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クマの人身被害防止の新たな対策としてドローンを使った追い払いを、11月14日、飛騨市内の果樹園で行いました。
今年度、県内ではクマの出没情報が非常に多く、人身被害も発生していて、こうした状況を受け、出没情報が多く、人身被害も発生している飛騨市でクマの追い払いを行うこととしました。
今回は、スピーカーと花火を搭載したドローンを2台飛ばし、クマが嫌がる犬の鳴き声を流したり、花火を発射して大きな破裂音を鳴らすことで、クマを山の奥へ追い払い、人家のある集落にクマが出てこなくなることを目指しています。
果樹園の担当者は「りんごの収穫が終われば、今度は集落の方に行くクマがいるかもしれないので、できるだけ今のうちに近づいてこないようにしてもらえたらありがたい」と話しました。
県環境エネルギー生活部の吉川尚文(よしかわ なおふみ)次長は、「今後はクマが出没した証拠となる糞や果実を食べた形跡が減ったのかどうかを確認し追い払いの効果を検証したい」と話しました。
県は今回の結果を踏まえ、今後、高山市や中津川市でも同様の取り組みを進める予定です。
