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令和2年12月

記事ID:0119983 2020年12月24日更新 秘書課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

「リトアニアNOW2020」閉幕(12月13日)

 本年は杉原千畝氏生誕120年・命のビザ発給80年の記念すべき節目の年でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、リトアニアとの交流が大変難しい年でした。このような状況でしたが、リトアニア杉原記念館への寄付金の贈呈、在日リトアニア大使館との連携による杉原千畝氏をテーマとした外交国際会議へのオンライン参加など、新たな形で交流を続けてきました。

 こうした中、12月5日から岐阜・リトアニア交流事業「リトアニアNOW2020」を開催し、県内各地で講演会や映画上映会、リトアニア物産と伝統料理のフェアなどのイベントを行いました。
 最終日であるこの日、八百津町でクロージングイベントとして、杉原千畝記念碑の贈呈式と13年ぶりに再演する舞台「センポ・スギハァラ」の公演を行うことができ、大変喜ばしく思います。

 贈呈式では、本県とリトアニアの交流にご尽力いただいている、ゲディミナス・バルブオリス駐日リトアニア共和国特命全権大使にお越しいただき、友好の絆として記念碑を贈呈いただきました。これは本年10月にリトアニアのカウナス市に設置された碑を基に制作されたものです。舞い上がる折り鶴がモチーフとなっており、幸福と平和を象徴し、杉原千畝の偉業、救った命を表現しています。

 1992年に八百津町に「人道の丘公園」が開園したことから始まったリトアニアとの交流を今後も一層深化させ、杉原氏が結んだ交流の絆を未来へとつないでいきます。

杉原千畝記念碑 民族衣装

「年末年始」集中 緊急対策を決定(12月14日)

 新型コロナウイルス感染拡大防止について、県民の皆さんには様々な形で取り組んでいただいているところですが、今回の第3波はこれまでの2つの波とは比較にならないスピードで感染者が増加し、クラスターも多数発生するなど、歯止めがかからない状況となっています。

 本県の累計感染者数は12月14日時点で1,509人、12月12日には1日当たりの新規感染者数が最多の55人を記録しています。
 また、感染者の急増に伴って入院患者数も増加し、12月13日時点で242人、これは第2波のピーク時(8月10日)134人の1.8倍です。さらに、病床及び宿泊療養施設の利用率も28%まで上昇しています。
 本県では、病床及び宿泊療養施設の確保について、いち早く取り組んできましたが、それでも、連日100人規模の患者が発生すれば、病床がひっ迫する可能性があります。

 こうした中、本県における第2波非常事態後の全ての感染例を分析したところ、「県外由来」、「飲食」、「外国人県民」、「福祉施設」の4点がキーワードとして挙げられます。

 この「感染源」と「感染要因」の分析結果を踏まえ、この日感染症対策本部及び対策協議会の会議を開催し、患者発生をこれ以上増やさないための「年末年始の集中対策」を決定し、県民の皆さんに一段階強い規制をお願いすることにしました。

 まず、4割を占める「県外由来」による感染については、これを食い止めるため、県民の皆さんには、県をまたぐ不要不急の往来の自粛を改めてお願いします。加えて、「忘年会」「クリスマス」「新年会」「成人式の2次会」といった高感染リスクの場の徹底回避をお願いします。

 次に、全体の4分の1と最も大きな感染要因である「飲食」については、特措法に基づき営業時間短縮をお願いさせていただくことを決定しました。

 このほか、感染が全体の14%を占める「外国人県民」、立て続けに5件の施設内感染が発生した「福祉施設」についても、今月開催した関係者との意見交換会でのご意見も踏まえて、重点的に感染症防止対策を講じることとしました。

 この年末年始は、「我慢の」年末年始、あるいは「瀬戸際の」年末年始であるととらえています。特に営業時間短縮の要請は、経済活動への影響もある中で苦渋の決断となりましたが、効果を上げるためには、事業者の皆さんの協力だけでなく、利用者として県民の皆さんの自粛も不可欠です。
 急速な感染拡大を食い止め、皆さんと一緒に新たな年を穏やかに迎えるため、ご理解、ご協力をお願いします。

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新型コロナウイルス感染症 第3波 「年末年始」集中 緊急対策

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