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「脱炭素社会ぎふ」・森林吸収量認証制度(G-クレジット制度)
岐阜県独自の森林由来のカーボン・クレジット※1制度「G-クレジット制度」を創設し、令和5年11月1日から運用を開始しました。
G-クレジット制度 案内チラシ [PDFファイル/561KB]
制度の目的
クレジットの取引で得られた資金を活用し、健全で豊かな森林づくりを進めることで、森林の二酸化炭素吸収量を維持・増大させるとともに、社会全体に環境保全活動を広げることで「脱炭素社会ぎふ」の実現につなげていきます。
制度の概要
岐阜県内の適切に管理された森林による二酸化炭素吸収量を「クレジット」として県が認証する、岐阜県独自の森林由来のカーボン・クレジット制度です。
認証されたクレジットは、売買することができ、購入者はカーボン・オフセット※2等に活用できます。また、購入代金は、クレジット創出者に還元され、森林整備につなげることができます。
(1)申 請 者:林業事業者、市町村、森林所有者
(2)対象森林:国のJ-クレジット制度の対象外森林のうち、清流の国ぎふ森林・環境税を財源とする「岐阜県環境保全林整備事業」で間伐等をした森林
(3)審 査 者:県が委託した機関 ※審査費用は無料
(4)認 証 者:県
(5)認証対象期間:8年間
クレジットの認証・発行までの流れ
クレジットの売買方法
・売りたい方と買いたい方との「相対取引」を基本とし、売買価格と売買量を決定します。
・1t-CO2単位で購入できます。
(県内外のどなたでも購入可能)
・クレジットの情報は、G-クレジット制度運営事務局のウェブサイトに掲載します。
・クレジットの転売はできません。(有効期限はクレジット購入から5年)
クレジットの活用方法
G-クレジットの購入により、企業価値の向上が期待されるほか、地域貢献やカーボン・オフセットなど脱炭素・SDGsへの取組みに活用できます。
(活用例1)地域貢献
事業所や工場等の所在地域や、その上流域にある岐阜県内の森林づくりを応援
(活用例2)カーボン・オフセット
事業活動や、会議・イベント開催で排出される温室効果ガスをオフセット
製造などの過程で排出される温室効果ガスをオフセットした製品やサービス
G-クレジット制度運営事務局
受付時間 : 平日(月から金)9時00分から17時00分
連絡先 : 電話番号:058-201-5112
Webサイト:http://gcredit-gifu.jp<外部リンク>
E-mail :gcredit-gifu@g-moriren.or.jp
(岐阜県森林組合連合会内)
- ※1 カーボン・クレジット
企業が森林の保護や植林、省エネルギー機器導入などを行うことで生まれた二酸化炭素などの温室効果ガスの削減効果(削減量、吸収量)をクレジットとして発行し、他の企業などとの間で取引できるようにする仕組み
※2 カーボン・オフセット
自らの日常生活や企業活動等による温室効果ガス排出量のうち、削減が困難な量の全部または一部を、他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減や森林の吸収量で埋め合わせること