本文
岐阜県森林研究所は、ヒノキの根元が内部から腐ってしまう「根株腐朽被害(ねかぶふきゅうひがい)」について、県内の実態をまとめた研究成果を、1月22日、県庁で発表しました。
高級な材木として知られるヒノキは、腐っている部分があると木材としての価値が下がってしまいます。
県森林研究所では、被害の実態把握と原因究明を行うため、3年をかけて県内全域の86箇所で約9000本に及ぶ切り株の調査を行いました。
今回の調査研究で、被害が発生している場所や原因、診断方法などが初めて明らかになりました。
これによりますと、動物や昆虫などがヒノキにつけた傷から病原菌が侵入して、ヒノキを腐らせることを突き止めました。傷がついたヒノキを早期に伐採すれば、腐る前の高品質な木材として利用できる可能性が高まり、さらに、傷を予防することで腐らせずに良質な木材を生産することができるということです。
この調査研究が評価され、都道府県の研究員として初めて森林研究所の片桐奈々(かたぎり なな)専門研究員が、「樹木医学会奨励賞」を受賞しました。
県森林研究所の片桐奈々(かたぎり なな)専門研究員は、「全国に無いような規模で調査ができて良かったです。この受賞を励みに、より岐阜県の高品質なヒノキ材を作ることに貢献するような樹木の病害対策の研究を行っていきたいと思います」と話しました。
