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この度、音楽家の坂本龍一さんが代表を務めている森林保全団体「モア・トゥリーズ」と岐阜県とが、本県の自然を活用した持続可能な森林づくり、地域づくりに連携して取り組むこととなりました。
当日は、あいにくの雨模様でしたが、坂本さんとともに加子母内の認定林を視察してまいりました。坂本さんは、今回、初めて岐阜に来られたとのことでしたが、岐阜の豊かな自然を大変気に入られたようでした。視察後は、坂本龍一さんとともに、中津川市の「かしも明治座」で行われた包括的事業連携協定の調印式に出席しました。
今回の「モア・トゥリーズ」との協定などを通して、岐阜県のすばらしさ「清流の国ぎふ」を全国にアピールしていきたいと思います。
昨年8月に岐阜県震災対策検証委員会の提言を受け、11月に改定した岐阜県地域防災計画に基づき、本日、「原子力防災訓練」を行いました。岐阜県庁では、東日本大震災による福島原発の事故を踏まえて組織を見直し、4月1日から「原子力防災室」を新設する予定ですが、今回の訓練では新体制のもとで訓練を行うこととしました。福井県と共同で、若狭湾沖での地震発生に伴う原子力発電所の事故発生時にいかに迅速に対応できるかということに着目し、放射性物質の拡散予測、モニタリング、ヨウ素剤の確保、県民の方々への広報の仕方など、初動対応を中心にチェックを行いました。
この訓練を通じて浮かび上がった課題や改善点は、詳細に検証し、国や関係機関とも調整を行い、岐阜県の防災計画・体制に反映していきます。次回以降も、ありとあらゆることを想定しながら、訓練を行っていきたいと思います。
東日本大震災発生から、今日でちょうど1年が経ちました。本日、追悼や復興への想いをこめて、長良川河畔で「3・11ぎふ祈り・絆プロジェクト−3・11こよみのよぶね−」を催させていただきました。
この日は岐阜市内でも5cmもの積雪があったほどの寒さでしたが、被災地から岐阜県内に避難されている方々を始め、多くの人に来ていただき、「3」と「11」を象った「こよみのよぶね」を流したほか、それぞれの想いを込めたメッセージを書いた行灯を作り、浮かべました。また、甚大な被災地の一つである岩手県大槌町でも、日比野克彦さんが中心となって、「慰霊こよみのよぶね」が実施され、岐阜と呼応して「3」と「11」のこよみのよぶねを浮かべました。現地の日比野さんからは、岐阜の長良川に集まった方々に直接メッセージをいただきました。
私も行灯に思いをこめて、「心と心はひとつ」そして、「届けようスポーツの力を東北へ」と書かせていただきました。「届けようスポーツの力を東北へ」は、先日開催されたぎふ清流国体冬季大会のスローガンです。東北と岐阜県との心と心の繋りを強く感じた夕べでした。
岐阜は、アパレル産業のメッカとして全国に名をとどろかせていますが、今日は、岐阜アパレルの総合展示会「第21回ア・ミューズ岐阜」のオープニングに出席しました。
今回は、未来のデザイナーを目指す学生の皆さんとの合同イベントや、公募で選ばれた皆さんがコーディネートした最新の春夏物が、開放的な空間の中で展示されております。ディスプレイされたファッションを拝見させていただきましたが、一足早く春、夏の訪れを感じました。今回の全体テーマは、「REVIVE・・甦(よみがえ)る」で、昨年3月11日に発生した東日本大震災からの復興や、岐阜市内の繊維業界を甦らせるという思いが込められています。
今年8月には岐阜駅前にアパレルを含む商業、業務、ホテルなどが入った複合施設「岐阜スカイウイング37」が完成します。また、10月には、「ぎふ清流国体」「ぎふ清流大会」が開催され、20万人以上の方が岐阜を訪れ、延べ80万人以上の方々との交流が生まれます。この機会をチャンスと捉え、全国各地からバイヤーさんが問屋街を訪れ、多くの人でにぎわう岐阜駅前にしていきたいと思います。
今日は、政府主催の社会保障と税の一体改革の説明会に出席される小宮山厚生労働大臣と面談しました。
私からは、岐阜県の現状(県の医療費や介護費用等の社会保障関係費が、右肩上がりに増加し続け、4年後の平成28年度には、社会保障関係経費が公共事業費を上回ると見込まれることなど)をご説明し、国における社会保障制度改革の詳細を早急に明らかにし、県民が将来に希望を見いだせるような社会保障制度に向けた具体的なプランを示していただくよう要請いたしました。
短い面談時間ではありましたが、岐阜県の現状を大臣に直接お伝えすることができ、大変有意義な面談となりました。