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本県では、本県の魅力、観光・食・モノを『岐阜県ブランド』として一体的にPRし、海外からの観光客の誘客や県産品の市場開拓・販路拡大を図るため、「飛騨美濃じまん海外戦略プロジェクト」を展開しています。
オーストラリアは、観光客が日本を訪れた際の消費額が最も高い国であることや、昨年牛肉輸入が解禁となったことなどから、ターゲットとして重要な国であると思っています。
11日は、メルボルンにあるオーストラリア最大級の料理学校「ウィリアム・アングリス」において、学生たちを対象にした飛騨牛の料理教室開催や、飛騨牛の試食会を行いました。また、大手食肉業者「グローバル・ミート」社との間で飛騨牛のブランド力強化に向けた覚書を締結しました。
さらに、「NOBU」という現地で有名な高級レストランを「飛騨牛海外推奨店」に認定しました。
12日には、キャンベラで、ブリジェット・マッケンジー農業大臣と面談し、飛騨牛をはじめ本県の農産物のPRに協力を求めるとともに、現在、商業目的での輸入が認められていない鮎について、是非一度味わっていただくことと併せて規制緩和を要請しました。
大臣からは前向きな発言が得られ、今後の進展を期待しています。
13日には、シドニーで「岐阜県プロモーションinシドニー」として、現地旅行会社やメディア等を招いて、観光セミナー及び観光・食・地場産品PRレセプションを開催しました。地歌舞伎公演、美濃和紙の紹介展示、中山道版画制作の体験コーナーの設置などを行うとともに、飛騨牛や鮎など県産食材を使った料理と地酒を味わっていただきました。いずれも参加者から高い評価を得ることができたので、今後の誘客拡大を大いに期待しています。
14日は、10月に県産品のテストマーケティングを実施予定の「GinkgoLeafギンコー・リーフ)」を視察しました。
販路拡大への協力をお願いしたところ、本県の商品の技術とデザインに対して好印象を得られ、今後の継続販売に期待しています。
また、現地有名レストラン「6HEAD(シックスヘッド)」を訪問し、今回2店舗目の「飛騨牛海外推奨店」に認定しました。
今回の訪問を契機に、オーストラリアにおける飛騨牛をはじめとする県産食材の輸出拡大、観光誘客の拡大、県産品の販路拡大に一層取り組んでいきたいと思います。
8月31日の水泳競技を皮切りに、9月24日まで開催した本大会は、高円宮妃殿下のご臨席を仰ぎ、全国47都道府県、海外は韓国から、過去2番目の規模となる8,595名の参加者をお迎えし、成功裏に終えることができました。
高円宮妃殿下にはバレーボールとソフトボール競技を御覧いただきました。また、リオ五輪200m平泳ぎ金メダリスト金藤理絵さんをはじめとする本県ゆかりの大会アンバサダーの皆さんのご協力や、各競技会場での多くの方々のご声援により、全国のシニア世代のアスリートの皆さんは持てる力を存分に発揮できたのではないかと思います。
また、期間中は、大会初となる、スポーツ・レクリエーション体験コーナーやグルメ屋台村の設置など、競技以外でも選手及び観客の皆さんに楽しんでいただきました。
来年10月末からは「ねんりんピック岐阜2020」が開催されます。本大会を通じて培われたスポーツ振興、健康づくりに向けた機運をしっかりとつなげていきたいと思います。