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今日は、パリから車で1時間半ほど離れたシャルトル市で開催される「第3回日仏自治体交流会議」に出席し、「グローバル化」について、岐阜県での取り組みについて、報告させていただきました。
シャルトル市は、留学時代に何度も行ったことのある町で、シャルトル大聖堂を中心に、田園風景が広がる田舎町だと記憶していましたが、今回37年ぶりに訪れてみて、町並みがすっかり変わり、活気のある観光都市となっているのにびっくりしました。
プレゼンでは、100年前からフランスと岐阜県は、航空機産業を巡って交流があったことをご紹介しました。特に、当時航空機技術が世界一であったフランス人技師一行を本県にお招きした際の数枚の写真をお見せしました。
先ず、岐阜市内での歓迎式典で、岐阜駅前に実物大の凱旋門を木組みと杉の枝で作った写真です。寸分違わず作成した木(杉)製の凱旋門に、会場では、大きなどよめきが起こっていました。
さらに、100年前の鵜飼いの写真と、先日クリスチャン・マセ駐日フランス特命全権大使一行が来岐され、鵜飼いに乗船された写真を対比し、ご紹介しましたところ、全く同じアングルから撮られた100年前と現在の変わらぬ日仏交流の姿に、驚きと笑いが巻き起こっていました。
報告後には、多くのフランスの市長から、「岐阜県の取組はすばらしい!」「フランス語を話す地方自治体の長を初めて見た」、さらには「3回目の会議にして、ようやくフランスと日本との交流らしい交流のプレゼンを聞くことができた」などのご感想をいただきました。
フランスのシャルトル市で開催される「第3回日仏自治体協力会議」のゲストスピーカーとしてプレゼンを行うために、フランス・パリに出張しています。
フランス滞在となる2日目、かねてからお会いしたいと思っていた方との面談が実現しました。
実はその方は、フランス・オランド政権の目玉人事マリリーズ・ルブランシュ国家改革・地方分権・公務員担当大臣です。
シラク政権から実に4回、様々な大臣ポストを経験されており、フランスにおける地方分権改革の過去、現在、そして、これからの展望を語ることのできる重要人物です。
聞くところによれば、日本の都道府県知事が、ルブランシュ大臣と直接お会いできるチャンスを与えられたのが、私が初めてのようです。彼女と会えることを楽しみに、門をくぐりますと、まさにご本人が玄関前に立っておられ、私たちを歓迎してくださるというVIP待遇。さらに、面談会場に入ると、大勢の大臣スタッフが私たちを出迎えるという、これまた大変異例なVIP待遇を受けました。
大臣を知る関係者からは、「これほどまでのVIP待遇をしてもらえるのは初めて。」とびっくりされておられたようです。
大臣からは、現在のフランス政府が進める地方分権改革の現状と課題を説明いただきました。その中には、州や県の意見を聞かなかったサルコジ前政権の地方分権改革には、不信感を抱いており、現政権はその不信感を払拭するため、州や県と意見調整をしっかりと行いながら、権限を強化・明確化しているとの発言がありました。また、フランスでは市町村の合併は、歴史的にも非常に困難であり、広域行政(コミューンの連合)を強化するために、コミューンを合併させることは極めて困難などと述べられました。
オランド政権発足後100日を迎えた今日、大臣の公務が数分単位で動いているにもかかわらず、なんと1時間以上にもわたり、フランス・日本両国の地方分権改革について、活発な意見交換ができる機会をいただいたことに感謝申し上げます。
今日は、都内のスタジオで、岐阜県出身の俳優、伊藤英明さんと面談をしました。
今回は、ぎふ清流国体の総合開会式の案内役とナレーションをお願いに行きましたところ、二つ返事で快諾されました。
彼は、昨日まで米国で撮影があったとのことで、お疲れではないかと思いながら、お話しを聞いていくうちに、彼は、私が住んでいた町の近くの出身で、実は小学校も私の甥(弟の息子)と同じ西郷小学校だと分かり、意気投合してしまいました。
また、彼のお亡くなりになられたお祖父様は、大変厳格な方だったとのことで、ふるさと岐阜での47年ぶりの開催となる「ぎふ清流国体」での大役に抜擢されたことを聞けば、さぞや喜んだことだろうと瞳を潤ませながら話されました。
彼は、岐阜は米国でいうロサンゼルスのようなところで、いろいろな文化や人が融合していること、さらに、映画祭などをはじめ、岐阜の活性化のためのアイディアについても大変熱く語られました。
あの「海猿」の仙崎そのままの熱血漢ぶりでした。
来月、再来月に控える両大会の開会式、閉会式のリハーサルに出席しました。
会場となる岐阜メモリアルセンター周辺では、両大会に出演される皆さんが、汗を流しながら練習に励んでいました。
演技される方、ボランティアの方、観覧席で応援される方をあわせると、2日間で約2万2千人の方が参加されました。演技を拝見させていただきましたが、皆さんが、今まで一生懸命練習されてこられたことが一目でわかりました。
あいにく、土曜日の夕刻に行われる予定であった「ぎふ清流国体閉会式」のリハーサルは、突然降り出した雷雨によって、中止となってしまいましたが、屋内に場所を変えて、園児たちが、元気いっぱい「ミナモダンス」を踊る姿を拝見させていただきました。
これまでの、みなさんの努力に感謝申し上げるとともに、残り1ヶ月の間、体調管理を万全にしていただき、本番を迎えてもらいたいと思います。
当日、みなさんと一緒に、笑顔で他県から訪れるみなさんをお迎えできることを楽しみにしております。
今日は、養老町で鈴木三重県知事をお招きし、両県のさらなる活性と協力に向けて、様々な分野で話し合いを行いました。
三重県知事からは、先月三重県が国から医薬品などの研究を開発促進特区となったことをきっかけに、医療機器開発で、両県と三重大学、岐阜大学の実務者による連携会議を開催したいとの提案がありました。私としても望むところで、年明けには、実務者レベルでの会合を開くこととなりました。
私からは、東海環状自動車道東回りルートの整備により、観光客が9%増えたこと、交通網の発達により、昨年、工業立地の伸びが全国一になったことを挙げ、西回りルートを早期に全面開通できるようお互いに協力していくことを提案しました。鈴木知事からは、「地域の魅力を高める道路整備を早急に進めていきたい。」と、心強い言葉をいただきました。
これからの両県のさらなる連携が期待できます。