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王冠のような装飾を持つ奥美濃の火炎土器

【逸品No.1】王冠のような装飾を持つ奥美濃の火炎土器

逸品情報

装飾土器1

装飾土器展開図
展開図

概要

縄文土器(深鉢)口径:35.0cm器高:36.0cm
美濃地域を中心としてみられる縄文時代中期後半の装飾土器です。
長野県から新潟県で多く出土する縄文時代中期の火炎土器のように、王冠のような立体的装飾をもつことで、「奥美濃の火炎土器」と称されることもあります。土器の外面に張り出すように粘土ひもを貼り付けて装飾を施しており、上を向いたり横を向いたりする突起や粘土ひもを細かく刻む文様が、流れる水の躍動感を表現するようでもあり、「清流の国ぎふ」を象徴する土器ともいえます。

出土遺跡

戸入村平遺跡(揖斐郡揖斐川町戸入字村ノ内(旧徳山村))
揖斐川支流西谷(にしだに)の河岸段丘に立地する遺跡で、他に縄文時代中期の竪穴建物や、縄文時代後期と晩期の土器を棺に使った墓の跡などがみつかりました。

出土状況

竪穴建物の埋土から出土しました。建物が廃絶され、埋まっていく過程の中で廃棄されたものと考えられます。

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