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芸術文化の分野で優れた功績をあげた個人や団体を表彰する「岐阜県芸術文化顕彰・奨励」の表彰式を、2月19日、岐阜市内で行いました。
今年度の、芸術文化顕彰は、陶芸家の鈴木徹(すずき てつ)さん、琵琶奏者の田中旭泉(たなか きょくせん)さん、小説家の米澤穂信(よねざわ ほのぶ)さんの3名が受賞しました。このうち、米澤さんは、「顕彰を誇りに思っています。小説は森羅万象、古今東西のあらゆるものを糧として、ふるさとという土壌のもとで大きな花を咲かせるもの。これからも良い花を咲かせていきたい」と話しました。
芸術文化奨励では、ピアニストの粥川愛(かゆかわ あい)さん、日本画家の神戸智行(かんべ ともゆき)さん、箏奏者の鹿野竜靖(しかの りゅうせい)さん、打楽器奏者の松尾志穂子(まつお しほこ)さんの4名と、県立関高等学校地域研究部が受賞しました。このうち鹿野さんは、「大変光栄です。音楽を通じてふるさと岐阜の魅力を日本中に、世界中に発信できるよう、これからも努めてまいります」と受賞の喜びを語りました。
江崎知事は、「おめでとうございます。これからも挑戦を続けていただき、皆さんがそれぞれの分野を切り開いていってください」と激励しました。
この顕彰は昭和26年に創設され、累計291の個人と団体を、奨励は昭和49年に創設され、これまで246の個人と団体をそれぞれ表彰しています。