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令和5年6月

6月30日(金曜)の公務報告

<10時00分~ 県庁で、県議会定例会に出席>

 本日は令和5年第3回県議会一般質問の3日目です。

 午前中は加藤大博議員(加茂郡)ら3議員から、午後は澄川寿之議員(岐阜市)ら4議員から、県政全般にわたりご質問をいただきました。

 平野祐也議員(各務原市)からは、「若年層の学業による県外流出を食い止めるための教育環境の充実について」として、学業を理由に県外流出している現状への課題認識と今後の方針について、ご質問がありました。

 高校について、全体として申し上げれば、少子化により児童・生徒数が減少する中でも、県立高校の入学者の減少が際立っている、ということだと思います。

 これまで県教育委員会では、地域と連携した課題解決型学習といった「ふるさと教育」を積極的に進め、また、学科改編、単位制高校の増加、県外募集、老朽化した校舎の建替えなど、県立高校の活性化に取り組んできております。

 これらを通じて、生徒の学習意欲を高め、課題を解決し、社会の一員として活躍できる力を身に付けることができたのではないかと伺っておりますが、一方で出願倍率の改善、入学者数の回復が優位に進んだとは言い難い状況です。

 今後も引き続き、児童・生徒の減少が見込まれる中で、現状を変革するためには、思い切った対応が求められるところであり、危機感を持って岐阜県の教育の将来を展望しつつ、新たな学科やコースの設定、中高一貫校の設立も含めて、魅力ある県立高校づくりや、一人一人の能力や可能性を最大限に伸ばす教育環境づくりなど、十分に議論を深めていく必要があるのではないかと思っております。

 現在、県教育委員会で進めている「第4次教育ビジョン」の策定にあたっては、重要テーマの一つとして位置付けてもらいたいと考えており、私としましても、県総合教育会議の場などで、広く意見を伺い、議論してまいりたい旨、お答えさせていただきました。

 次に、伊藤秀光議員(大垣市)からは、「長良川の鮎資源量1千万尾達成への取組みについて」として、現在の長良川の鮎を5百万尾から1千万尾まで増加させる目標の達成に向けた県の取組みについて、ご質問がありました。

 全国の多くの河川で友釣りができる漁場の減少が危惧されておりますが、長良川も例外ではありません。このため、関係者が一丸となり、鮎の資源量の増加に取り組むこととし、県としても、鮎資源量を2027(令和9)年度までに600万尾、2031(令和13)年度までに1千万尾とする目標を掲げ、できる限りの対策を動員して講ずることとしております。

 「放流鮎」による資源量の拡大に向けては、放流の元手となる遊漁料収入を増やすための漁場づくりや、魚苗センターの年間生産量を60トンから72トン以上へ拡大するほか、小型種苗の提供も進め、放流尾数を増やしてまいります。

 次に、「遡上鮎」の増加に向けては、4月までに海から遡上し、川で大きく成長することができるDNAを持つ鮎を増やすことが重要であり、このために、そのDNAを持つ親となる放流魚を安定的に生産する技術の開発を進めており、現在、開発の最終段階にあります。

 そして、鮎の資源量が、このまま放置すれば、2031(令和13)年度には300万尾まで減少することが危惧される中、「放流鮎」の400万尾、「4月までに遡上する鮎」の300万尾の増加をそれぞれ目指し、長良川の鮎を1千万尾までに拡大し、次の世代へ渡してまいりたいと考えている旨、お答えしました。

県議会定例会

6月29日(木曜)の公務報告

<10時00分~ 県庁で、県議会定例会に出席>

 本日は令和5年第3回県議会一般質問の2日目です。

 午前中は県議会公明党の代表質問として水野吉近議員(岐阜市)ら3議員から、午後は小川祐輝議員(瑞浪市)ら5議員から、県政全般にわたりご質問をいただきました。

 水野議員からは、「国のこども未来戦略方針を踏まえた県の少子化対策の取組方針について」として、今後の県の少子化対策をどのように考えているか、ご質問をいただきました。

 少子化対策は、国と地方が「車の両輪」となって進めていく必要があります。国が担う全国一律の対応に対し、地方では、その実情に応じたきめ細かな対策が求められます。本県としても、少子化対策による「自然増」と、県内に人を呼び込み、定着してもらう「社会増」の双方について、市町村とも連携しつつ、取組みの強化を進めてまいります。

 具体的には、自然増については、「出会い」から「子育て」まで切れ目ない支援を展開しており、交流会の開催、不妊治療費への支援、第2子以降のお子さんへの10万円の祝金や中学3年生への就学等準備金3万円の支給などを講じております。

 また社会増については、本県の魅力の発信や働く場の創出支援、移住定住支援、奨学金の返済支援などに取組んでいるところです。

 今後は、国の加速化プランの具体化を見据えながら、さらにきめ細かに、スピード感をもって、できる限りの対策を講じていきたいと、お答えさせていただきました。

 次に、野村美穂議員(大垣市)からは、「パートナーシップ制度の導入について」として、制度の導入をどのように考えているか、ご質問をいただきました。

 この制度については、有識者や性的少数者の当事者などからなる「多様な性に関する懇話会」の下に、2021(令和3)年2月に、ワーキンググループを設置し、検討を進めてまいりました。そこでは、導入済みの自治体調査や、制度の対象者の範囲や宣誓の手続き、制度利用者へ提供するサービスなど、様々な課題について議論を深め、本年(2023・令和5年)5月に制度についての考え方をとりまとめたところです。

 その上で、6月には、上部組織である「多様な性に関する懇話会」を開催し、ワーキンググループの考え方を聴取しました。委員からは、「制度について、地域での理解を広げていただき、多くの人に利用してもらえるようにしてほしい」といったご意見や、「一部の企業では、パートナーの子どもに係る看護休暇の付与など福利厚生の改善も進んでおり、制度の導入・普及によりこうした企業を増やしていくべき」といったご要望もいただきました。

 本県としては、こうしたご意見を踏まえ、公営住宅への入居、医療機関における治療方針の説明、保険金の受取りなど、日常生活を送るうえで必要とされるサービスを、パートナーシップ制度の下で希望する方が適切に受けられるよう、市町村や民間事業者との調整を速やかに進めてまいります。

 その上で、今後、具体的な制度案をとりまとめ、パブリックコメントなどで幅広くご意見を伺う予定であり、このような手順を経て、最終的な結論を得たいと考えている旨、お答えさせていただきました。

県議会定例会 県議会定例会2

6月28日(水曜)の公務報告

<10時00分~ 県庁で、県議会定例会に出席>

 本日は令和5年第3回県議会一般質問の初日です。

 午前中は県政自民クラブを代表して佐藤武彦議員(関市・美濃市)から、午後は県民クラブを代表して伊藤正博議員(各務原市)ら3議員から、県政全般にわたりご質問をいただきました。

 佐藤議員からは、「新型コロナウイルス感染症の5類移行後の対応について」として、現状の認識と今後の対応についてご質問をいただきました。

 はじめに、5類移行後の現状認識について。本県では、国の方針を踏まえながらも、必要な取組みは継続しつつ、円滑に体制が移行できるよう取り組んでおります。患者等へのサポートとしては、24時間体制の総合健康窓口を継続設置し、5月8日(月曜)以降、保健所への相談も含めて約3千件の相談を受けています。医療提供体制については、外来では5類移行前と比較して約30機関の増となる872機関で対応いただいております。また、感染状況の把握については、県医師会のリアルタイム感染症サーベイランスシステムを活用し、正確かつ迅速な感染動向の把握、分析を行っております。こうした体制に移行しておりますが、特段の混乱は生じておらず、円滑な移行を果たせたと考えています。

 一方で、移行後の感染状況については、日常の戻り、観光の回復などもあり、確実に増加傾向であります。不肖、私も先週(6月22日・木曜)、感染したところでございます。ここ数年、夏には感染増が見られていることからも、皆さまには、効果的な換気や手洗い、高リスクの方々を感染させないための配慮など、引き続き、慎重な対応をお願いいたします。

 今後は、感染がさらに大きく拡大した際に、これに即応した適時適切な対応を行うことができるかが重要となります。このため、引き続き、日々の感染動向を注視し、必要が生じた際には、予算措置も含め、オール岐阜体制で速やかに対応していく旨、お答えさせていただきました。

 次に、伊藤議員からは、「人材確保・雇用対策について」として、未来を見据え今年1年、具体的にどのように取り組まれるのかご質問をいただきました。

 まず「人材の育成・確保」について。次世代産業の創出やDXの推進等を担う人材の育成・確保として、テクノプラザでの実践的訓練、ソフトピアジャパンでのリスキリング研修などを実施します。また、産業人材の確保として、企業との個別相談会や企業の採用力向上及び求職者とのマッチングを進めていきます。

 次に、「幅広い人材の就労促進」として、若者、女性、障がい者、外国人、就職氷河期世代について、それぞれへの支援策を答弁。具体的には、今年5月、Uターン就職・転職支援の充実を図るため、岐阜駅にある「ジンチャレ!ぎふJobステーション」をリニューアルしたことや、外国人労働者の雇用に関するセミナーやマッチングイベントを企画する予定などをお答えさせていただきました。

 県内の人手不足の状況は年々深刻化してきております。

 今後も、人材の育成・確保の支援に取り組んでまいります。

県議会定例会

6月20日(火曜)の公務報告

<10時00分~ 県庁で、県議会定例会に出席>

 県議会が開会し、補正予算案など12の議案を提出するとともにその内容について説明をしました。また、新型コロナウイルス感染症の状況や出水期に備えた防災訓練、そしてアフターコロナに向けてスタートアップや就職支援、観光V字回復に向けた取組みなど、県政を巡る最近の状況についても報告させていただきました。

 これから7月6日(木曜)までの17日間、県議会議員の皆さんにご審議いただき、必要な取組みをしっかりと前に進めていきたいと思います。

 県議定例会

<16時30分~ 向井文雄 (公社)全国和牛登録協会会長理事、村下貴夫 同岐阜県支部長・県議会議員が、2032年「第14回全国和牛能力共進会」の岐阜県での開催決定を報告>

 全国和牛能力共進会は、5年に1回開催され、全国から約500頭の牛が集結します。牛の改良の成果を競う「種牛の部」、牛肉の肉質を競う「肉牛の部」、牛の改良の成果及びその取組内容を競う「高校・農業大学校の部」の3部門があり、「和牛のオリンピック」とも言われています。

 今回、令和14(2032)年の第14回全国和牛能力共進会が、30年ぶりに岐阜県内で開催することが決定したことを受け、向井文雄会長理事が、そのご報告にお越しくださいました。

 向井会長からは、飛騨牛が世界に通用するブランドとして羽ばたいてほしい旨、力強いエールもいただきました。

 近年、県内では若手の活躍が目覚ましく、岐阜大会が大きな目標となります。地の利もあり、飛騨牛の力を存分に発揮できる機会になりますので、戦略をしっかりと組みながら、オール岐阜体制で取組みを進めていきます。

2032年「第14回全国和牛能力共進会」の岐阜県での開催決定報告

6月19日(月曜)の公務報告

<14時00分~ 県庁で、岐阜農林高等学校3年の佐々木海力さん、稲垣心汰さん、加藤紀さんが、加藤孝義 ぎふ花と緑の振興コンソーシアム理事長らとともに、「第3回高校生花いけバトル全国選抜大会」における優勝を報告>

 「花いけバトル」は、華道(生け花)をベースにしていますが、スポーツ感覚で花を楽しめることから、特に若い世代(高校生)から注目を集めています。花いけバトラーと呼ばれる選手たちが、用意された花を使って、5分の制限時間のなか、即興で花をいけ、作品の出来栄えを競い合います。

 県では、2014(平成26)年に全国初となる「花き」の振興に関する条例を制定し、県全体で花き文化の振興に取り組んでおりますが、その一つとして「花いけバトル」の全国選抜大会を2021(令和3)年から開催しています。

 今年5月には、第3回大会が、ぎふワールド・ローズガーデンで開催され、全国各地から選抜された15校が、作品の構成・美しさや、花をいける所作・スピードなどを競いました。

 その結果、県立岐阜農林高校のチームが、躍動感あるパフォーマンスと大胆な作品で、見事優勝。県勢として初めての快挙です。

 今回、優勝チームの佐々木海力さん、稲垣心汰さん、加藤紀さんの3名が、報告にお越しくださいました。

 生徒の皆さんからは、3人で協力し合った成果がこのように評価されて嬉しかったことや、花の文化がもっと広がることを期待していることなどをお聞きしました。

 これからも、皆さんの技術やチームワークを更に磨き上げながら、花いけバトルや県産の花きの魅力を、後輩や仲間、県民の皆さんなどに、広く伝えていただければと思います。優勝、誠におめでとうございました。

「第3回高校生花いけバトル全国選抜大会」における優勝を報告 「第3回高校生花いけバトル全国選抜大会」における優勝を報告2

6月16日(金曜)の公務報告

<13時30分~ 県庁で、令和5年度第1回岐阜県総合教育会議に出席>

 総合教育会議は、知事部局と教育委員会が、重点的に講ずべき教育施策や教育大綱の策定、いじめや事故などの緊急対応などについて協議する場として設置しています。

 本日のテーマは「第3次岐阜県教育大綱の策定」について。

 教育大綱は教育、文化、スポーツ等に関する方針等を定めるもので、現大綱の計画期間は2019(令和元)年度~2023(令和5)年度の5年間であり、今年度は次期大綱を策定する年になります。

 この5年の間には、当初予期しなかった新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻など、社会経済全体から一人ひとりの暮らしにまで、大きな変化をもたらした社会的事象がありました。

 これらが、教育や文化などに、どのような影響があったのか、また、社会が急速に変化していく中で変えていくもの、変えてはいけないものを見極めていくことが重要です。

 また、教育においては、子どもたち一人ひとりが持つ能力を、いかに伸ばす環境をつくっていくのか、また、地域として岐阜県がどのように関わっていくのか、しっかりと議論していく必要があると思います。

 今後、1年をかけて、幅広く分析、整理し、この大綱に新たに盛り込むことや、重点的にすべきものなど、検討を進めていきます。

令和5年度第1回岐阜県総合教育会議

6月15日(木曜)の公務報告

<15時15分~ 日置敏明 郡上おどり運営委員会・白鳥おどり実行委員会名誉会長、野島征夫 県議会議長ら郡上おどり・白鳥おどり開幕キャンペーンPRキャラバンと面談>

 真夏の一大行事、郡上おどり・白鳥おどりの開幕を前に、日置市長さんや野島議長さんをはじめ、両おどりのキャンペーンPRキャラバンの皆さんがお越しくださいました。

 郡上おどりは、江戸時代・寛永年間(1624~1644(寛永元~寛永21)年)に郡上藩主が領民の融和を図るために催したのが始まりとされ、以来、踊り継がれています。徳島県の阿波踊り、山形県の花笠踊りとともに、日本三大民謡踊りの一つと称され、2022(令和4)年11月には、民族芸能「風流踊」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

 また、白鳥おどりも同じく江戸時代の1723(享保8)年以前から踊られていたといわれ、2001(平成13)年、岐阜県重要無形民俗文化財、2003(平成15)年には「白鳥の拝殿踊り」が国の選択無形民俗文化財に登録されています。

 いずれも8月中旬に開催される徹夜おどりで知られ、県内外から多くの皆さんが集い、踊る、本県の夏の風物詩でもあります。

 コロナ禍のため、2020(令和2)年、2021(令和3)年はインターネットによるライブ配信、昨年度は規模を縮小して実施しており、通常の開催は、4年ぶりとなります。

 市長さんからは、久しぶりに昔の姿に戻るので、ぜひ多くの人に来てほしい、との思いをお聞きしました。

 コロナによる規制がなくなり、来場者数のV字回復が期待されますが、是非、過去最高を抜き去るぐらいの勢いで、多くの方にお越しいただければと思います。

郡上おどり・白鳥おどり開幕キャンペーンPRキャラバンと面談

6月14日(水曜)の公務報告

<15時10分~ 県庁で、鶯谷高等学校2年の徳田有花さんが、横山豊 同校長らとともに、「国際経済オリンピック」日本代表への選出を報告>

 国際経済オリンピックは、2018(平成30)年から始まった、高校生向けの経済学、ビジネス、金融の知識を競う国際大会で、今年は7月にギリシャで開催されます。

 日本は今回が初出場となりますが、その日本代表のメンバーとして鶯谷高校の徳田有花さんが選ばれましたので、その報告にお越しくださいました。

 今回の日本代表は、国内で開催されたエコノミクス甲子園などで優秀な成績を収めた生徒から5名が選ばれましたが、徳田さんは、英語によるプレゼン能力や筆記の成績などが評価されたとのことです。

 国際経済オリンピックでは、経済学の理論と実践の選択式問題や小論文、金融試算管理のシミュレーションゲームのほか、ビジネスの課題を解決するプレゼンもありますが、英語で行われますので、徳田さんの英語力が期待されます。

 徳田さんからは、大会を通じて経済を学びつつ、世界中の知識豊富な高校生と話をしながら、楽しんで挑みたいと、意気込みをお聞きしました。

 五輪発祥の地ギリシャの空気を味わいながら、日本代表として、世界に立ち向かってほしいと思います。頑張ってください。

「国際経済オリンピック」日本代表への選出を報告

6月12日(月曜)の公務報告

<11時10分~ 県庁で、西尾直樹 県酪農青年女性会議委員長らから、父の日のプレゼントのPRとして牛乳を受領>

 6月は牛乳月間、6月1日(木曜)は牛乳の日です。

 この牛乳月間と、6月18日(日曜)の「父の日」に合わせて、酪農家の皆さんが県産牛乳や乳製品をお持ちくださいました。

 国内での牛乳消費拡大策として、酪農家の皆さんが“「父の日」に牛乳(ちち)を贈ろう”というキャンペーンを展開しておられ、私も父親の一人として、贈呈いただきました。ありがとうございます。

 早速、頂いたその場で、甘みがあり、おいしい牛乳を飲ませていただきました。

 現在、飼料価格や資材の高騰により、酪農家の皆さんにとって厳しい状況が続いています。これから暑い季節を迎えるにあたって喉を潤すにも、また日々の食卓にもう1杯と、皆さまには是非、岐阜県の美味しい牛乳を飲んでいただき、牛乳の消費拡大にご協力いただければ幸いです。

父の日のプレゼントのPRとして牛乳を受領

<13時30分~ GIFUサステイナブル・ツーリズムフォーラムに出席>

 本県では、2007(平成19)年度から、地域が誇る自然や歴史、文化等の資源を掘り起こし、全国に通用する観光資源として磨き上げる「岐阜の宝もの」認定プロジェクトに取り組んできました。

 このような中、昨年度、世界の潮流であるサステイナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の国際基準を取り入れた制度に刷新し、世界的なディスティネーション(旅先)となり得る観光プログラム「NEXT GIFU HERITAGE~岐阜未来遺産~」を認定する新制度を創設しております。

 本日(6月12日・月曜)、満席の会場の中で、その記念すべき初の認定式と、認定委員の皆さんによるトークセッションが行われました。

 今回初めて認定された岐阜未来遺産は「飛騨小坂~自然のめぐみを体験、滝めぐり、湯めぐり~」と「恵那岩村の山城・城下町と農村景観めぐり」の2つです。県としても、国内外に向けたプロモーションや、地域の受入環境整備などを支援してまいりますが、この2つが、地域資源を組み合わせた観光プログラムとして、本県のサステイナブル・ツーリズムを牽引していくことを期待しています。コロナを経て、県内のインバウンドの反転攻勢に向けて、今回の認定が海外戦略第2ラウンドのキックオフになればと思います。

 また、このシンポジウムでは、東海旅客鉄道株式会社様に対して、永年にわたり本県の観光振興に大きな役割を果たされており、近年では環境に配慮した新型車両を導入するなど、持続可能な観光地域づくりに大きく貢献された功績を称え、県特別功労者表彰をお贈りしました。

 今回のフォーラムを通じて、今後、さらにサステイナブル・ツーリズムが県内全域に浸透していくことを期待しています。

GIFUサステイナブル・ツーリズムフォーラム

6月10日(土曜)の公務報告

<15時30分~ 川崎重工ホッケースタジアムで、高円宮妃殿下の「ホッケージュニアワールドカップ女子アジア予選大会」準決勝の御覧に随従>

 ホッケージュニアワールドカップ女子アジア予選大会が、川崎重工ホッケースタジアム(岐阜県グリーンスタジアム)で開催されました。

 本日(6月10日・土曜)は準決勝と9位決定戦が行われ、準決勝ではインド(予選グループA・1位)対日本(グループB・2位)と中国(グループB・1位)対韓国(グループA・2位)の組み合わせで、熱戦が繰り広げられました。

 日本ホッケー協会名誉総裁でいらっしゃる高円宮妃久子殿下は第3試合(中国対韓国)を御観戦され、私も随従しました。ゴールキーパーの好セーブもあり、韓国が2‐0で勝利し、試合後には、私が韓国チームへのプレゼンターを務めました。

 また、今回は観戦できませんでしたが、第2試合に登場した日本は、惜しくもインドに0‐1で敗退。しかしながら、翌日(6月11日・日曜)の3位決定戦で勝利し、見事、12月にチリで開催されるジュニアワールドカップの出場権を獲得しました。

 日本代表のチームには、本県ゆかりの選手も多く参加しております。ワールドカップでの活躍、期待しています。頑張ってください。

「ホッケージュニアワールドカップ女子アジア予選大会」 「ホッケージュニアワールドカップ女子アジア予選大会」2

6月9日(金曜)の公務報告

<13時30分~ セラミックパークMINOで、国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会 2023年度第1回理事会に出席>

 「国際陶磁器フェスティバル美濃」は、日本を代表する陶器の産地である多治見市・瑞浪市・土岐市・可児市を舞台に、1986(昭和61)年から3年に1度開催している世界最大級の陶磁器の祭典です。

 次回で第13回を迎えますが、2024(令和6)年10月の開催に向けて、地元市長さんら関係者と意見交換を行いました。

 今回の理事会では規約改正などの議事が承認され、私が実行委員会の会長に就任させていただくことになりました。

 本フェスティバルのメインとなる「国際陶磁器展美濃」は、回を重ねるごとに充実しており、前回(第12回)は64の国と地域から2,400を超える応募がありました。

 既に国際的にも高い評価を得ておりますが、より一層高めていきたいと思いますし、また、来年開催の国民文化祭とも連携しながら、岐阜県の文化の粋を集めたフェスティバルとして位置付け、国内外に向けて発信していきたいと思います。

国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会 2023年度第1回理事会

6月8日(木曜)の公務報告

<14時00分~ 県庁で、タヤブ・イクラム 国際ホッケー連盟会長、横山秀 アジアホッケー連盟副会長と面談>

 国際ホッケー連盟のタヤブ・イクラム会長が、お越しくださいました。

 6月2日(金曜)から11日(日曜)まで各務原市の川崎重工ホッケースタジアム(岐阜県グリーンスタジアム)で開催している「Hockey Junior World Cup 女子アジア予選大会」に合わせて岐阜を訪問され、大会のご報告をいただきました。

 この大会は2年に1度開催され、今回はインドや韓国、中国、インドネシアなどアジア各国・地域から10チームが参加され、女子ジュニアワールドカップの出場権をかけて熱戦が繰り広げられます。

 日本代表のチームには、本県ゆかりの選手達も参加しておりますが、今大会が大いに盛り上がることを期待しています。

タヤブ・イクラム 国際ホッケー連盟会長、横山秀 アジアホッケー連盟副会長と面談

<15時30分~ 岐阜市内で、ぎふスタートアップ支援コンソーシアム 設立総会に出席>

 産学金官が一体となってスタートアップ支援を行う「ぎふスタートアップ支援コンソーシアム」の設立総会に出席しました。

 現在、新型コロナが5類に移行し、経済活動も本格的な回復・再生に向けて動いている一方で、原油高、価格高騰などの影響もあり、本県経済を取り巻く環境は絶えず変化しています。この変化をチャンスと捉え、果敢に挑戦し、新たなアイデアや技術を生み出していく人材、企業を育てていくことが必要であり、その一つがスタートアップ支援です。

 今回設立したコンソーシアムでは、経済界、大学、金融機関、行政が一丸となって、オール岐阜体制でスタートアップを様々な方向から応援していきたいと考えています。交流会やセミナー、情報収集や提供などのネットワークづくりや、補助金・制度融資などの支援のほか、支援組織自体への支援も行う予定です。コンソーシアムに多くの皆さまに参加いただきながら、今後、未来の岐阜を支え、盛り上げていくスタートアップが生まれ、育っていくことを、大いに期待しています。

ぎふスタートアップ支援コンソーシアム 設立総会

6月7日(水曜)の公務報告

<11時30分~ 県庁で、ウェブ会議による「第1回全国知事会農林水産物輸出拡大プロジェクトチーム会議」に出席>

 全国知事会の農林水産物輸出拡大プロジェクトチーム(PT)の初会合がオンラインで開催され、チームリーダーとして出席しました。

 国は農林水産物・食品の輸出額を、現在の1.4兆円から2030年に輸出額5兆円とする目標を掲げています。

 これまでも各都道府県がそれぞれ独自性を出しながら取り組んでおりましたが、更なる輸出拡大に向けて、海外の現地情報の収集や各種規制への対応などについて連携して取り組むべく、今年、全国知事会の中にプロジェクトチームが設置されました。

 第1回目となる今回は、各都道府県の知事、副知事などが参加し、それぞれの輸出実績やトレンド、輸出拡大に向けた課題などについて意見交換を行いました。

 日本の農林水産業がいかにすぐれているかは、私も海外プロモーションで手応えを感じており、輸出を伸ばしていく余地は相当あると思っています。輸出拡大に向けて、供給体制や輸送などが整えられるよう、早急に検討を進めていきたいと思います。

「第1回全国知事会農林水産物輸出拡大プロジェクトチーム会議」

<15時00分~ 富加町内で、県町村会との意見交換会に出席>
<17時10分~ 美濃加茂市内で、同交流会に出席>

 県内の町村長さんで構成する「県町村会」との意見交換会に出席しました。 

 町村長さん方には、日ごろから、多方面において県政の推進にご理解、ご協力いただいていますが、皆さんが一堂に会して意見交換できる機会は、非常に貴重でありますので、うれしく思います。

 まず私から、今年度の県政のテーマである、「社会経済の回復・再生・転換」と「人口減少社会からの脱却」についてご説明しました。特に国民文化祭、少子化対策、脱炭素、観光、DX等についてお話をして、町村長さん方からもご意見を多数いただき、活発な意見交換となりました。

 本日お話したいずれの施策も皆さんのご協力が不可欠です。県と市町村が「オール岐阜」で足並みをそろえ、緊密な連携を取りながら取り組んでいきたいと思います。

県町村会との意見交換会

6月6日(火曜)の公務報告

<15時00分~ 記者会見>

 3点の報告と新型コロナについて会見を行いました。

 1点目。7月30日(日曜)に2016年リオデジャネイロオリンピック女子200m平泳ぎ金メダリストの金藤理絵さんをお迎えし、長良川スイミングプラザで「RIE KANETO Memorial Cup 2023」を開催することを、県水泳連盟の加藤会長と一緒に発表しました。ジュニアからシニアまで幅広く参加できる大会でありますが、金藤さんには本大会の名誉会長として、そして、ジュニア選手への記録証の配布や表彰のプレゼンターも務めていただく予定です。岐阜から全国へ、更には世界へ羽ばたく、将来のアスリートの育成に資する大会になればと思っています。

 2点目。来年開催する「清流の国ぎふ」文化祭2024の応援大使として、これまでも本県とのご縁が深い、俳優の竹下景子さん、紺野美沙子さん、伊藤英明さん、義足のダンサー大前光市さんの4名に委嘱することが決定しました。委嘱式は7月11日(火曜)県庁ミナモホールで開催し、4名のトークセッションも行う予定です。国民文化祭まで500日を切りました。応援大使の皆さんとともに、盛り上げていきたいと思います。

 3点目。7月27日(木曜)に「岐阜県木の国・山の国県産材利用促進フォーラム」を県庁ミナモホールで開催します。今年4月から岐阜県木の国・山の国県産材利用促進条例が施行されましたが、そのキックオフイベントとして、オール岐阜による木の文化の発信をテーマに、開催するものです。フォーラムでは事業者と県との間で結ぶ県産材利用促進協定の締結式や、建築家の隈研吾さんの基調講演、さらにはパネルディスカッションも予定しておりますので、ぜひ、参加申込みいただければと思います。

 次に、新型コロナの感染状況について。本県では、県医師会の県リアルタイムサーベイランスシステムにより、感染動向を把握しておりますが、感染がじわりじわりと増えてきています。推計しますと、6月5日(月曜)時点で新規陽性者数(一週間平均)は429.6人となり、5類移行直前の5月上旬と比べると倍増しています。新規感染者数や病床使用率、ともに5類移行前の判断基準であるレベル2相当には至っていませんが、引き続き、注意深く見ていきたいと思います。

 最後に、新型コロナのシンポジウムについて。5類に移行してから約1カ月が経過しましたが、この機会に、3年余の新型コロナへの対応を振り返り、今後の方向性についてご議論いただく「新型コロナ・シンポジウム『感染症との闘い~これまでとこれから~』」を開催します。7月10日(月曜)、県庁ミナモホールです。基調報告としては、これまで最前線で陣頭指揮を執ってきた堀健康福祉部長が登壇。また、岐阜女子大学の松川学長をコーディネーターに行われるパネルディスカッションでは、県感染症対策専門家会議のメンバーである村上啓雄先生、三鴨廣繁先生、竹内治彦先生と、高山市で旅館を営む有巣栄里子さんがパネリストとして参加されます。医療のみならず、教育や地域経済など幅広い分野について、ご議論いただく予定です。シンポジウムは県公式YouTubeチャンネルでも配信しますので、是非、ご覧いただければと思います。

記者会見 記者会見2

6月4日(日曜)の公務報告

<13時00分~ 県図書館で、第12回小島信夫文学賞授賞式に出席>

 岐阜県出身の芥川賞作家、小島信夫先生の名を冠した文学賞の授賞式に出席しました。

 この賞は、1999年、文化の祭典である「国民文化祭」が初めて岐阜県で開催されたことをきっかけに誕生し、新人作家の発掘を目指して、隔年で開催されており、今回で12回目となります。

 文学賞を主催する児童文学作家の角田茉瑳子会長をはじめ、選考委員として、作家の堀江敏幸さん、文芸評論家の清水良典さん、岐阜大学名誉教授の林正子さんには、大変ご尽力いただきました。ありがとうございました。

 今回、小島信夫文学賞には、内藤農園さんの「あほーだんす」、また、県知事賞には、木戸岳彦さんの「お父さんといっしょ」が選ばれました。今後も読者を魅了するような作品を書き続け、新たな時代に向けて大きく羽ばたかれることを期待しています。頑張ってください。

第12回小島信夫文学賞授賞式

<14時00分~ 長良川競技場で、バロープレゼンツ2023岐阜県ラグビー祭「早稲田大学 対 慶應義塾大学」戦を観戦>

 長良川競技場で開催されたラグビーの試合「早稲田大学vs慶應義塾大学」を観戦しました。

 今回は、「バロープレゼンツ2023岐阜県ラグビー祭」の招待試合として早慶戦が行われ、今秋に迎える100回目の早慶戦に向けた戦いとなりました。

 試合は早稲田大学が前半から着実にトライを重ね、後半20分の時点で26‐3。その後、慶應義塾大学が2トライを奪い、9点差まで迫りましたが、26‐17で早稲田大学が勝利しました。

 当日は、大学OBやファンなど3,000人を超える観客が、伝統の一戦を見守り、両チームの素晴らしいプレーに大きな歓声が上がっていました。

バロープレゼンツ2023岐阜県ラグビー祭

6月1日(木曜)公務報告

<11時30分~ 県庁で、豪雨災害対応防災訓練を指揮>

 梅雨や台風など、本格的な出水期を前に防災訓練を実施。今回は、県警、全市町村、岐阜地方気象台、国土交通省、陸上自衛隊や電力、ガス、通信の事業者、報道機関等、67機関、約470名が参加し行いました。

 訓練では、豪雨災害の発生が差し迫っているという想定で、県や市町村及び関係機関の災害対応の手順を確認しました。また、今年度は新たな試みとして、広範囲での豪雨災害の発生が懸念される中、さらに新たな台風が接近してくることを想定。事前の対策について、特にライフライン事業者との連携手順を確認する訓練も行いました。

 本日(6月1日・木曜)の訓練は、折しも台風2号の接近が予想されるなかでの訓練となりました。

 今回の台風2号では、梅雨前線の影響もあり、各地で線状降水帯が発生。愛知県や静岡県などで大きな被害が発生しており、本県でも、東濃地域で床下浸水や道路の崩落、断水が生じました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

 「豪雨災害は毎年発生する」との認識のもと、「明日は我が身」ではなく「今日は我が身」という危機感を持ちながら、市町村、関係機関と緊密に連携し、防災体制の強化を着実に進めていきたいと思います。

豪雨災害対応防災訓練

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