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14地点の調査が終了し,13地点の調査を開始しました【芥見町屋遺跡(国事業)】

令和7年度芥見町屋遺跡発掘調査(国事業)概要報告2

芥見町屋遺跡(国事業)14地点の調査について

今年度の芥見町屋遺跡発掘調査対象地のうち、もっとも北側に位置する14地点の調査が終了しました。12地点では、古代から中世の遺構・遺物を確認しましたが、14地点では、主に古代の遺構・遺物を確認しました。

発掘区の南半部では、古代の竪穴建物が重なって検出されました。これらの建物の詳細な時期については、今後出土した土器から検討していきますが、大きな時期差はなく、何度かの建て替えを行ったのではないかと考えています。

14地点空撮写真(北東から撮影)

写真1 14地点空撮写真(北東から撮影)

重複する竪穴建物の様子

写真2 重複する竪穴建物の様子(南から撮影)

13地点の調査を開始しました

今年度の最後の調査地点である13地点の調査を開始しました。13地点は、12地点と14地点に挟まれた、最も調査面積が広い発掘区となります。

まだ調査途中ですが、土器の外側の底面(高台内)に線刻がされた須恵器の皿が完形の状態で出土しています。線刻は、平行する2本の直線を刻んだのちに、垂直に交わる1本の直線を刻んだ記号様のものとなっています。

線刻された須恵器(皿)

写真3 線刻された須恵器(皿)