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顔戸南遺跡(ごうどみなみ)
所在地
可児郡御嵩町顔戸 (みたけちょうごうど)
地図<外部リンク>
時代
古墳時代から中世
発掘状況
顔戸南遺跡は、可児川によって形成された沖積平野に位置します。古墳時代から室町時代までの掘立柱建物や竪穴建物、土坑、溝、道路状遺構などが見つかり、土師器や須恵器、灰釉陶器、中世陶磁器などが出土しました。

発掘区近景
古墳時代の集落跡
掘立柱建物8棟、竪穴建物9軒が見つかりました。このうち、掘立柱建物の1棟は棟木を支える柱を建物の外側に独立して立てた独立棟持柱建物(どくりつむねもちばしらたてもの)と呼ばれる建物で、溝が方形に張り出した箇所の中央付近に位置します。また、竪穴建物のうち5棟は焼失しており、床全体に炭化物が広がっていました。

独立棟持柱建物(写真の白い線が建物のライン)

焼失した2軒の竪穴建物
古墳時代の水利施設
自然流路内に、横木と杭を組み合わせて造られた堰が見つかりました。堰は水の流れを止めて水位を高くし、他方向に導水するための施設です。また、直径約1cmの細い竹を潰して広げ、紐状としてから編み込んだ網代(あじろ)が堰の前面から見つかりました。網代の大きさは長さ約130cm、幅約100cmです。

堰の様子

長さ約130cmの網代
出土した遺物
溝や自然流路内から多くの土師器や木製品が出土しました。特に木製品の残り具合が良好で、鍬の刃と泥除が柄に装着した状態で出土した泥除付平鍬や、長さ80cmの竪杵、多数の建築部材などが注目されます。

泥除付平鍬出土状況

竪杵出土状況

建築部材出土状況

