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農作物をサルから守ろうと、サルの群れの捕獲に向けた実証実験が、10月30日、飛騨市で行われました。
この取り組みは、県の政策オリンピックで先端技術賞を受賞した飛騨市鳥獣被害対策協議会の事業で、サルに(Apple社製の)「エアタグ」という位置情報を把握できる装置を装着して、得られた位置情報から、AIがサルの行動を予測する先進的な手法が導入されています。
今回は、飛騨神岡高校の屋上で、エアタグから位置情報の受信を行うためのスマートフォンを取り付けたバルーンを飛ばし、担当者が位置情報の精度や、高度の有効範囲などを確認していました。
飛騨市鳥獣被害対策協議会の担当者は、実際には立地などの難しい点もあるため、得られた情報を有効に活用しつつ、欠点を見出して、今後検討していきたい」としたうえで、「今回の取り組みで、有効に使える部分はぜひ他でも参考にしていただきたいので、情報はどんどん発信していきたいです」と話しました。
