文時代前期中葉から後葉にかけてと中期中葉から後葉にかけての2時期に分けることができることから、この2時期を中心として集落が営まれていることが分かりました。また、弥生時代以降の出土遺物は少なくなりますが、弥生時代中期に土坑墓、古墳時代初頭に墳墓や方形周溝墓がつくられていることから、当該地が集落ではなく、墓域として断続的に利用されていたことが分かりました。

平成29年度に発掘作業を実施した中切上野遺跡の発掘区です

平成29年度発掘区

縄文土器の破片を接合し、1つの土器に復元しています

土器復元作業の様子

 

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