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昨年6月に、天皇皇后両陛下のご臨席を賜り、海づくり大会史上初めて、河川を舞台に全国豊かな海づくり大会を開催いました。これには30万人もの県民の皆様に参加していただきました。早いものですでに1年が経過しました。
本日、同大会を振り返る1周年記念行事が開催され、当時天皇陛下がお詠みになられた歌の記念石碑のお披露目と、記念放流を行いました。
一年前を思い出させるような穏やかなお天気の下、あの幼稚園児の素晴らしい鼓笛隊、司会その他お手伝いいただいた小中学生の皆さんなど、さながら同窓会の趣きでした。多くの皆さんがあの感動を再び体感されたことと思います。
思えば、5年前に開催されました「全国植樹祭」と、「全国豊かな海づくり大会」を契機として、「清流の国ぎふづくり」の取り組みがスタートしたと考えています。
そして、来年、岐阜県で開催する「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会」は、清流三部作の総仕上げです。大成功に向けて県民総参加の運動を展開していきましょう。
昭和53年、全国に先駆けて期成同盟会が発足してから30年余の間、岐阜県がまるごと首都圏になるとの思いで、リニア中央新幹線の早期実現と県内駅の設置を目指して取り組んできました。7日にJR東海より、リニア中央新幹線の「概略ルート、駅位置」が公表され、中津川市周辺が駅位置及び車両基地となることが発表されました。この大きな節目を迎える中、定期総会が開催されました。
今のところ、リニア中央新幹線が走るであろう大まかな帯(ベルト)と駅位置のゾーンが発表されたところです。
今後、環境アセスメントの実施や、リニア関係施設の建設、駅へのアクセスの確保、コスト及びその負担についての合意形成、さらには、地域の活性化を視野に入れたリニア活用ビジョンづくりなど、課題山積です。
県民一丸となって一つ一つ、しっかりと課題を乗り越えていきたいと思います。
「ぎふ清流国体」を来年に控え、総合開会式まで残すところ480日となり、気運は日に日に高まっております。
本日、長良川国際会議場において、各団体の皆様や強化選手の皆様と気持ちを一つにし、「ぎふ清流国体」での天皇杯・皇后杯の獲得をめざすため、総決起大会を行いました。
今回の強化指定団体・選手をあわせると、実に250の団体と、1735名の強化選手の指定を行っております。
選手を代表して、成年男子ソフトボールから横山選手、成年女子スケートから石田選手、少年男子スキーから川上選手、そして少年女子剣道から二宮選手が、天皇杯・皇后杯の獲得を力強く宣言されました。
来年のこの大会は、先の震災から日本再生を目指すもの、いわば「復興のシンボル」として開催し、岐阜を元気に、そして日本を元気にするものであります。
皆様と一緒に開催を喜び、そして、天皇杯・皇后杯の獲得を喜びたいと思いますので、どうか、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
フランス共和国サルコジ大統領から、フランスにおいて権威のある「レジオン・ドヌール勲章」を受賞することとなり、本日、県美術館において大勢の方々にご臨席いただきました。
前々日から岐阜を訪問されていましたフィリップ・フォール駐日フランス大使から、フランス共和国大統領の名において勲章を授与していただきました。1802年にナポレオンが制定し、今日に至る国家最高勲章をいただけることは、私にとって、この上ない喜びです。私自身としては、レジスタンス文学としてのヴェルコールの「海の沈黙」に感動して以来、この40年間、様々な場面でフランスとフランス語にかかわってきました。フランス語を興味深くご指導いただいた方々、お世話になった多くの日仏の友人、国立行政学院(ENA)での厳しい勉学の日々、そして手強い交渉相手とのやりとりなど、色々と思い出しておりました。同時に、今回の受賞はフランスと交流を行ってこられた岐阜の皆様と一緒に受賞させていただいたものと深く感謝しております。そして、これからも岐阜とフランスとの交流の発展に大いに努力していきたいと考えております。
フィリップ・フォール駐日フランス大使がご夫人や大使館スタッフとともに岐阜を訪問しました。彼とは、私がフランスの国立行政学院(ENA((Ecolenationaled'administration)))に留学した際の同級生であり、「竹馬の友」と言える友人を岐阜にお迎えできることは大変嬉しい限りです。
彼は、岐阜を訪れるのが初めてでした。美濃市のうだつの上がる町並みや、高山市の古い町並み、白川郷、長良川の鵜飼いといった岐阜の観光地を訪れていただくとともに、美濃和紙や、酒蔵、ぎふ提灯などの伝統工芸を体感していただきました。大使夫妻は、本物の伝統文化にふれることができたと、大変感激されていました。
日本では、先の大震災の影響からか、海外での風評被害による欧米からの観光客が激減していることを大使に伝えましたところ、大使も同じ思いでした。今回大使ご自身が岐阜を訪問することを大々的にPRし、日本への観光客の回復にお役に立ちたいと、快く取材を応じていただきました。岐阜のPRに一役買っていただきました。
現在、大使の岐阜訪問を映像化し、欧米諸国に売り込む準備をしております。同時に、大使からは、風評被害が叫ばれている中で、しっかりとした海外への発信が不可欠であることを指摘された次第です。