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与島B地点遺跡

与島B地点遺跡(よしまBちてん)

所在地

高山市上切町(たかやましかみぎりちょう)
地図<外部リンク>

時代

古代〜中世
与島B地点遺跡の全景(北から撮影)
調査地全景(北から撮影)

発掘状況

この遺跡は高山盆地の北西端に位置し、見量山(みはかやま)から東に連なる丘陵の緩斜面に立地します。この遺跡の背後の丘陵には、縄文時代から古墳時代の集落跡であるウバガ平遺跡、小規模な円墳4基からなるウバガ平古墳群があります。調査区内では、柱穴3基、土坑8基や溝が見つかりました。

調査区を縦断する溝

調査区を横断する溝
北西方向から南東方向に流れる溝を確認しました。上の写真は、3本の溝が重複している様子です。溝内からは、古墳時代の土師器(はじき)と古代の須恵器(すえき)などがまとまって出土しました。このほかに飛騨地域では初の確認例となる古墳時代の竪櫛(たてぐし)(考古学コラムきずな2号「飛騨地域から出土した木製の櫛について」)が出土しました。

溝から出土した須恵器

出土した須恵器
写真の土器は、溝の上層から出土した古代の須恵器です。ほぼ1個体分がまとまって出土しました。

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