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第1回「ほんものにふれよう」信長文書の公開と解説

第1回_「ほんものにふれよう!」_信長文書の公開と解説

今回、当資料館では平成23年8月11日(木曜日)と18日(木曜日)の2日間、「ほんものにふれよう!」というキャッチフレーズで織田信長文書2点を公開し、その解説を行う会を実施しました。会は同日の午前と午後の計4回開催し、延べ59名の方にご参加いただきました。皆さんには間近でほんものの資料を直接見ていただき、当館の学芸専門職による解説を聴いていただきました。以下に、会の様子と参加者の皆さんの感想を掲載します。

会の様子

 今回公開したのは、1根尾三氏宛朱印状と2越前小武弥三郎宛安堵朱印状の二点の文書です。1は信長が美濃国根尾の根尾三氏に加賀、越前など北国から大坂へ向かう者を留め置くよう命じた文書です。2は越前の小領主小武弥三郎に本領安堵を認めた文書です。
 最初に小森芳郎館長の開会挨拶を行った後、小川敏雄学芸業務専門職が会を進めていきました。まずは、参加者の皆さんに2つの文書を直接見て自分なりに読んでもらいました。その後、読み方と意味を記したプリントを配布して、それと見比べながらもう一度文書を見てもらいました。そして、なぜ信長がこのような書状を出したかについて、当時の信長の動きを表す年表や地図をもとに、参加者の皆さんの考えを出していただきながら一緒に考えていきました。

史料に見入る参加者の皆さんの様子1の画像史料に見入る参加者の皆さんの様子2の画像
史料に見入る参加者の皆さんの様子1、史料に見入る参加者の皆さんの様子2

読みと意味を記したプリントを比べている様子史料解説の様子
読みと意味を記したプリントと比べている様子小川敏雄学芸専門職による解説の様子

参加者の皆さんの感想・意見など

 参加者の皆さんから多くのご感想やご意見をいただきました。そのうちの一部を紹介します。

  • 信長の古文書の本物にふれ、解説により理解を深めることができました。読解文や意味と信長の動き、出来事から、又、地理的な位置の表示など中味をより分かりやすく解説していただきました。「天下布武」の朱印・黒印等も面白くお話してくださいました。参加者の皆さんからも、興味ある質問が出て良かったです。今後も続けてください。(T.Sさん)
  • 今回の史料公開では、一つの文面から沢山のことが分かりました。特に、その時代の年表からの読み取りでは多くの歴史的な事実から、あるできごとの年号を定めていくことができてとても面白かったです。(S.Sさん)
  • 教科書で歴史を習うよりもずっと近くに歴史を感ずることができました。教科書の小さな写真を見ただけでは感じられないもの、歴史が体に染みこんでいくような感覚を味わうことができました。また機会があれば参加してみたいです。もっと多くの史料に触れてみたいです。(K.Sさん)
  • とても興味深いお話でした。孫の夏休みの付き添いで来たつもりでしたが、私のほうがのめり込みそうです。もっともっとたくさんのお話を聞きたかったです。(Hさん)
  • 本物に触れることは重要、しかし見るだけでは分からない。その前後のいろいろな情報があってこそ理解は深化する。そういう意味では今回時間が短かったが、しっかり説明していただき有り難かった。もっともっと本物を見たい。そして説明を楽しみにしたい。どんどん今後もやって欲しい。信長学が好きになります。(K.Tさん)

 皆さんのご感想から今回の会はほぼご満足いただけるものであったと思っており、当館ではできうる範囲で今後もこのような会を実施していく予定です。皆さんには具体的な計画ができた段階でホームページでお知らせしますので、よろしくお願いいたします。

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