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マイクロワーク(超時短勤務)など新たな働く環境づくりの先進事例を学ぶセミナーを、4月9日、県庁で行いました。
このセミナーでは、中小企業の働く環境づくりを支援する商工会や支援機関などの関係者を対象に、講師による先進事例を紹介し、今回はオンラインの参加を含め、約260名が参加しました。
江崎知事はあいさつで、「一番生産性の高いところを選んで働いてもらえるのが『働いてもらい方改革』です。まさにこの国の未来の形だと思います。」と話しました。
続いて、岐阜市で衣類のプリントなどを手掛ける株式会社坂口捺染(なせん)の坂口輝光(さかぐち てるみつ)代表取締役が、「経営者は従業員に全てを尽くせ!」をテーマに講演を行いました。
坂口捺染では、マイクロワークなど従業員が自由に勤務時間を決められ、子育て中の女性や障がいを持つ従業員でも柔軟に働ける環境を取り入れています。
坂口さんは、「企業にとって都合のいい人を雇おうとするから人手不足になります。」と話したうえで、「従業員一人ひとりと向き合うことが大切です。人間味を大事にする企業が強くなると思います。」と語りました。
参加者はメモを取るなど、熱心に耳を傾けていました。