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芥見町屋遺跡(県事業)では西半部の調査が終わりました

今年度発掘区の西半部の調査が終了しました

今年度は、発掘区を東西に分割して調査を行っています。8月21日に西半部の調査を終了しました(写真1)。古代の竪穴建物や中世の区画溝、土器集積、土坑などが見つかりました。この部分はすでに埋め戻し、今後は東半部の調査を進めていきます。

発掘区西半部の状況

写真1 発掘区西半部の状況

 

中世の土器集積です

200点以上の土器が、長さ2m、幅1mの範囲からまとまって出土しました。大半は土師器皿ですが、少量の山茶碗や刀子も含まれていました。包含層を掘り下げる時から土師器皿がまとまって出土し始め(写真2)、出土状況の図化を繰り返しながら、穴の輪郭を確認しました(写真3)。廃棄されたものなのか、埋納されたものなのか、他の遺跡での調査例を参考にしながら検討していきます。

土器を掘り出している様子

写真2 土器を掘り出している様子

 

穴の中から出土した土器

写真3 穴の中から出土した土器