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早いもので、2012年も過ぎようとしています。
今年一年は、まさにスポーツイヤーであったと思います。
5月に2回目の開催となった「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」は、1万人以上のランナーがエントリーし、秋には全国で9番目となる国際陸上競技連盟ブロンズラベルをいただきました。8月には、ロンドンオリンピックで、岐阜県出身者の活躍が報道されました。
そして、9月。47年ぶりとなる「第67回国民体育大会・ぎふ清流国体」、そして、「ぎふ清流大会」では、県民総参加による"手作り"のおもてなしが100万人を超える方々に十分満足していただきました。また、念願の天皇杯・皇后杯を獲得することができました。さらには、民泊や地域あげてのおもてなしにより、皆さんの心がひとつになり、地域の絆が深まりました。
皆さんの底力と心のこもった"おもてなし"は、岐阜県の宝です。皆さんとともに歩み、感動を分かち合ったこの経験を未来づくりへと、大きく育てていけるようにしていきたいと思います。
よい年をお迎えください。
そして、皆さんにとって、来年も良い年となることをお祈りいたします。
ソニー美濃加茂サイトが、来年3月で閉鎖となることが発表されました。
本日、可児市長、川辺町長、美濃加茂市副市長、そして岐阜地方労働局長らとともに、ソニー本社にお邪魔しました。
2千人以上の従業員が働く大きな企業(工場)の閉鎖は、小さな町が消滅するほどの衝撃で、皆さんの生活に影響するばかりか、地域の産業・経済に計り知れない影響を与えます。
また、日本人のみならず、可茂地区の日系ブラジル人をはじめとする多くの外国籍県民の方々が、関係する企業に従事されており、この地で住居を構え、そして、この地で生活をしたいと考えておられます。
先ずはソニー美濃加茂サイトの閉鎖を再考していただけないか、また、どうしても閉鎖せざるを得ないのであれば、その雇用、生活、地域経済などへの影響をできる限り緩和するための最大限の努力を求める要望をいたしました。
ソニー本社の経営陣からは、今回の閉鎖は苦渋の決断であったことが説明され、影響は十分承知しているので、できるだけのことはしたいとのコメントをいただきました。
県としても地元自治体らと連携して、雇用者の方々が安定した生活を営むことのできるよう、雇用の創出、生活の安定などに最大限の政策努力をしてまいります。
今日は、柳ケ瀬地区で、年末年始における犯罪・事故の未然防止を図る巡視活動に参加しました。
巡視には、中警察署管内の警察官の皆さんのほか、普段から防犯防止、交通安全防止のためにご尽力されている「徹明校区の安全を見守る会」、「明徳校区自治会連合会」、「柳ケ瀬防犯モデル地区委員会」、「岐阜観光社交事業協会」、そして「岐阜中地区交通安全協会」の皆さんとともに、巡視活動を行いました。
「地域の安全は、地域で守る」を基本に、地域の皆様には犯罪のない安全で安心なまちづくりに取り組んでおられることに感謝します。
みなさんも、年末年始と忙しい日々が続くと思います。
くれぐれも犯罪や事故に巻き込まれないよう、十分注意して良い年をお迎え下さい。
県では、「次世代エネルギービジョン」を発表するとともに、一昨年来のソーラーハウスの試験的運用や小規模水力発電の実用推進など、次世代エネルギーシステム構築を着実に進めてきました。今日は、美濃加茂市内の「牧野ふれあい広場」の一部を利用し、メガソーラー施設を建設する運びとなり、建設・運営される企業さんと協定締結式を行いました。
この施設は、6,500枚もの太陽光パネルにより、年間発電量は、一般家庭が使う電気1年分として、約450世帯の電力をまかなうことができます。また、パネルの下に半日陰に適した植物(農作物)を植えることにより、自然にマッチした施設となります。農作物を栽培し販売することで、雇用創出を含めた施設としては、全国初となります。
この施設には、非常用コンセントや夜間照明を設置するほか、災害時には、機材置き場や飲料水などの集積場所として提供されるなど、多角的な機能を発揮します。
今後も、エネルギー問題の解決が大きな国民的課題として浮上する中、皆さんが安全で、安心して暮らすことのできるシステムの構築を目指していきたいと思います。