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岡本山横穴墓(おかもとやまおうけつぼ)

所在地

可児市久々利(くくり)​
地図<外部リンク>

時代

古墳時代

発掘状況

岡本横穴墓は、可児市久々利の可児川と久々利川に挟まれた可児丘陵の上に位置します。標高140m付近の南斜面に1号から8号横穴墓までの8基の横穴墓により構成されており、このうち1・2号横穴墓を発掘調査しました。このうち2号横穴墓は保存状態が良好で、入口の両側の壁には横穴の構造に関連すると考えられる加工が見つかりました。出土遺物はありませんが、古墳時代後期の横穴墓と考えられます。

遺跡の全景写真です
岡本山横穴墓1・2号横穴墓全景(南から)

​​1号横穴墓

入口から奥壁までの全長6m5cmで、玄室長は2m20cm、天井部までの高さは1m23cmと腰を屈めないと入れない程度の高さの横穴墓です。玄室の断面形はドーム状となっており、天井部には横穴を穿った際の工具の痕跡を観察することができました。

1号横穴墓の写真です
岡本山横穴墓1号横穴墓正面(南から)

2号横穴墓

​2号横穴墓は、玄室長は2m20cm、天井部までの高さは2m4cm、玄室の断面系は台形で、各面ともに平坦に仕上げられており、未調査の3号から8号横穴墓を含めても岡本山横穴墓の中で最も大きな規模のもので、久々利川水系の中でも大型に属するものと考えられます。

2号横穴墓の写真です
岡本山横穴墓2号横穴墓正面(南から)

 


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