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下巾上遺跡(しもはばえ)
所在地
美濃市松森(まつもり)
地図<外部リンク>
時代
中世・近世
発掘状況
下巾上遺跡は美濃市の南部に所在する遺跡で、長良川によって形成された河岸段丘上に位置します。室町時代から江戸時代にかけての掘立柱建物や井戸、土坑などが見つかり、瀬戸美濃産の陶磁器などが多数出土しました。
発掘区の様子
中世から近世の集落跡
鎌倉時代から室町時代の掘立柱建物10棟や、江戸時代の井戸を4基検出しました。このことから、この場所に中世から近世の集落が存在していたことが明らかになりました。
掘立柱建物の様子
井戸の検出状況
井戸の断ち割り状況
出土した遺物
山茶碗や古瀬戸、常滑、白磁などの中世陶磁器や、瀬戸美濃や肥前、唐津、京・信楽系などの近世陶磁器が出土しました。
出土した近世陶磁器