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改田遺跡の調査成果を紹介します

所在地

美濃市極楽寺(みのしごくらくじ)
地図<外部リンク>

時代

 古代(飛鳥時代)・中世(鎌倉時代から室町時代)


発掘区の遠景写真です
​発掘区遠景(北から)

発掘状況

改田遺跡は、美濃市西南部の長良川右岸の河岸段丘上に立地しています。調査では飛鳥時代の道路1条、溝1条、土坑11基からなる方形土坑群をはじめ、古代(飛鳥時代)及び中世(鎌倉時代から室町時代)の遺構や遺物を確認しました。道路や溝はいずれも南北方向に延びていましたが、古代と中世では方向が若干異なっていました。
発掘区の全景写真です。
​発掘区全景(北が上)

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道路

飛鳥時代の道路(SF1)は地盤を掘り込んで造られ、よく締まった土が路盤として敷かれていました。路面上からは、須恵器の横瓶などが出土しました。
道路の全景写真です
​道路(SF1)全景(北から)​
須恵器・盤の出土状況です
須恵器・盤出土状況(北東から)

 

方形土坑群

飛鳥時代の方形土坑群は、方形の土坑11基が並んでいました。出土した遺物は須恵器の小片のみで、土坑の性格は分かりませんでしたが、道路に沿いに並ぶことから道路に関係があったと考えられます。
方形土坑群の全景写真です
​方形土坑群全景(南から)​

 

溝​

室町時代の溝(SD11)には、礫が入れられ、暗渠としても使われていました。礫の間からは、常滑窯産の甕や大窯製品の擂鉢などが出土しました。
溝(SD11)の全景写真です
​溝(SD11)全景(北から)

室町時代の溝(SD16)からは中国産の輸入磁器である青磁碗などが出土しました。
溝(SD16)の全景写真です
溝(SD16)全景(北から)

 

主な出土遺物

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