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鶴尾山城跡青花皿(明代)

遺跡名

鶴尾山城跡

所在地

郡上市美並町

時代

中世

種類

中国産磁器

出土状況

主郭上段

外面の写真です

波濤文がある外面

内面の写真です

花文とみられる文様がある内面

 

 青花は、白磁の器面に呉須(ごす)と呼ばれる酸化コバルトで絵を描いた磁器です。唐代後期(9世紀)には誕生していたとみられ、元代(13世紀後葉から14世紀中葉)の江西省景徳鎮窯産の青花が有名です。ヨーロッパにも輸出され、世界各国で好まれました。日本では染付と呼ばれ、江戸時代にようやく誕生しました。

 鶴尾山城跡では、中国(明)で生産された青花皿が主郭上段で出土しました。この青花皿の底部は、浅く丸く削り込む碁笥底(ごけそこ)を呈し、外面には波濤文(はとうもん)、内面底部には花文が描かれています。釉薬が底部に付着してしまうと、焼成後に釉薬が地面とくっついてしまい剥がれないため、高台端部の畳付(たたみつけ)をヘラで釉薬を掻き取る行為をしばしばします。ですが、この青花皿の畳付は釉薬が掻き取られておらず、地面から剥がれやすくするための砂が付着しています。こういった特徴から、16世紀第3四半期後半(1563から1575年)のもので、中国福建省漳州窯産と考えられます。その頃に鶴尾山城主であった遠藤盛数や粥川甚右衛門が使用したものかもしれません。

口径10.0cm 器高3.0cm 底径4.0cm

 

 

 

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