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いんべ遺跡(いんべ)
所在地
揖斐郡揖斐川町門入(かどにゅう)
地図<外部リンク>
時代
縄文時代
発掘状況
いんべ遺跡は、揖斐川支流の西谷川の河岸段丘上に立地します。段丘は2段から成り、上段では縄文時代早期とみられる焼礫集石遺構4基、下段では晩期の土器棺墓11基、土坑・ピット240基などを確認しました。遺物包含層からは早期・晩期以外に前期・後期の土器・石器も出土しており、当遺跡は断続的に利用されていたと考えられます。

発掘区近景(下段、北西から)
焼礫集石遺構
写真は、焼礫集石遺構SI1を検出した様子です。長径1.8mの円形土坑の半分を断ち割ったところ、土坑の底面に焼土が面的に広がりその直上に炭化物層が堆積しており、それらを覆うようにして砂岩製の被熱した拳大の角礫が多数出土しました。出土した炭化材の放射性年代測定の結果から、この遺構の年代は早期後半に属すると考えられます。

焼礫集石遺構SI1を検出した様子(北西から)
土器棺墓
土器棺墓SZ6では、斜位に設置した深鉢の口縁部に、別の深鉢片で蓋をするように組み合わされて出土しました。なお、深鉢の中から骨片がわずかに出土しました。

土器棺墓SZ6の検出状況(南から)
土器棺に用いられた縄文土器
土器棺墓から出土した縄文土器は、整理等作業で接合すると、写真のようにほぼ完全な形に復元できました。いずれも土器外面は無文または突帯を1条巡らせた深鉢で、内外面に煤が付着しており、煮炊きに使用したものを土器棺に転用したと推測されます。

土器棺墓から出土した縄文土器
出土した遺物

