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毒キノコによる食中毒
毒キノコによる食中毒に注意!
毎年、夏から秋にかけて、毒キノコによる食中毒が発生します。キノコの毒はたいへん強く、死亡する場合もあります。毒キノコによる食中毒を防ぐため、食べられるキノコと確実に判断できないキノコ類は絶対に食べないようにしましょう!
さわるだけで皮膚に炎症を起こす毒キノコ「カエンタケ」の発生が県内において確認されています。過去には、「カエンタケ」を少量食べて死亡する事例も発生しています。「カエンタケ」はナラやブナなどの広葉樹の根本に生えることが多く、公園など身近な場所で発生している可能性がありますので、見つけても絶対にさわらないようにしましょう!
- 「さわっちゃダメ!」カエンタケちらし(おもてPDF319kb、うらPDF559kb)
(制作:岐阜県立森林文化アカデミー萩原裕作先生)
お知らせ
有毒キノコによる食中毒事例が毎年発生しています。
- 厚生労働省ホームページ(外部サイト)<外部リンク>
スギヒラタケは原因が究明されるまで食べないようにしましょう!
スギヒラタケは従前から食用キノコとして摂取されていましたが、平成16年に新潟県及び山形県において急性の脳症を疑う事案が発生し、スギヒラタケの摂食が原因のひとつと考えられています。
- スギヒラタケの摂取について(平成21年10月19日厚生労働省通知PDF:58KB)
- スギヒラタケの摂取について(平成20年10月1日厚生労働省通知PDF:53KB)
- スギヒラタケの摂取について(平成19年10月23日厚生労働省通知PDF:52KB)
- スギヒラタケの摂取について(平成18年9月1日厚生労働省通知PDF:54KB)
- スギヒラタケの摂取について(平成17年8月23日厚生労働省通知PDF:63KB)
- 急性の脳症を疑う事案の発生について(平成16年11月19日厚生労働省通知PDF:14KB)
- 急性の脳症を疑う事案の発生について(平成16年10月22日厚生労働省通知PDF:187KB)
毒キノコによる食中毒事例
【事例の紹介(1)】 |
ドクツルタケ |
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平成3年に、県内で発生した毒キノコ食中毒による死亡事例です。瑞浪市内の自宅近くの山林で採取したキノコを食べて、家族4人が下痢、はき気、おう吐、腹痛等の症状を呈するという食中毒が発生しました。4人とも病院に入院する事態となり、うち1人は、集中治療を受けましたが、死亡しました。患者からの聞き取りによると、初めて入った山林で、ドクツルタケ(毒キノコ)を、食用キノコと勘違いし採取していたことが分かりました。 [ドクツルタケの特徴] 間違いやすい食用きのこ:シロマツタケモドキ、ハラタケ、ツクリタケ |
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写真出典:三河きのこ会木村修司氏より提供 | ||
【事例の紹介(2)】 |
ツキヨタケ |
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平成19年及び24年に、県内で発生した毒キノコ食中毒です。 【平成19年の事例】 【平成24年の事例】 [ツキヨタケの特徴] 間違いやすい食用キノコ:ムキタケ、ヒラタケ、シイタケ |
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写真出典:厚生労働省HP | ||
【事例の紹介(3)】 |
カキシメジ |
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平成27年に、県内で発生した毒キノコ食中毒です。土岐市内の飲食店で提供されたキノコ料理を食べた人が、おう吐、下痢等の症状を呈し入院するという食中毒が発生しました。料理に使用されたキノコは、飲食店の従業員が土岐市内や県外で採取したものであり、残品の鑑別の結果、従業員が「チャナメツムタケ」と認識して採取したキノコが有毒キノコの「カキシメジ」であると確認されました。 [カキシメジの特徴] 間違いやすい食用キノコ:ニセアブラシメジ(クリフウセンタケ)、 |
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乾燥している時 |
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湿っている時 |
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その他の代表的な毒キノコ | |
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(シロタマゴテングダケ) 発生時期:夏から秋 |
シロタマゴテングタケ写真出典:厚生労働省HP |
(クサウラベニタケ) 発生時期:夏から秋 |
クサウラベニタケ写真出典:厚生労働省HP |