本文
野内遺跡A地区
野内遺跡(のうちいせき)A地区(えーちく)
所在地
高山市上切町(たかやましかみきりちょう)
地図<外部リンク>
時代
古墳時代、古代
川上川左岸の河岸段丘上位面に広がる集落跡
発掘状況
遺跡は、JR高山駅から北西に3.5km、高山盆地北西端部の緩斜面に位置する大規模な複合遺跡です。A地区では3,000m2の発掘調査を行い、古墳時代中期の集落跡や平安時代の竪穴建物跡などを発見しました。高坏・甕をはじめとする多数の土師器、飛騨地域では最古級の須恵器などが出土しました。
竪穴建物跡は58基見つかりました。それらのうち54基は古墳時代中期の遺構です。この建物跡では、北側の壁面近くで炉跡を発見しました。
炉は3個の川原石をコの字状に組んで作られていました。炉石間とその北方には炭混じりの焼土が広がっていました。