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岐阜大学との、2回目の連携推進会議に出席してまいりました。岐阜大学とは、平成20年3月に連携協定を締結し、第1回目の連携推進会議では「環境」をテーマに連携を深めていくことを確認いたしました。今日は、「環境」と深い関わりのある「清流の国ぎふづくり」関連施策に加え、研究開発・モノづくり分野における産学官連携、地域医療・救急搬送の充実についても率直な意見交換をさせていただきました。また、先の東北地方での大地震発生に際し、ドクターヘリが現地へ向かい救急搬送支援を行っておりますが、こうした非常時には責任・役割の分担、指揮命令系統が曖昧になることがありますので、この機会に緊急時のルールを普段からしっかりと決めておくべきと強く申し上げておきました。
今回も学長、副学長、理事、各部長など15名の大学幹部にご出席いたいだきましたが、これほど多くの皆様と一堂に会し、意見交換を行うことが出来るというのは、大変貴重です。これからも、こうした機会を大切にしていきたいと思いますし、国際交流や、森学長からお話のあった森林分野など、新たな分野にも連携を広げていきたいと思っています。
今日は「高橋尚子杯ぎふ清流マラソン」の実行委員会総会が開催されました。マラソン大会当日の5月15日に、東北地方を中心とする大震災の被災地がどうなっているかは想像もつかず、開催について賛否両論あろうかと思います。しかしながら、本日の総会では、本大会は、被災地支援のために社会貢献を目指して開催することが委員の総意であることが確認されました。これは、大会長を務める高橋尚子さんの思いでもあると伺っております。開催にあたっては、「心と心をつなぐのは今〜RUNfor東日本〜」をキャンペーンワードに、新たにチャリティーエントリー期間を設けること、この間にエントリーされた方の参加料相当額を義援金とすること、大会の会場でも募金活動を行うことなどが決定されました。こうした趣旨にご賛同いただき、より多くの皆さんに参加していただくことが、被災地の支援にもつながります。ご一緒に復興を応援していただける方のエントリーをお待ちしております。
今日は、多治見、瑞浪、恵那、土岐の東濃4市の市長とともに、JR東海本社にお伺いし、山田佳臣社長とお会いしました。リニア中央新幹線のルート・県内駅位置の選定理由の明確化、駅建設費用の負担軽減、総合車両所の岐阜県内への設置、県内駅と各地を結ぶ鉄道アクセスの充実などを、直接お願いしてまいりました。山田社長からは、「情報交換を密にしたい。いただいた要望は、しっかりと受け止めたい。」とのお返事でした。リニア中央新幹線については、現在国の交通政策審議会において、ルート、建設主体・営業主体、整備計画などについて審議されており、近く答申が示される予定とも伺っております。早期実現に向けて、これからもJR東海とは、様々な形で議論を深めていきたいと思います。
昨日の東北地方太平洋沖地震の発生を受けて、本日も災害支援対策本部会議を開催いたしました。県内の道路、建物等の被害状況、県内企業が東北地方に持つ支店・工場等の被害状況について報告を受けるとともに、現在の県からの支援状況、今後支援要請が想定される事項について、幹部で情報を共有いたしました。長野県北部で震度6の地震が発生するなど、県内への影響もまだまだ懸念されることから、情報収集について万全を期すよう指示をいたしました。また、県内の被害状況を見極めた後は、おそらく想像を絶する被害が発生するであろうことから、刻々と変化する現地の状況を見極め、最大限の支援を迅速に行うことができるよう、要請の有無に関わらず準備を進めていかなければならないと思っております。
「ア・ミューズ岐阜」のオープニングセレモニーに出席いたしました。
岐阜のアパレル業界の代表的なイベントであるア・ミューズ岐阜も、今回で第20回目と、言わば成人式を迎えられました。正に大きく成長する時であり、本県のアパレル業界が一段と進化することを期待する次第です。昨年10月には、歴史ある「岐阜ファッションフェア」が幕を閉じました。それだけに、アミューズ岐阜にかかる期待には大変大きいものがあることでしょう。
県としても、今議会で議論していただいている来年度の予算では、「"変わる"中小企業」をテーマに、アパレル業界を含めて、県内中小企業のブランド作りを大いに応援したいと思っております。また、来年の国体に向けて、ミナモグッズの売れ行きは大変に好調です。アパレル業界におかれても、ぜひ新たなミナモグッズないしミナモファッションを開発していただき、国体マーケットを大いに活用していただきたいと思います。
サラマンカホールのパイプオルガンを活用して開催されている「スペインオルガン音楽アカデミー」で、これまで15回に渡り講師を務めていただいた、音楽家ギィ・ボヴェ氏とお会いしました。面談の中で、サラマンカホールのパイプオルガンは、ドイツ式とスペイン式の融合した、世界でただ一つしかない"日本式"のオルガンだと伺いました。世界的に著名なボヴェ氏から、県の財産でもあるパイプオルガンの価値を、高く評価するお言葉をいただき大変うれしく思っております。
ボヴェ氏には、平成6年の第1回から、のべ300名の国内外のオルガニストが学んできた本講座を、大いに守り立てていただきました。しかしながら、あまりにもお忙しく、岐阜へお越しいただく時間の調整が出来ないことから、今回が最後となってしまいました。これまでのご功績に対し、私から感謝状をお贈りいたしましたが、感謝状だけでは、とても感謝の気持ちを表しきれない気がいたします。
今日は、「岐阜県民間保育園連盟創立20周年記念祝賀会」に出席しました。創立20周年という記念すべき節目を迎えられたことをお慶び申し上げるとともに、日頃から、岐阜県の未来を担う子どもたちのために、熱心な取り組みを続けておられることに対し、深く敬意を表します。
先日、岐阜市内のある幼稚園において、園児が歌う「岐阜県民の歌」を聞く機会がありました。3歳から5歳の子どもたちの純真な歌声に心が癒されましたが、歌い終わった子ども達に、「ぎふ清流国体の開会式でも歌いたい」と話しかけられたことには大変驚かされました。ご承知のとおり、平成24年には、約50年ぶりに岐阜県で国体が開催されます。県では、これを一過性のスポーツイベントに終わらせることなく、本県の魅力の向上とその発信につなげていきたいと思っております。県保育園連盟の皆様にも、ぎふ清流国体を盛り上げていただきながら、子どもたちにも素晴らしい思い出を作ってあげられる、そんな取り組みをぜひお願いしたいと思います。
本県では、いわゆる地域資源を活かした特産品開発を通じて、地域活性化と新たな雇用の創出を目指す「地域振興チャレンジ事業」を実施しています。今回、この事業を実施している10の団体・企業の代表者の方々と意見交換をさせていただき、それぞれの団体・企業が開発された新商品の試食もさせていただきました。いずれの方も、地域の皆様と協力しながら、一生懸命取り組んでおられますが、その中でも例えば、コシヒカリの米粉を使った「蒸し餃子」や「あんしん豚」は、既に今年の夏に「道の駅茶の里東白川」で販売が予定されているなど、今後の展開が楽しみです。
これからもじっくりと取り組んでいただき、本県を代表する製品が誕生することを期待しています。
このところ、経済界の皆様にお会いする機会が続いております。2月25日には県経済同友会、3月1日には県の経営者協会、そして今日は中部経済連合会の役員の皆様と、それぞれに率直な意見交換をさせていただきました。
丁度来年度の当初予算をとりまとめ、発表したところであり、魅力ある「清流の国ぎふ」づくりを目指す政策の先頭に、「活力ある産業・雇用の創出」を位置づけております。具体的には、「"変わる"中小企業」をテーマに、県内中小企業の提案力、発信力を磨き、販路の開拓につながる施策を打ち出していきたいと考えております。これに対し、経済界の皆様からは、下請体質からの脱却、消費者に直結した"売れる商品"の開発、発信について、積極的な取組の紹介がありました。