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花粉症対策

花粉症について

花粉症とは
 花粉症とは、スギやヒノキなどの花粉が原因のアレルギー疾患です。花粉という異物から身を守ろうとする免疫反応の一種で、鼻水、鼻づまり、眼のかゆみ、充血、涙が大量に出るなどの症状がみられます。さらに症状が強くなると、喉のかゆみ、咳、頭痛などのかぜに似た症状が出てきます。
症状が起こる時期は人によってまちまちです。花粉が飛び始めると、すぐに症状が出てくる人もいれば、花粉がたくさん飛ばないと症状が出てこない人もいます。症状の強さも同様に、軽症の人もいれば重症の人もいます。その年に飛散する花粉の量によって、症状の強さが変わりますので、花粉の飛散の少ない年には、花粉症の症状が全く出ない人もいます。
 近年の花粉飛散量は多くの地域において増加しており、例年比や前シーズン比での増減に関わらず、予報に基づいた早めの花粉症予防対策等が必要と考えられます。
※参考1日の観測花粉数が1平方cmあたり30個を超えると花粉症の症状が悪化することが知られています。

花粉の飛散時期について

花粉は11月〜1月を除いてほぼ一年中飛散しているものです。花粉の主な飛散時期については次のとおりです。

スギ、ヒノキ科 2月〜5月頃
イネ科 3月〜11月頃
ヨモギ属 9月〜10月頃
ブタクサ属 8月〜10月頃
カナムグラ 9月〜10月頃
ハンノキ属 1月〜5月頃

予防対策について

防護具を装着し、外出時に付着した花粉は屋内に持ち込まない!

眼鏡やマスクを装着すると、非装着時と比べて眼や鼻に入る花粉の数を半分以下に抑えることができます。

【マスク】
花粉がよく取れること、息がしやすいこと、価格等を考慮すると、不織布製のマスクは安価で性能がよいものが多く、使い捨てにするのが衛生的に奨められます。花粉症用のものは、顔とマスクの隙間をなくすなどさらに花粉の侵入を減らしますが、使い勝手のよい一般的なものでも効果があります。
【メガネ】
着用に違和感のない花粉症用メガネも販売されていますが、通常のメガネを使用するだけでも、メガネをしていないときより眼に入る花粉の量は半分以下になります。花粉症用のメガネは、眼に侵入する花粉を、メガネをしていないときより10〜20%に抑え、症状を抑制するとも言われています。
コンタクトレンズを使用している人は、花粉がレンズと結膜の間で擦れるので、花粉飛散時期だけでもメガネに変えた方がよいと考えられています。
【衣類】
羊毛製の衣類は、花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすいので、服装にも注意が必要です。
【帰宅時】
上着は玄関先ではたくなど衣類に付着した花粉を払い落とし、帰宅後は、うがい、手洗い、洗顔を励行しましょう。
ただし、時には眼や鼻の周りに付いた花粉がそれぞれ侵入し、かえって症状が悪くなることもありますので注意が必要です。症状がひどくなる場合は、専門医に相談してください。
【その他】
風の強い晴天の日など、花粉の大量飛散日には窓を開けっ放しにせず、洗濯物や布団は外に干さないか、外に干した場合は、よくはたいて付着した花粉を払い落としてから取り込みます。
直接の予防ではありませんが、規則正しい生活を送り、ストレスをためないこと、花粉飛散の季節前にかぜをひくと粘膜の上皮が破壊され花粉症の症状がひどくなる場合もありますので、かぜをひかないように注意することも必要です。
また、粘膜を傷つけるタバコは避け、お酒の飲み過ぎなども鼻閉を悪化させる可能性がありますので注意が必要です。

花粉症の症状が出たら

花粉飛散の開始前や開始とともに、または症状が少しでもあらわれた時点で薬物療法を開始すると、症状の重症化を抑えられると言われています。
花粉症かな?と思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。

花粉症についてさらに詳しく知りたいという方はこちらへ

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