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東日本大震災ボランティア情報
災害ボランティアの広場
災害ボランティア体験情報
東日本大震災の被災地で活動されたボランティアの皆様の声を紹介します。
棚橋亮さん
【活動した市町村】岩手県陸前高田市、大槌町
【被災地で活動した期間】平成23年7月に4日間、9月に2週間、この年末も予定しています。
【被災地での活動内容】瓦礫撤去、仮設住宅を訪問する生活支援活動
NPO遠野まごころネットにて
【被災地で必要とされていた仕事】7月は瓦礫撤去や住宅、側溝の泥出し等
9月は仮設を訪問するご用聞き等
【被災地での留意事項】写真撮影を控える、励ましの言葉を言わない。
【他のボランティアに伝えたいこと】まだまだ継続しての活動が必要なので興味のある方はどんどん出向いて欲しいです。
興味のある方への現地の説明等承ります。
安田茂樹さん
【活動した市町村】宮城県石巻市他
【被災地で活動した期間】平成23年9月22日(火曜日)から26日(金曜日)
【被災地での活動内容】仮設住宅の清掃、電気製品の搬入
小学校で連凧をあげて、児童の心のケアと癒し
【被災地で必要とされていた仕事】高齢者と子どものための心のケア(癒し)
観光支援のため、現地訪問や買い物で支援
【被災地への持ち物】ガレキ等の処理も終わり、生活の支援や心のケアが必要になっている。
冬の期間はどの様な支援が必要か不明
【他のボランティアに伝えたいこと】冬のボランティア活動は3県内の人々に限定される様だ。
災害ボランティアさん
【活動した市町村】岩手県大槌町
【被災地で活動した期間】平成23年8月9日から11日
【被災地での活動内容】お墓の泥出し、ガレキの撤去2日間
民家の泥出し、ガレキの撤去、家の中の掃除
【被災地で必要とされていた仕事】直接ボランティアセンターの方からお話をうかがった訳ではありませんのでよくわかりかせん。
【被災地への持ち物】まだまだ暑いので、長袖、長ズボン、下着などの着替え、給水、安全靴、くぎ踏み抜き帽子の長靴、帽子、マスク、厚手のゴム手袋
【他のボランティアに伝えたいこと】まだまだガレキの撤去が出来ていない箇所、泥出しのできていない民家がいっぱいでした。一人でも多くの方の参加をこれからもお願いします。
高橋信行さん、高橋秀子さん
【活動した市町村】宮城県亘理町
【被災地で活動した期間】平成23年7月30日(1日)から31日(半日)
【被災地での活動内容】1日目写真の整理
2日目溝の泥上げ、被災神社の清掃
【被災地で必要とされていた仕事】・個人住宅の泥出し、床下の泥出し、支援施設の受付け、
- 個人住宅の外壁の清掃
- 援助物資の配給
【被災地への持ち物】・昼食持参・長靴もゴム手袋もマスクも必要だが、亘理町は貸出しもしていた。
(ゴム手袋は厚めのもの)
- 高速の無料化について、被災地に行ってあちらの方に出発地の市町村の証明が必要と聞き、ボランティア保険の申込時に教えていただいていれば高額なだけに思ったりしました。
【他のボランティアに伝えたいこと】・亘理町のセンターは、当日、個人の受付も有りで、凡そ50人以上の希望者を手際よく作業に振り分けてくれました。
- 年齢的に50代後半ということもあり、果たして手助けになるか心配でしたが、自分の体力に合わせてする様にという指示もあり気が楽になりました。
- 前週に息子が釜石に行っていたので、持ち物に殺虫剤と虫さされの薬、はえたたきは必需品と言われたのですが、亘理町では港から離れていたためか、必要ありませんでした。
- ただ、遠いために時間的に短い作業しかできないのが残念でした。
堀部一郎さん
【活動した市町村】岩手県陸前高田市
【被災地で活動した期間】平成23年7月31日から8月2日
【被災地での活動内容】漁港でのガレキの分別
【被災地で必要とされていた仕事】個人の家屋のガレキ撤去(主に泥出し)、ガレキの分別(撤去しやすくするため)
【被災地への持ち物】飲料水、塩分補給(アメ玉等)、ゴム手袋又は革手袋 必ず最低30分に一度は休憩をされた方が良い。
【他のボランティアに伝えたいこと】思い出の品でも、名前がわからないとボランティアセンターで処分されてしまいますので、名前がわかる物だけ、ボランティアセンターへ持って行かれた方が良い。
安田茂樹さん
【活動した市町村】宮城県石巻市
【被災地で活動した期間】平成23年7月15日から19日
【被災地での活動内容】石巻市内の街路樹の整備とひまわりの種蒔き
仙台市内などの観光地での観光ボランティア
【被災地で必要とされていた仕事】被災地の今は、癒し系の活動が必要
観光ボランティア(ツアー)
【被災地への持ち物】暑い季節、水分補給は十分に、休けいは時間を多くする。
埃には気を付けて、マスクは装着
【他のボランティアに伝えたいこと】これからは力仕事より、ふれ合いなどの癒しや、話相手(傾聴)
地域のイベントに参加して被災者とふれあい
災害ボランティアさん
【活動した市町村】岩手県大槌町
【被災地で活動した期間】平成23年7月26日午後から31日午前中
【被災地での活動内容】除草、流失家屋敷地のガレキ除去
津波被害家屋より出された畳、その他電気製品、土嚢運搬
何より清掃
【被災地で必要とされていた仕事】上記に同じ
【被災地への持ち物】飲料水、マスク、虫除スプレー、その他ボランティア活動で必要とされている物
【他のボランティアに伝えたいこと】手伝いをさせて戴くという気持ちを忘れない事。あくまでも手伝いをさせて下さい。
大きい笑声などは出さない様にしたい。
災害ボランティアさん
【活動した市町村】宮城県岩沼市
【被災地で活動した期間】平成23年4月27日から7月5日(内、5日から6日休)7月16日から7月18日
【被災地での活動内容】・個人宅敷地内の泥かき、ガレキ片付
- 泥かき用資材、泥かきボランティアの長ぐつ洗浄
- ボランティア名簿のパソコン入力
- 仮設住宅への物資の搬入、写真の整理等
【被災地で必要とされていた仕事】泥かき、ガレキ片付け
【被災地への持ち物】・長ぐつ(安全ぐつタイプ・踏み抜き防止付きだとさらに良)
- マスク
- 軍手(すべり止め付)、ゴム手袋、革手袋
【他のボランティアに伝えたいこと】これからの時期は暑さ対策が重要、水分、塩分補給
災害ボランティアさん
【活動した市町村】岩手県登米市
【被災地で活動した期間】平成23年6月21日から7月3日
【被災地での活動内容】自宅にいる被災者に物資や情報のお届け、相談にのる
写真のクリーニング
【被災地で必要とされていた仕事】避難所以外の行き届かない場所(個人宅、仮設住宅)への支援
仮設住宅はバリアフリーなどが充分でなく、危険な状態との報告あり。
高齢者の方や障害者の方へ配慮した住宅に改修するなどが必要。
また、家電が必要とされており、足りていないので家電の支援。
【被災地への持ち物】仕事内容による。私の仕事は特に安全靴など必要ありませんでした。
これから暑くなるので、熱中症対策のポカリスエットやカロリー補給できるものは大切です。
(外での活動でなくても宿泊先が体育館などだとかなり蒸し暑く汗をかきます。)
【他のボランティアに伝えたいこと】当たり前のことですが、家族や職を亡くされた方がたくさんみえます。そういった内容の話はこちらから不用意に質問するのは避け、聞き役に徹した方が良いように思います。逆に世間話や楽しい話は、笑顔で明るく話して、少しでも気分を和らげられるよう、つとめると良いと思います。
藤原茂樹さん
【活動した市町村】岩手県大槌町
【被災地で活動した期間】平成23年6月4日から6月5日
【被災地での活動内容】医療支援
【被災地で必要とされていた仕事】瓦礫の撤去、炊き出し、自宅に帰られた方々への支援物資を運ぶ仕事、医療関係等
【被災地への持ち物】・ワクチン接種
被災地では破傷風やその他の伝染病などに罹患するリスクが高いため、被災地支援に出発する前(約1ヶ月前)からのワクチン接種を勧めます。出発の直前(1週間や2,3日など)にワクチン接種をしても効果(抗体)が、少ないので注意が必要です。
【他のボランティアに伝えたいこと】
別添のとおり[PDFファイル/14KB]
杉山竹博さん
【活動した市町村】宮城県仙台市太白区
【被災地で活動した期間】平成23年6月26日から6月27日
【被災地での活動内容】被災直後に病死された独居老人宅(市営住宅)の家財道具、不用品等の整理と搬出
(仙台市津波災害ボランティアセンターの指示による)
【被災地で必要とされていた仕事】・泥のかき出し・ガレキの撤去・家屋の清掃、片付け
- 流失物の洗浄・写真の洗浄・ボランティアセンターの運営補助
(雨天の場合、屋外作業の大半は中止となるようです)
【被災地への持ち物】・被災地での写真撮影は厳禁です。
- 本格的な夏に向かい、現地の衛生状態が悪化しています。特に熱中症、感染症の予防対
策には、注意を払う必要があります。
準備品(ボランティア保険加入カード、健康保険証、作業着、長靴、軍手、帽子、マスク、 ゴーグル、タオル、ティッシュペーパー、常備薬、弁当、飲物、携帯電話、メモ帳、筆記用具、ビニール袋、リュック、ウエストポーチ他)
【他のボランティアに伝えたいこと】・事前に活動受入先ボランティアセンターのホームページにて活動内容、準備品等の情報を把握しておく
- 当日は受付開始時間より少なくとも30分前には整列に加わり早めの受付をする。
(雨天の場合は特に活動場所、内容が制限され、活動の参加希望を果たせないケースが多いようです。)
新村昌治さん
【活動した市町村】岩手県遠野市、陸前高田市、大槌町
【被災地で活動した期間】平成23年6月12日から6月14日
【被災地での活動内容】
1.被災者向けの風呂の建設
2.がれき除去の作業
3.泥の除去作業
【被災地で必要とされていた仕事】現地のボランティアセンター(遠野まごころネット)が幅広く集約し、ボランティアをうまく派遣していた。上記の2,3が中心であるが、心のケアを行うグループなども組織されていました。
【被災地への持ち物】基準を満たしている、しっかりした防塵マスク。厚手のゴム手袋。踏み抜き防止中敷の入った長ぐつは必須です。ただし、安全性を過信しないことが強調されました。
【他のボランティアに伝えたいこと】現地で強調されたことは、「ボランティアにはノルマがないこと」「各人が自分の体調に応じて、充分な休けいをとること」でした。これからは、暑くなるので熱中症に気をつけて下さい。
(水と塩分の補給を)
災害ボランティアさん
【活動した市町村】岩手県陸前高田市
【被災地で活動した期間】平成23年6月14日から6月15日
【被災地での活動内容】津波で流れついた残骸の撤去
【被災地で必要とされていた仕事】残骸の撤去
【被災地への持ち物】安全靴、皮手袋、タオル、マスク
【他のボランティアに伝えたいこと】危険な場所での作業のため、足元に十分な注意をし、作業についてください。
篠田真さん
【活動した市町村】宮城県東松島市
【被災地で活動した期間】平成23年6月24日から6月16日
【被災地での活動内容】・炊き出し(避難所にて)うどん、かき氷、お好み焼き
- 支援物資の提供・草刈り・子どもとサッカー・レクリエーション
- 東松島市内のドブ掃除(ボランティアセンターにて)・現地視察
【被災地で必要とされていた仕事】土地、人、場所、状況によって違うので、現地の方に前もって細かくニーズを把握する。
市町村だけでなく、局地的(避難所、仮設住宅など)な支援も必要。
物資もそうだが、心的ケアの必要性を感じた。
【被災地への持ち物】自分の事を全て自分で行えるようにしていく事。持ち物もそれに応じて。
【他のボランティアに伝えたいこと】百聞は一見にしかず。広くボランティアをしに行くことも大切だが、まず、現地の状況を目の当たりにする事で分かる事がある。まず、行く事、そして現地が何を求めているのかを知る事。
【活動した市町村】宮城県東松島市
【被災地で活動した期間】平成23年7月6日から8日、11月16月から18日
【被災地での活動内容】・仮設住宅への炊き出し支援、交流
【被災地で必要とされていた仕事】まず自分の目で見ることが大切。
ボランティアの手が必要な部分はまだあると思うが、何より震災で被害のあった方の理解と行政的働きかけができると良い。
【被災地への持ち物】現地で手に入らないものは少ない。
現地でお金を使うことが経済の復興になる。
【他のボランティアに伝えたいこと】継続的な関わりが必要
土田繁寿さん
【活動した市町村】宮城県東松島市
【被災地で活動した期間】平成23年6月24日から6月26日
【被災地での活動内容】
- 支援物品受渡し・サッカー、手品、腹話術
- 炊き出し(お好み焼き、うどん、かき氷150食)
- 草刈り、側溝泥上げ、清掃、石灰消毒
【被災地で必要とされていた仕事】
- 子どもに対応するボランティア(遊び、ゲーム等)
- ハイリスクな支援(高い、重い等)、(専門)心のケア
- この周辺ほとんど手付かず。(見通しの予想つかない。)
【被災地への持ち物】
- 備えよ常に(ボーイスカウトの合言葉)
- 備えあれば憂い無し・無理は無用
【他のボランティアに伝えたいこと】
- 現地では多くの人に声をかけ、気持ちを共有する。
- 目の当たりにした事を1人でも多くの人に伝える(継続)。
- ホテルではなくテントで支援する(共有)。
福田照行さん
【活動した市町村】宮城県七ヶ浜町、宮城県石巻市
【被災地で活動した期間】平成23年6月7日から6月10日
【被災地での活動内容】七ヶ浜町・・・花渕海岸の清掃作業石巻市・・・側溝の土砂除去
【被災地で必要とされていた仕事】「ボランティアを送る会」の団体の一員として参加した為、詳細は不明
【被災地への持ち物】「ボランティア個人が用意するもの」(例)のとおり
【他のボランティアに伝えたいこと】被災地を見ると今までに見た事もない刺激的な風景で、かなりショックを受けるが、深く考えず、又は何も考えず、目の前の作業を黙々とこなしていくことが大切ではないかと思った。
安田茂樹さん
【活動した市町村】福島県相馬市
【被災地で活動した期間】平成23年5月17日から5月22日
【被災地での活動内容】家具の運び出し、床下の泥出し、避難所のサポート、買い物の手伝い、家具を洗う
【被災地で必要とされていた仕事】家屋内外の泥出し、介護者のサポート(傾聴など)、避難所運営の補助
【被災地への持ち物】埃が最も多く、防じんマスク必携、安全ぐつ
飲み物は出来る限り多く 家人のショックを根ほり葉ほり聞かない。話し相手の程度にした方がよい。
【他のボランティアに伝えたいこと】本県から被災地までは遠い、余裕のある日程を組んでください。
(活動日プラス前後2日)
ボランティアの意識の高い人が求められています。
災害ボランティアさん
【活動した市町村】宮城県気仙沼市
【被災地で活動した期間】平成23年5月10日から5月15日
【被災地での活動内容】道路、建物内の片付け
【被災地で必要とされていた仕事】道路、建物内の片付け
【被災地への持ち物】・カーナビと地図があると良い
→カーナビも必要だが復旧していない道もあり、カーナビ通りには動けず、地図もあると安心。
- 底が鉄の靴もしくは鉄のインソール
→釘の踏みつけによるケガが多い。
- 消毒や絆創膏等救急用品
→衛生状態がよくないので、ケガしたときにすぐに消毒できるように持っていた方が良い。
- かっぱ(ズボンだけでもあると良い。)
- はさみ(ひもが絡まっているところがある)
- 水分補給用の飲み物
【他のボランティアに伝えたいこと】・ライフラインの普及状況や必要なものは日に日に変わるので、出発間近にボラセンに確認すると良い。(お風呂があるか、トイレの状況も確認して行くと持ち物の準備に役立ち、心の準備にもなる。)
災害ボランティアさん
【活動した市町村】宮城県七ヶ浜町、宮城県石巻市
【被災地で活動した期間】平成23年6月8日から6月9日
【被災地での活動内容】七ヶ浜町・・・七ヶ浜海岸の清掃作業石巻市・・・側溝の泥撤去作業
【被災地で必要とされていた仕事】七ヶ浜町・・・写真洗浄、フリマ・茶会などのイベント応援、支援物資の搬入
仮設施設への配布、子どもと遊ぶ、海岸の清掃
石巻市・・・泥を含むがれきの撤去
【被災地への持ち物】留意事項・・・被災者の目線に立った言動 怪我に注意。特にガラス、クギ類から身を守る為に厚い靴底と厚手袋の用意が必要熱中症を防ぐための自己健康管理。
【他のボランティアに伝えたいこと】被災地は海岸沿いにつき内陸部はコンビニ、ガソリンスタンド、ホームセンターありで、特殊なものでない限り現地調達可能と思われます。
無理な行動計画は絶対に立てないこと。
野村佳史さん
【活動した市町村】宮城県仙台市北部、多賀城市
【被災地で活動した期間】平成23年5月13日から15日
【被災地での活動内容】床上浸水した個人宅及びアパートの家財の搬出と泥だし清掃作業。建物周辺の 側溝の泥だし清掃作業。
【被災地で必要とされていた仕事】津波を被ったまま2ヶ月放置された家財の搬出をしました。衣類・布団など押入れの中で水を吸った家財の搬出は重さと臭いが大変でした。側溝の泥だし作業も力仕事ですが、泥だし後の家屋の清掃など細やかな作業も求められました。
【被災地への持ち物】仙台市北部VCで1日と多賀城市VCで2日活動しました。どちらのVCも長靴・軍手・ゴム手袋・ゴーグルが常備されており、汚れても良い服装で行けば活動できます。多賀城市VCでは着替え場所もあり、徒歩3分の場所で自衛隊のお風呂が利用出来ました。ただ、個人で可能な限り準備していった方が望ましいと思います。
どちらのVCも仙台駅から20から30分先の駅です。お昼は仙台駅のキオスクでおにぎりとお茶を準備して行きました。ミネラルウォーターはVCで配布されていました。
作業はひたすら地味な作業です。場所によってはガラス等が散乱しているので、安全の為、踏み抜き防止の金属ソールを準備すると良いです。
【他のボランティアに伝えたいこと】今回の行程は21時30分名駅発の夜行バスに乗車し、翌朝7時30分に仙台駅着。駅で朝食後、予約してあったカプセルホテルに荷物を預け着替えをし、9時30分頃VCにて登録して現場に向かいました。
作業時間は15時00分まででお昼1時間の休憩があります。VCで割り振りを待つ時間が30分から1時間で、作業現場への移動時間は準備も含めて30分程度でした。ですので、現場での作業時間は実質3時間位でした。現場では基本トイレはなかったので、VCですませておきます。水道も無い場合があるので、ペットボトルの水の他にウエットティッシュは持っていると重宝します。3日とも同じような時間帯で参加し、最終日は自衛隊のお風呂で汗を流し21時30分仙台駅発の夜行バスの時間まで市内観光をして帰路につきました。
一緒に活動したボランティアの方々は日本各地から年齢・性別も様々でした。今回の活動は何より自分自身にとって良い経験になりました。
災害ボランティアさん
【活動した市町村】宮城県南三陸町(歌津)
【被災地で活動した期間】平成23年5月25日から28日
【被災地での活動内容】瓦礫撤去、物資の仕分け、地元の方との交流
【被災地で必要とされていた仕事】ガレキ撤去
【被災地への持ち物】寝ぶくろ
【他のボランティアに伝えたいこと】現地での仕事はまだまだ沢山あるので、短い期間であっても、人の助けは必要だと思います。出来る事は、絶対にあるので行ってみてください。
関谷要さん
【活動した市町村】宮城県気仙沼市
【被災地で活動した期間】平成23年5月9日から15日
【被災地での活動内容】被災家屋のヘドロ出し、床板剥がし、瓦礫撤去、敷地内のヘドロ出し、側溝のヘドロだしなど
【被災地で必要とされていた仕事】私たち災害ボランティアができる仕事は、被災者家屋の瓦礫撤去、側溝などのヘドロ出しです。
【被災地への持ち物】気仙沼市災害ボランティアセンターは、比較的装備が充実しておりましたので、道具は貸出しになっています。持ち物は、防塵用マスク、ゴーグル、上下汚れてもいい服装(シャカシャカなウェア)、ゴム手袋(できれば内側に軍手)、ヘルメット、タオル、長靴、食料(現 地では、お店も営業しているので現地にお金を落とすのもあり)、寝袋、着替え(コインランドリー、山奥に銭湯あり)、車の方はキャンプ道具
【他のボランティアに伝えたいこと】GWがちょうど終わり、徐々に人が少なくなってくような時期にボランティアを始めました。
人数が少なくてもボランティア個々の士気は高く、また被災地の現状をを知ることで、 我々がなんとかしなくてはという「使命感」、今の悲惨な状況をなんとか打破した「達成感」、ボランティアをしても全体を見れば全く進んでいなく空しく思うことも。いろいろな感情を味わいました。また被災者とは直接今回の津波や地震の話を聞けました。つらく悲しいことやなんとか今生きていることなど。被災者の方に、10人分ぐらいの昼ご飯やおやつ、飲み物など精一杯のおもてなしをしていただきました。それも毎日。皆感激して涙流す場面もありました。2ヶ月が過ぎ、3ヶ月が経とうとしている今もまだ、被災地はまだあの3月11日のころの風景とほとんど変わっていなく、やっと道路が復旧し、物が流通し、という状況です。皆さん、まだ復興はしていませんよ。そして、気仙沼のボランティアの数も最初100人以上いたのが30人ぐらいに減っています。どうか現地に行きたいと思っている方、ぜひ行ってください。よろしくお願いします。
原田昭治さん
【活動した市町村】宮城県亘理町
【被災地で活動した期間】平成23年5月4日から5日
【被災地での活動内容】個人宅のガレ木、床下のドロ出し等
【被災地で必要とされていた仕事】上記同様です。
【被災地への持ち物】スコップ等は全てそろっています。
帽子、マスク、ゴーグル、手ぶくろ(水がしみないもの)等
【他のボランティアに伝えたいこと】バス、電車等でみえる方が多いので、車で行かれる方は、スコップ、一輪車等が積めるトラック又は、自分以外の人を乗せられる、大きい車(ナビ必要)特に良い。
薬剤師会原田昭治さん
【活動した市町村】福島県福島市
【被災地で活動した期間】平成23年3月26日から30日
【被災地での活動内容】パルセ飯坂(避難所)で薬の相談、交付、心の相談
【被災地で必要とされていた仕事】病気、薬、心の相談をゆったりとしてお聞きすること。(プライバシーがない。)
【被災地での留意事項】避難者の気持ちを良く考えて話をお聞きして、共感にうなずき、ゆっくり対応すること。
【他のボランティアに伝えたいこと】特に20から40歳までの若い人に頑張ってほしい。
小林真さん
【活動した市町村】宮城県塩釜市、南三陸町
【被災地で活動した期間】平成23年4月28日から29日
【被災地での活動内容】4月28日塩釜市民家での泥出し、ゴミ出し、4月29日南三陸町での救援物資の仕分け等
【被災地で必要とされていた仕事】塩釜のような所は民家の片づけなど石巻でも民家の片づけニーズはあったが、GWで人が多く、手伝いは遠慮した。
岩手の方が人が足りなかったようなので、そっちにも足を運べばよかった。
【被災地への持ち物】必要最低限のマスクや長靴、ゴム手袋、飲み物、食べ物。ただし、仙台市のような所へ行けば、基本そろうと思います。
【他のボランティアに伝えたいこと】基本、まだまだ全然進んでいないイメージで、まだまだ時間がかかりそうです。行けるときには、ぜひ行きましょう。
災害ボランティアさん
【活動した市町村】宮城県気仙沼市小泉浜区
【被災地で活動した期間】平成23年5月11日から17日
【被災地での活動内容】ガレキ(瓦、木材、金属等)の片付け
【被災地で必要とされていた仕事】ビニールハウスの撤去(チェンソーの使用)
軽トラックでのガレキの運搬(軽トラックの提供)
ガレキの撤去
個人宅の片付け
【被災地への持ち物】はまセン(気仙沼市小泉浜区災害ボランティアセンター)は、ゴーグル・厚手手袋 などの支給もあり(当然自分で準備していったが)、食事も炊き出しボランティアさんが行なって、ボランティアの分まで提供していただき、活動に専念できるとても良いセンターでした。お風呂もビニールハウスとわかめの桶を使ったお風呂にも入れ、泊まる道具まで貸出されていた。他所のセンターでの活動経験者も大絶賛でした。
車で行きましたが、高速のGSで満タン給油したので、現地では困りませんでした。
ボランティア数は平日80名休日150人。20代前半のボランティアはあまりおらず、比較的60代の方が多いようです。若い力仕事をバリバリできる人が必要だと感じました。岐阜や愛知県から来るボランティアが多いです。
釘を踏む怪我が多いようです。砂埃がとても多く、国道45号線を15分くらい行くとコンビニがあります。
女性のボランティアも来ていたようですが、高齢の女性ボランティアの姿はあまり見かけなかったです。
【他のボランティアに伝えたいこと】はまセンは、活動しやすいボランティアセンターです。活動期間を延長しました。
災害ボランティアさん
【活動した市町村】宮城県東松島市、仙台市
【被災地で活動した期間】平成23年5月7日から8日
【被災地での活動内容】倒壊した石塀の撤去作業。避難所にて、バーベキューの提供。
綿菓子機による綿菓子の提供。(甘みに飢えていた子どもたちに、食べても食べてもお腹の膨れない綿菓子は好評でした。)
児童養護施設に義捐金の寄託。
宮城県内の児童養護施設の被災状況について情報収集。
東松島市ボランティアセンターにて、情報収集。
【被災地で必要とされていた仕事】瓦礫の撤去、泥かきなど。被災者への娯楽の提供。単調になりがちな食事に対する変化に富んだ炊き出し。入浴施設やイベント会場への送迎。
被災当初から学校が避難所になり、先生が運営に当たってこられた。新年度が始まりやっとの思いで授業が始まった。被災した子どもたちも今は我慢しているが、これからPTSDなどのSOSを出してくる可能性がある。それを受け止めるのはその時出会ったカウンセラーやセラピストではなく、毎日一緒に活動している先生方になるが、その身体的、精神的苦労は計り知れない。学校の先生に対するケアをして欲しい。
高齢者はもう避難所で生活することに限界が来ている。心身の過労により今にも命の危険が迫っている人もいる。一刻も早く帰宅なり仮設住宅への引越しをして、少しでも以前の生活に戻ってもらう必要がある。
ライフラインはどこの避難所も確保されてきている。大きな避難所にはマスコミも常駐し、芸能人やスポーツ選手などの訪問も多い。しかし、小さな避難所では子どもも数名しかおらず、遊び相手がいない上に訪問するボランティアも少なく、娯楽が無いため退屈している。
【被災地への持ち物】宮城県まで高速道路で片道10時間かかりました。地震によって道路がかなり傷んでいました。運転には細心の注意を。
土埃がひどいです。帽子、マスク、ゴーグル、サングラス、うがい薬、目薬など。
夏に向けて、虫除けや蚊取り線香など。
活動によっては、長靴、安全靴、軍手、ゴム手袋など 仙台市内では仙台東部道路より内陸側など、津波の被害の無かった内陸部は、日常の生活が始まっている所も多い。コンビニなども通常の営業をしており、大抵のものは購入することが出来た。
松島では温泉も営業していた。
野営する場所はたくさんあります。内陸部では旅館やホテルも営業していました。
今後復興のために建設業者が入ってこられると宿泊施設は満室になるかも知れません。
【他のボランティアに伝えたいこと】夏服を送ってください。夏に向けて衣替えが始まりました。当初の支援物資は冬物衣料ばかりで夏服がありません。
現地へ行かなければ分からない情報がたくさんありました。企業や団体であれば、大きな避難所への支援や広域にわたる活動が出来ると思います。個人やグループで活動するなら、小さな避難所へ向けたピンポイントの支援がやりやすいと思いました。
被災した子どもたちはどの子も明るく、話を聞いた子どもたちは口を揃えて「地震は怖くなかったけど津波が怖かった。」と言いました。
自分が家ごと流されて助かった話や、家族がまだ見つかっていないといった凄惨な話を淡々と語ってくれました。避難した屋上から、建物の下を流されていく人たちをなす術もなく見ていた子どもも多くいるそうです。まだ心の整理もなにもつかないまま、周りの大人に従って気丈に振る舞い日常の生活を求めているようでした。これから、普段の生活が戻るにつれ、心に余裕が出来るにつれ、体験した事実を受け止めていくことになると思います。今からそのケアについて大人が心構えを持っておく必要があると思いました。
何か出来ることはありませんかと訊ねると多くの方が「来てもらえるだけでもありがたい。」「今出来ることは無くても、『何か出来ることがあればいつでも手伝います。』というメッセージを被災者の方に送り続けて欲しい。」と言われました。
三輪康典さん
【活動した市町村】宮城県気仙沼市
【被災地で活動した期間】平成23年5月14日から15日
【被災地での活動内容】宮城県気仙沼市の唐桑地区で活動を行った。
- 被災家屋のガレキ撤去(14日)
- 避難所(市立小原木中学校体育館避難所)での炊き出し<トン汁、鶏ちゃん>(15日)
【被災地で必要とされていた仕事】
- 公道等のガレキ撤去は進んでいますが、個人宅等の細かい場所のガレキ撤去や清掃はまだまだで、支援が必要です。所有者だけでは片付くものではないと思います。
- 発災から2ヶ月を経過し、避難所では物資は比較的揃っています。不足しているのはマンパワー(食事の支援等)と、より細かな生活への配慮と感じました。
【被災地への持ち物】
- ボランティアに行く場合は、個人なら全てを自分で手配。組織に参加する場合でも、着替えや就寝用具、朝食、昼食等、自分で準備すべきものをよく確認する必要があります。
【他のボランティアに伝えたいこと】
- 現場では普通に挨拶をし、単々と仕事をするのがよいと思いました。
- 東日本大震災への支援を目的に3月13日に組織された任意団体「RQ市民災害支援 センター」の活動に個人として参加しました。土日の活動のため、金曜日の午後は職場で年休を取りました。現場では避難が長期化し、まだまだ支援すべきことがあり、継続が必要です。
災害ボランティアさん
【活動した市町村】宮城県東松島市
【被災地で活動した期間】平成23年5月1日から2日
【被災地での活動内容】5月1日午前2時間庭木周辺のヘドロ出し
午後2時間写真回収、家具の廃棄、畳出し
5月2日午前2時間庭木周辺のヘドロ出し
午後2時間庭木周辺のヘドロ出し、家屋の窓拭き
【被災地で必要とされていた仕事】東松島市ボランティアセンターでは、主にヘドロ出しや家具移動などの力仕事が優先度 の高い仕事である。高齢者や女性だけの家族構成である被災者からのニーズが多い。
【被災地への持ち物】帽子、タオル、防じんメガネ、防じんマスク、防水性の作業着、軍手、厚手のゴム手袋、 鉄板入り長靴、リュック、弁当と飲み物、ボランティアセンターから借りた一輪車、ショベル、フォーク、クマ手、スコップ、土のう袋(1件につき30袋ぐらい)
【他のボランティアに伝えたいこと】ボランティアセンターから指示される内容と実際の被災者のニーズが若干異なることが多々あった。被災者が避難所にいる場合もあり、連絡がうまくいかず、派遣されても家主が不在で空振りのときもある。移動手段は車のみ。一輪車を載せるため、ワゴンタイプがお勧め。車内は泥でかなり汚れる。
ヘドロの中に金属類や木材など危険物が混ざっているような足下の悪い場所があったため、鉄板入り長靴は役に立った。防じんメガネも絶対に必要であるが、自らの吐息でかなり曇ってしまい見えにくくて大変だった。防じんマスクは花粉症のものでも十分である。庭木のヘドロ出しは、工具が使えない狭い場所が多く、直接、手で作業せざるを得ないことがある。軍手の上に厚手のゴム手袋をした方が安全。私の場合、厚手のゴム手袋だけで作業していたら、庭木のとげが手袋を貫通して手に刺さってしまった。作業はおおむね1件あたり2時間まで。2時間作業したら汗だくになる。どの作業にしても腕力や握力が必要なものばかりである。東松島市のボランティアの数は明らかに不足している。ボランティア制度の存在を知らない高齢者がいた。
堀川明信さん
【活動した市町村】宮城県気仙沼市
【被災地で活動した期間】平成23年5月1日から2日
【被災地での活動内容】がれき撤去、がれきの分別や整理
【被災地で必要とされていた仕事】家屋解体、炊き出し、がれき処理
【被災地への持ち物】釘が出ていたり、がれきを踏むと釘がささるのことがあるので、要注意。
長靴には、金属の底をつけておくよう勧めたい。
×軍手→作業用皮手袋。ヘルメット
【他のボランティアに伝えたいこと】ボランティアの要請をされた時には、「災害派遣車両」として、自分の車も登録できる。この登録により、高速道路の通行料は無料となる。各市町村の窓口に相談されると良い。
堀川康寛さん
【活動した市町村】宮城県気仙沼市
【被災地で活動した期間】平成23年5月1日から2日
【被災地での活動内容】がれきの撤去、家屋の屋根の解体等
【被災地で必要とされていた仕事】がれきの撤去
【被災地への持ち物】予想以上に汗が出ました。水分は必要です。
重装備は体に負担をかけ、かえって作業しにくくなります。
【他のボランティアに伝えたいこと】現地現地では、40人ほど、ボランティアがいました。(GW中は)
が、今は足りていないため、足を運んでください。
災害ボランティアさん
【活動した市町村】宮城県東松島町
【被災地で活動した期間】平成23年5月1日から3日
【被災地での活動内容】各住宅での泥出し、家具等の移動・運び出し、屋内外の清掃
【被災地で必要とされていた仕事】未だ多くの泥が様々な場所に残っており、それの除去・処理が必要とされた。
【被災地への持ち物】作業に伴い、粉じんが舞うことも多々あり、防じん用のマスク・ゴーグルが必要となる。
また、手袋は厚手の物が良い。
【他のボランティアに伝えたいこと】現地では、ボランティアセンターと依頼者の間で情報の行き違いが生じる面もあり、臨機応変な対応も場合によっては必要とされる。
NPO法人つむぎの森
【活動した市町村】岩手県大槌町桜木VC
【被災地で活動した期間】平成23年5月1日から3日
【被災地での活動内容】家周りの泥剥ぎ。床下の泥出し、集会場前の土入れ替え
【被災地で必要とされていた仕事】家財出し、敷地内泥剥ぎ取り、床下泥出し
【被災地への持ち物】マスク、手袋、ヘルメット
【他のボランティアに伝えたいこと】指示内容に従い遺脱しないで、個人の希望を機器作業する。
三角ホー、ツルハシ、フルイ、草かき、敷地内臭いを消したがっている。
平田信行さん・・・岐阜県災害ボランティア隊に参加
【被災地への持ち物】カッパ、ゴム手袋(丈の長いもの)、ゴム長靴、着替え
*長靴に水が入らないよう注意*汗をかくので下着の着替え
【他のボランティアに伝えたいこと】自分のペースでどんどん作業をするのではなく、被災者の方の話をよく聞いて 作業を進める。被災した家財はゴミではないので、なるべく丁寧に扱ってほしい。
災害ボランティアさん
【活動した市町村】福島県南相馬市
【被災地で活動した期間】平成23年4月30日から5月4日
【被災地での活動内容】建物内の片付け
【被災地で必要とされていた仕事】建物内の片付け
【被災地への持ち物】
- カーナビがあると良い。(なくても他のボランティアについて行く等対応可能)
- 底が鉄の靴もしくは鉄のインソール(釘の踏みつけによるケガが多い)
→ワークマンに売っている。
- かっぱ(水分を含む泥が多いため、跳ね跳び等による汚れが多い)
→写真では、腰下くらいまで汚れていた。
- ゴーグル、マスク(ほこりっぽい)
- 脱ぎ着しやすい暖かい上着(作業中は汗をかくが、休憩中に汗がひいて寒い)
- 紙、筆記用具(ガラス等危険な物を発見した場合に目印をつける)
【他のボランティアに伝えたいこと】
<注意事項>
- 写真撮影は避ける→現地の方が嫌な思いをする。
- 自然体で参加する(いろいろな物を持っていかない)
→現地の方が何もないことを見せつけられているように感じる
- ヒーロー気取りの偉そうな態度はしない
現地の方の気持ちを第一に考えて行動する
- 協調性を大切にする
<その他>
- 普通に機能しており、食料等は現地で購入することができる
- ボランティアセンターでお風呂を開放(16時から18時)
- 温泉が復興
松尾洋一さん
【活動した市町村】宮城県岩沼市
【被災地で活動した期間】平成23年4月30日から5月1日
【被災地での活動内容】震災後一ヶ月半となり、家屋内清掃はほぼ終わり、庭や畑、ビニールハウス内にたまったヘドロの除去がほとんどでした。一面5センチほどの層になっていて、それが乾いていて大変重いです。風が吹くと舞い上がります。
【被災地で必要とされていた仕事】庭や畑、ビニールハウス内のヘドロの除去、ごみが貯まった用水の清掃ボランティア活動後のスコップや長靴の清掃作業、物資の仕分け運搬 仮設住宅への移転手伝いなど
【被災地への持ち物】マスクは、お椀型の口と鼻をふさぐ完全密閉型のものが良い。
長靴は膝まであると良い。ゴム手袋は必ずあると良い。
【他のボランティアに伝えたいこと】朝8時30分にボランティアセンターで受付がはじまります。この時間までに行って受付をすると、ボランティアセンターの人数把握や活動の割り振りがスムーズになるようです。
災害ボランティアさん
【活動した市町村】宮城県気仙沼市小泉浜区・はまセン
【被災地で活動した期間】平成23年4月24日から5月1日
【被災地での活動内容】この地区は、気仙沼市の運営する本吉支所VCからも遠く(R45の橋流出に伴う迂回路)、ほとんど手付かずの状態です。重機も自衛隊も入っておらず、水道・電気も5月中旬まで復旧できないとのこと。GWに多数のボランティアによる集中作業を計画しており、現地入りした日も10名以下。活動は、多数のボランティアを受け入れる準備(駐車場確保・テントサイト設営等)と、29から30日の活動支援(両日とも200名弱)。
【被災地で必要とされていた仕事】おもに瓦礫撤去であるが、詳細は「はまセン」のHP参照 『はまセン』 気仙沼市小泉浜災害ボランティアセンター<外部リンク>
【被災地への持ち物】自分自身の衣食住は当然であるが、出来れば作業に使用する道具類も持参する。
「はまセン」のHPで事前確認。
【他のボランティアに伝えたいこと】NPOが立ち上げたVCで、避難所と一体運営され、他の災害VCと違っています。
- 被災者向けに風呂を設置(3か所)。ボランティアも状況により入浴可。
- 毎朝・毎夕に被災者とボランティア合同ミーティングを行い、作業内容等確認。
- 作業は個々の依頼者宅への戸別派遣ではなく、地区別に集中投入して地元住民の方と一緒に作業。
- 農業用ハウス撤去や散乱する電線の切断、柱や樹木の切断など、他のVCではまず行わない作業も入っている。
- 少人数のスタッフで、GWのピーク日600人のボランティアを断ることなく受入れ活動した。
等々あり、今後の運営方法の参考になる点があったと思います。
太田ユミさん
【活動した市町村】宮城県多賀城市
【被災地で活動した期間】平成23年5月3日から5日
【被災地での活動内容】ガレキ撤去、片付け、家財運搬、壁掃除、掃除
【被災地で必要とされていた仕事】泥だし、家の周辺の片付け、重機を利用した作業
【被災地への持ち物】ゴーグル、底の厚い長ぐつ、ぼうし、又はバンダナなど髪をまとめるもの
【他のボランティアに伝えたいこと】家に関係のある専門知識がある方は必要かと思いました。
室内の作業が多くあり、女性ならではの作業があったので、女性でも参加していただきたいです。
災害ボランティアさん
【活動した市町村】宮城県亘理町
【被災地で活動した期間】平成23年4月21日から22日5月4日から5日
【被災地での活動内容】津波で浸水した家の床下の土砂の撤去
家の敷地内に流れついた土砂、樹木、ガレキ等の撤去
浸水して使用できなくなった家財道具の搬出
【被災地で必要とされていた仕事】上記の他、役場事務手伝い、支援物資の仕分け
自衛隊の入浴チームの補佐(ヘルパー)、流れ着いた写真の清掃
【被災地への持ち物】ゴーグル、防じんマスク、タオルは必須。軍手は、ゴム製が必要。
長グツ(登山グツなど、足下の強固なもの)
【他のボランティアに伝えたいこと】被災地での写真撮影は遠慮すること。
自分の体力に注意すること。(仕事がハードなので)
川嵜大樹さん
【活動した市町村】宮城県七ヶ浜町
【被災地で活動した期間】平成23年4月29日から5月3日
【被災地での活動内容】地域住民のボランティア・ニーズ調査(全ての家を訪問し、ニーズを調査しながら地図を埋める作業)
ガレキ・家具の撤去、床下の汚泥出し、消毒、清掃、公道、公園、浜の洗浄
足湯、手もみ、炊き出し、フリーマーケットの開催、写真の拭き込みと展示
見守りの必要なお宅の調査、訪問
【被災地で必要とされていた仕事】同上(被害が深刻なために、全くあまり進んでいない。)
【被災地への持ち物】安全面での装備(最低限)、これだけは無いと、現地での活動が大変危険になります。
中敷きの入った長靴、消毒液、ゴーグル、マスク、飲料水(傷口の洗浄に使える。)
ゴム手袋、塩(塩分としてナッツなどでも可)、長そで、長ズボン(防水)
サプリメント、防寒具
【他のボランティアに伝えたいこと】被災者の方はつい最近まで、”私たちと同じように営んできた同じ立場の人間”です。
当然、私たちの行動に対し、喜んだり、笑ったり、時には激怒します。
とても親切にして頂けることもあれば、ひどい扱いを受けることもあるでしょう。
自分の精神状態や相手に左右されず、真心のこもった奉仕活動ができる方が求められていると思います。
熊木健太さん
【活動した市町村】宮城県気仙沼市小泉浜地区
【被災地で活動した期間】平成23年4月30日から5月3日
【被災地での活動内容】ガレキ(瓦、木材、金属等)の片付け
【被災地で必要とされていた仕事】ビニールハウスの撤去(チェーンソーの使用)、軽トラックでのガレキの運搬(軽トラックの提供)、ガレキの撤去、個人宅の片付け
【被災地への持ち物】電線、網などが木材や木に絡みついてガレキの撤去に困難を伴うので、ワイヤーカッター(直径5cm程度の太さのものが切れる大きいもの)があればよい。
大きなカッター、スコップ(泥のかき出し)
バラバラになった木材についた釘を踏み抜く危険が高いので、踏み抜き防止の入った長靴、厚底の靴、厚手の手袋(釘、木材のささくれが刺さるのを防ぐため)
ヘルメット、ゴーグル、マスク、腕カバー
【他のボランティアに伝えたいこと】地元の人にとって、ガレキはごみではありません。
写真、アルバムだけでなく、いろいろ思い出がつまった大事なものなので、丁寧に扱う気持ちをもって作業を行うことが重要だと感じました。常に被災者の立場にたって作業することが大事です。言動には注意が必要です。
下川滝美さん・・・岐阜県災害ボランティア隊に参加
【被災地への持ち物】コンビニ、スーパー等は釜石駅付近までは正常に営業しているようでした。過剰な荷物は 作業の妨げになりますので、作業時は身軽に動けるようにすると良いと思います。
泥出し作業の場合は、長靴、雨合羽、小雨の作業の場合は全てが濡れてしまいますので その対策が必要。桜木町のボランティアセンターには用具が揃っていましたが、各自が使用するゴム手袋等は持参して下さい。厚手のゴム手袋が役に立ちます。
【他のボランティアに伝えたいこと】継続的な支援が必要だと感じました。
桐山定雄さん(垂井町)
【活動した市町村】岩手県大船渡市、釜石市、大槌町
【被災地で活動した期間】平成23年4月18日から23日
【被災地での活動内容】がれきの撤去、避難所での食事の手伝い、掃除、仮設住宅への備品搬入など
【被災地への持ち物】ヘルメット、長靴、カッパは必ず用意した方がいい
【他のボランティアに伝えたいこと】日本の将来のためにも若い人(学生)がもっと現地に行ってボランティア活動をしてほしい。報道とは違うことがいろいろとあるので、ぜひ現地で活動してほしい。
災害ボランティアさん(揖斐川町)・・・岐阜県災害ボランティア隊に参加
【被災地への持ち物】水、食料は用意すること。今回の行程ではコンビニやサービスエリアで食事や食料を調達することができたが、無駄と思わずに準備することが必要。
【他のボランティアに伝えたいこと】被災地が遠く、行き帰りに非常に時間がかかってしまい、ボランティア活動の時間が少なくなってしまった。また、天候により活動が制限されるなど、意気込んで行った割には納得のいく活動ができず悔いが残ったが、被災地の方を勇気づけることができたと思う。
古田良樹さん(揖斐川町)・・・岐阜県災害ボランティア隊に参加
【被災地への持ち物】長靴(釘対策として靴底が厚くしっかりしたもの)、ゴム手袋、雨合羽、ビニール製のエプロンなど、体や衣類に水がしみこまないような対策。食料は内陸部で購入できるがある程度持参した方がよい。
【他のボランティアに伝えたいこと】個人よりもグループの方が活動しやすい。2,3日の滞在では十分な活動ができない(移動時間が長いし、活動場所に行っても依頼者が不在で活動できないことがある)。
杉本隆宏さん(各務原市)・・・岐阜県災害ボランティア隊に参加
【被災地への持ち物】埃よけのマスク、衣服の汚れ防止用エプロン、安全靴、水
【他のボランティアに伝えたいこと】張り切りすぎずに休憩を取りながら作業してください。
災害ボランティアさん(北方町)
【活動した市町村】岩手県石巻市
【被災地で活動した期間】平成23年4月17日から18日
【被災地での活動内容】被災家屋内の片付け、塀の補修
【被災地で必要とされていた仕事】被災家屋内の片付け、被災家屋から搬出された瓦礫の撤去
【被災地への持ち物】マスク*作業に使う用具はボランティアセンターで十分用意されている
【他のボランティアに伝えたいこと】活動場所までの移動はボランティア自身の自家用車になるので、カーナビがあると便利。かなり汗をかくのでタオルや着替えなどを準備する。安価なビジネスホテルは事前予約をしておいた方がよい。
中島武志さん(輪之内町)
【活動した市町村】岩手県大槌町
【被災地で活動した期間】平成23年4月13日から17日
【被災地での活動内容】被災家屋内の片付け、消毒など
【被災地で必要とされていた仕事】道路にがれきが山積みになったままになっているところがあったので、早く除去できるといい。
【被災地への持ち物】カロリーメイトやウィダーインゼリーなどはすぐに食べられるので役に立った。カップ麺は 自分でコンロを持参してお湯を沸かさないといけないので食べなかった。
【他のボランティアに伝えたいこと】地域のつながりの強い地域なので、歩いていてすれ違う人に気持ちよく挨拶することが大切。あまり軽々しく「大丈夫ですか」と聞かない方がいい。
神山雄輝さん(山県市)
【活動した市町村】宮城県石巻市
【被災地で活動した期間】平成23年3月29日、30日
【被災地での活動内容】被災家屋の家具出し、泥出し、清掃
【被災地で必要とされていた仕事】浸水した地域では家具の処分に苦難している。高齢者の住まいではボランティア無しで は家具出しができない。冷蔵庫や洗濯機だけでなく、水と泥で重くなった畳を1枚4人から5人がかりで運ぶのが大変。
【被災地での留意事項】被災地で物資(食料やガソリン)を手に入れることは困難。車での移動が求められたので、十分にガソリンを入れていく必要がある。服装や軍手は処分するつもりでそれなりのものを準備する。
【他のボランティアに伝えたいこと】どんな仕事が与えられてもやること。作られたチームでどんな人とも協力してやること。
ある程度、被災地の地理を知っておくこと。簡単に投げ出してはいけないが、無理は絶対にしないこと。
有限会社小塚工業(輪之内町)
【活動した市町村】岩手県大槌町大ヶ口
【被災地で活動した期間】平成23年4月11日から13日
【被災地での活動内容】被災家屋の片付け、清掃
【被災地で必要とされていた仕事】被災者の用事代行。被災家屋の片付け、清掃。お年寄りの風呂など。
【被災地での留意事項】被災者と同じところで活動や寝泊まりをするので言動やプライバシーの侵害に注意する。
【被災地への持ち物】寝袋、ゴミ袋、ブルーシート、スコップ、竹ぼうきなど
【他のボランティアに伝えたいこと】時間のある人は、4人から5人で長い期間活動できると良いと思う。ガソリンは近辺で確保できると思う。水は私の行ったところでは使用できた。
若松学園土田繁寿さん(山県市)
【活動した市町村】宮城県石巻市、茨城県小美玉市、大洗町、鹿島市、北茨城市、鉾田市、福島県いわき市
【被災地で活動した期間】平成23年4月3日から8日
【被災地での活動内容】手品、腹話術、本の読み聞かせ
【被災地で必要とされていた仕事】屋根の修理(高齢者宅の屋根が無いまま)、本の読み聞かせ
【被災地での留意事項】ガソリンスタンドなどの地域の情報が曖昧だった。
【被災地への持ち物】目覚まし時計、安全靴、湯たんぽ、チャック付きビニール袋、レトルトのおかゆ、バーナー、ランタン、なべ、ロープ、工具類、ラジオ、懐中電灯など
【他のボランティアに伝えたいこと】報道では聞けない被災者の声を聞けたことが良かった。
災害ボランティア情報
平成23年4月18日(月曜日)
岩手県大槌町の現状(岐阜県社会福祉協議会から岩手県大槌町へ派遣された職員からの報告)
- 行政も社協も核となる人が亡くなったり、行方不明の方も多く、なかなか機能回復が難しい現状にあるが、スタッフの方々にも少しずつ笑みが戻ってきている。
- 隣接する釜石市や遠野市でほとんどの物が購入できるようになってきている(量は十分ではない)。ガソリンはまだまだ十分ではないので注意する必要がある。
- 携帯電話は使用できるが、国際電話のように半テンポ遅れることがあるので、うまく話しが伝わらない場合がある。また、日によっては繋がらない場合がある。
- 災害ボランティアセンターには、被災者からのニーズの電話、ボランティア希望者や行政からの電話が鳴り止まない。ボランティア希望者は、情報を可能な限りHP等で入手することによって、ボランティアセンターへの電話での問い合わせの回数や時間を減らす必要がある。
- 瓦礫の撤去先が決まらず、片づけたゴミや瓦礫の回収、撤去が進んでいないため、小魚やゴミの腐敗等による異臭があるほか、強風によって舞い上がった埃が強烈な場合があり、マスクは必須。人によっては(コンタクトレンズ装着者)ゴーグルが必要な場合がある。
- 瓦礫が道路の両側に積み上げられている等により道路が狭くなっているため、大規模な団体ボランティアは、移動に困難が伴う場合がある。
- ボランティア活動は、家財や瓦礫の運び出し、床下や庭からの泥出しが主。
- 被災者が、運び出す家財等の選別に時間がかかっても、じっと待ってくださるボランティア、黙々と作業をしてくださるボランティアには、本当に頭が下がりました。
平成23年4月8日(金曜日)
岩手県大槌町の現状(岐阜県社会福祉協議会から岩手県大槌町へ派遣された職員からの報告)
【ボランティア活動について】
- 活動人数は約150人。
- 活動内容は、被災家屋の泥出し、瓦礫や家財の片づけに限定している。
- 資機材については、スコップ、デッキブラシ等の持参が望ましいが、持参できない場合でも、ある程度の資機材があるため活動は可能。
【燃料について】
- 町内で1カ所ガソリンスタンドが営業しているが、給油制限、給油待ちの時間が長い、必ずしも給油できるとは限らないという状況であり、町内へ入るまでに給油を済ませる必要あり。ただし、遠野市等においても給油が満足にできるとは限らないので、注意を要する。
【大槌町内の交通機関】
- 公共交通機関が全く回復しておらず、また、ボランティアセンターでは車の準備ができないため、ボランティア活動を行う場合は、現場まで自らの車で行く必要がある。
【その他】
- 食料や燃料事情が回復していないため、食料は必ず持参するなど全てを活動者が準備の上現地へ入ることが望ましい。
- 余震に注意する必要がある。
- 砂埃、異臭等に対応するマスクが必須。
桜木町災害ボランティアセンター


大ヶ口災害ボランティアセンター

平成23年4月8日(金曜日)から10日(日曜日)
岩手県陸前高田市の現状(日本青年会議所岐阜ブロック協議会からの報告)
【陸前高田市災害ボランティアセンター(陸前高田市立学校給食センター)】
- いろんなところから大口で食糧品が朝届いている。例えばパンが一万五千個とか比較的入荷している。しかし食事など必要物資は日々消化されていくので、長引くと不安ではあるが現在では何とかやっているという状態。
- いま必要な物資としては、ポリタンク(水を入れるのが足りない)
※しかし、必要な物資は日々変わっていくので、信頼ある問い合わせ先に確認が必要。
【陸前高田市災害ボランティアセンター(陸前高田ドライビングスクール)>
- 現地の人で構成されておらず、3日から4日でスタッフが交代などで引き継ぎがうまくいっていない。
- 後方支援を現地の人で構成された遠野まごころネットが行っていて、現地の人がいないここのボランティアセンターよりも傾向・見通しはこちらよりも判っていて、長期的な支援活動の指示ができると思われる。
- 現状では現場の情報収集がまだできていない状況で、ここの災害ボランティアセンターでは、分かる範囲でしか指示ができず、お願いできる内容は、支援物資の仕分けになる。
- 安定的な長期的な支援ができるよう、陸前高田の為にも遠野市まごころネットと連携をしてほしい
- 固定電話はなく、衛星電話(1回線)・携帯電話(停電があると機能しない)で、通信環境が限られていて、現存の回線は、現場からの情報受発信で使用したいため、ここへは外部からの問い合わせはできるだけ避けてもらいたい。
- 今までの災害ボランティアセンターは現地で行っていましたが、被災の規模が大きく現地では端的の視野となりうまく機能が出来ない為、被災規模が少ない地域で災害ボランティアセンターを依頼する形を取っており今までの災害ボランティアセンターとは違う方法をとっている。
【遠野市まごころネットワーク】
- 3月28日に遠野まごころネットワーク設立。遠野市は、大船渡・大槌・釜石・陸前高田のいずれの市にも1時間くらいでつく立地環境で、社会福祉協議会、遠野JCほか有力な組織で構成した、遠野まごころネットワークにて、大船渡・大槌・釜石・陸前高田を担当し後方支援を行っています。組織図もあり、毎日19時にそれぞれの部署の幹部で今後の活動の打ち合わせを行っています。(人物や話から、組織として連携して落ち着いて活動をしている印象を受ける。)
- 市役所や社協の担当者が被害にあってしまったため、大槌・陸前高田は、組織・人材が不足しているのに比べ、釜石・大船渡は校長先生や住職がリーダーとなり、組織・人材も比較的健在。
- 陸前高田に於いては、これから現地調査にとりかかります。被災地のニーズを聞き取り遠野市よりボランティア派遣する形を取る予定です。
- ボランティアの宿泊もここの体育館の使用をしていただいています。(屋根をお貸しする程度で、寝具持参で自己完結型でお願いをします。)4月8日より始まっている。
- 陸前高田のボランティアの受付はここでお願いをします。また、大船渡・大槌・釜石についても、ここで受け入れができます。
- 炊き出しの支援を行う場合は、自衛隊の炊き出しと重らないようなど調整するので、事前に連絡がほしい。(2日前の19時00分までに)
- 大きな避難所では物資補給は行っているが、それ以外物資が行っていない。
- 自衛隊はお風呂を仮設しているが、避難所の人々は一週間に一度しか入れない状況である。遠野JCは、足湯で足を洗ってあげることで、被災者とコミュニケーションをとり現状把握をしている。
- 遠野まごころネットの炊き出しを担当している遠野JC豊田理事長と小松委員長、三重より来られた災害ボランティアネットワーク鈴鹿ともに、陸前高田市立第1中学校の避難所屋内にて、鈴鹿さんが持参したぜんざい500食分の調理と配布の手伝いを行う。
- 被災者は精神的かつ肉体的な疲労困憊が見受けられました。
- 豊田理事長とは遠野まごごろネットでの待機中と現地活動中において雑談含め近くにおりましたが笑顔を見ることは有りませんでした。
- 一中内を巡回し飴配付した際にも、避難者の方の笑顔は少なかったです。
- 豊田理事長から自衛隊の炊き出しはご飯と味噌汁のみで、たんぱく質の欠如と聞きました。具体的には肉、魚等のおかずが足りていないとの事。
- 飴配付の際に触れた避難者の方の手はかさついていました。要因のひとつとして、栄養状態不良が有ると思いました。
- 水は節水をしている。
- 9日の午後で、2組のボランティアがイベント(ギター演奏、琉球創作ダンス)を企画して披露(約10分程度)
- (社)陸前高田青年会議所高田理事長とあいさつ(避難所で生活している。避難所ではリーダー的な役割をされていました)。
- 岩手ブロック会長佐々木会長、(社)花巻青年会議所伊藤理事長と情報共有をする。岩手内の近隣LOMが中心となって、被災地支援活動を行っている。
- 愛知ブロック協議会佐々会長と避難所お会いし、情報共有をする。
- 5月連休に再訪問するのであれば、鯉のぼり等で季節感を出す設えも支援として有効かと思いました。
【ガソリン・ルートについて】
- 今回の車両はデリカです。岐阜県美濃市を満タンにて出発。今回のルートは美濃IC→東海環状自動車道路→中央自動車道→長野自動車道→上信越自動車道→北関東自動車道→東北自動車道→長者原SA(給油)→一関IC→陸前高田。
- 片道880km、行き11時間30分、帰り12時間30分(数回の休憩含む)
- ガソリン給油には、車の列はなかったのですが、時間帯(深夜4時00分頃)が早い為スタッフが一名しかおらず若干の待ち時間有り。また、給油制限はありませんでした。
- 東北自動車道は50km/hの規制がかかっている。震災で道路が所々に凹凸がある。路肩にパイロンが設置されている個所が数か所あり。走行に問題はないがスピードの出し過ぎには注意をすべき。
- 次回は遠野市がボランティア基地になる場合は、北上江釣子ICで降りた方がよいようです。
- 今回停電の地区がありましたので、停電の地域ではガソリンスタンドが稼働しないので、情報をつかみ停電されていない箇所での給油が必要です。
- 内陸部で満タンにしておけば問題なし。被災地での給油はタブーです。
- 出発時は、余震の影響で東北道で一部通行止め区域がありましたが、通行時は解除になっていました。
- 現在も大きな余震が続いています。道路状況、停電状況には十分注意して下さい。
平成23年4月5日(火曜日)
岩手県大槌町の現状(岐阜県社会福祉協議会から岩手県大槌町へ派遣された職員からの報告)
【避難所】
- 大槌高校(数百人規模)、町営弓道場(約200人)が主。その他にも多数の避難所あり。
- 個人宅等にも被災者がいる。
【ボランティアセンター】
- 大槌町中央公民館にテント張りでボランティアセンター(本部)を設置。サテライト(2カ所)を、大ヶ口団地と桜木町に設置。
- ボランティアは本部で受け付けを行いサテライトへ移動。サテライトで活動現場を指示。
- 各家庭を回りニーズ調査。
- 現在のところ県外からのボランティアは団体のみ受け入れている(事前連絡要)。交通事情が悪いこともあって、連絡があったボランティアが約束の時間に到着できないことが多々ある。
【ボランティアの活動内容】
- 泥だし、瓦礫、家財の搬出。高圧洗浄機での清掃活動も実施中。
【機材】
- スコップは足りているが、高圧洗浄機、バールが大量に足りない。
【携帯電話】
- ボランティアセンター本部と桜木町(サテライト)間では、ほとんど繋がらない。
- 地域によって繋がりやすい所と繋がりにくい(ほとんど繋がらない)所がある。電話会社が修復に努めている。
【交通手段】
- 町内に公共交通機関がないため、車での移動のみ。
【生活関連】
(宿泊所)
- 町内には宿泊場所がないため、手前の遠野市、花巻市等で宿泊することになるが、大槌町まで片道1時間半から2時間以上を要する。
(食料)
- 町内には食料品を販売しているところがほとんどなし。手前の遠野市のスーパーで調達することは可能であるが、念のため最低限の食料を持参する必要あり。
(燃料)
- 町内には給油できるガソリンスタンドなし。
- 被災地でなくてもガソリンスタンドは営業時間短縮、給油量の制限、給油待ちの長い列が見られ注意を要する。
(風呂)
- 町内では風呂に入れない。手前の遠野市に風呂はあるが、夜7時頃までに終了するので注意が必要。
(気候等)
- 朝晩はまだまだ寒いので、寒さ対策が必要。砂埃、異臭がひどい。マスクは必須。
桜木町災害ボランティアセンター
宮城県多賀城市災害ボランティアセンターの現状(岐阜県被災地サポートチームからの報告)
- 本格的な活動が始まっている。最近は1日400人が登録。また、団体での参加も増えてきた。
- 今の仕事は、畳上げ、土砂の撤去など。
- 県外、県内で分けて受け付け。
- 泊まりがけで継続して参加する人が多い。
- 建物前の受付コーナーで名簿に記入し、ボランティアセンターでマッチング。
- 1班5〜6人で行動。ワゴン車などで現場に送る。
宮城県多賀城市災害ボランティアセンターの様子
平成23年4月4日(月曜日)
宮城県石巻市災害ボランティアセンターの現状(岐阜県被災地サポートチームからの報告)
- 市社会福祉協議会が中心になり運営。
- 全国からのボランティアを受け入れている。4月3日は、639人が家屋の片付け、27人が避難所運営に派遣。
- これまでに延べ3,300人を派遣しているが、ニーズ処理率は33%に過ぎない。
宮城県石巻市災害ボランティアセンターの様子
平成23年4月1日(金曜日)
岩手県大槌町の現状(岐阜県社会福祉協議会から岩手県大槌町へ派遣された職員からの報告)
- 町役場、町社会福祉協議会事務所は被災。
- 町役場は中央公民館、町社協事務所は大槌高校の紫友館を拠点としている。
- 避難所は町内に点在している。
- ガソリンは全く入手できない。
- 主要道路は通行可能だが、がれき等があり注意が必要。

