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高校生に県内の観光産業で働く魅力をPRしようと、7月4日、講演会を開催しました。
岐阜県に宿泊する外国人が昨年過去最高を記録するなか、観光産業に従事する人材の確保が課題となっています。
今回は、県立岐阜総合学園高等学校で観光ビジネスを学ぶ3年生35名が参加して、岐阜県の観光施策について説明を受けたあと、高山市の旅館「本陣平野屋」(ほんじんひらのや)の若女将、有巣紗織(ありす さおり)さんの講演を聞きました。
有巣さんは、「旅館業で一番大切なのはあいさつです。元気なあいさつはリピート率の向上にもつながります。外国のお客様にもその方の国の言語であいさつができるようにしています。」としたうえで、「コミュニケーションが苦手という人でも、すごいと思える先輩を見つけて真似をしていくと、接客業はどんどん楽しくなっていきます」と話しました。
参加した、観光ビジネス系列3年の奥村心(おくむら しん)さんは、「おもてなしの心はどの仕事でも大事なことなので、話し方や姿勢、人の話の聞き方などを勉強して将来につなげていきたいと思います」と話しました。
同じく、観光ビジネス系列3年伊藤直花(いとう なおか)さんと森本 彩音(もりもと いお)さんは、「岐阜県は文化や自然の観光資源が多く外国からも注目されていることを学んだので、それをアピールできるような人間になりたいと思いました。」とか、「将来観光に関わる仕事につきたいと考えているので、有巣さんのように、海外の人にその国の言語であいさつすることを実践していきたいと思います。」と語りました。