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令和2年度の様子
農大の近況をお知らせします。
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全般
小型車両系建設機械運転特別教育の講習(令和2年7月23日)
7月11日、12日及び8月8日に小型車両系建設機械運転特別教育の講習を行います。
今回は受講者が多いため、実技講習を2回に分けて行う変則的な講習です。
機械操作の実技では、両手をうまく連動させるのに苦労していましたが、1回目の講習受講者は全員合格しました。
次の資格試験は、7月20日からのフォークリフト講習です。
一日体験入学を行いました。(令和2年8月20日)
7月28日と8月20日の2回一日体験入学を行い、多くの方に参加いただきました。
午前中は学校説明、午後からは希望する専攻で実習作業を行いました。
酷暑の中、参加者は学生とともに、牛の体測、収穫作業、糖度調査など、実際の作業を体験しました。
「農業機械」の講義を行いました。(令和2年9月1日)
今回は、ほ場等の草刈りに使用する機械(モアと刈払機)の実技です。
いずれの機械も初めて使用する学生がほとんどで、モアは旋回する時の操作や、刈幅の感覚が掴めず刈残しができたり、刈払機はエンジンの始動がうまくいかなかったり、刈高の調整できず地面まで切ったりと苦労していました。
今後は実習で使用して、使いこなせるようになってくれることと思います。
農業大学校にスマート農機を導入しました。(令和2年10月12日)
学生指導に活用するために、自動操舵トラクタ2台(60ps及び25ps)と、ラジコン草刈り機1台を新たに導入しました。
トラクタは2cmの誤差での作業を、草刈り機は傾斜角45度でも作業を行うことができる最新のものです。
10月12日に職員研修を行い、操作方法についてメーカーさんから指導を受けました。
今後は、これらの機械も学生指導に活用していきます。
緑の学園を開催しました。(令和2年10月12日)
「緑の学園」は、県内農業関係高校の2年生を対象に農業の担い手育成の一環で、毎年8月に開催しています。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、感染症対策を行ったうえで10月31日(土曜日)に開催し、26名の高校生が参加してくれました。
メニューは「体験実習」「若手農業者と語る会」「分科会」です。
「実習」では農大と園アカの実習を体験。「語る会」では就農して活躍している3名の生産者(野菜、畜産、花き)から話を聞き、「分科会」では、3グループに分かれて「私がやってみたい農業」について話し合いを行いました。
高校生からは、「高校ではできない体験ができた」「今後の進路に役立てたい」などの感想が聞かれました。
派遣学習報告会を開催しました。(令和2年11月19~20日)
2学年生が10月の一か月お世話になった派遣学習の成果を報告する「派遣学習報告会」を、11月19日と20日に開催しました。
発表会場の入場者数を制限するためにWebでの公開も行い、1学年生は1学年教室で遠隔視聴と質問を行いました。
受入れ農家さんのうち、14名の方が発表会場にお越しいただき、「あっという間に作業を覚えた」、「よく頑張った」などの激励のお言葉をいただきました。
一か月間、大変お世話になりました。
園芸学科(野菜・果樹)
夏秋トマト、3Sシステムの導入(令和2年7月23日)
農大では、今年から岐阜県中山間農業研究所が開発した3Sシステム(ナス科果菜類隔離型少量培地耕システム)を夏秋トマト栽培に導入しました。施工は学生達、実習の時間を利用して、手作りしました。
水平や直角を出すのに苦労しましたが、無事完成し、植え付けたトマトもすくすく育っています。
桃の紹介(令和2年7月30日)
農大では、桃を12a栽培しています。
6月29日「日川白鳳」の出荷を皮切りに、8月上旬の「川中島白桃」まで続き、現在は、岐阜県が育成した品種「飛騨おとめ」の盛期を迎えています。
今年の生育は平年並みで、雨が多いものの「甘い桃」が収穫できています。
そのためか、例年になくヒヨドリの食害が多く、学生達は、防鳥ネットで被覆するなど、少しでも多く出荷できるよう対策を行っています。
梨の紹介(令和2年9月1日)
農大では、梨を12a栽培しています。8月10日の「幸水」を皮切りに、出荷は9月下旬まで続き、現在は「豊水」の収穫が始まったところです。
今年の生育は順調で、「幸水」の出荷量は約800kgと前年比140%でした。「豊水」も生育が良く豊作を見込んでいます。
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猛暑の中、学生達は早朝からの収穫、選別、袋詰め等の作業に追われています。
イチゴの花芽検鏡を行いました。(令和2年9月18日)
農大では、岐阜県が育成したイチゴの「濃姫」と「美濃娘」を土耕と高設で栽培しています。
土耕栽培の定植は花芽の分化後に行う必要があるため、生長点の検鏡を行いました。
学生たちは、実体顕微鏡下で未展開葉を1枚ずつ丁寧にはがして生長点を露出させていましたが、初めて見る生長点に花芽の分化が始まっているのかが中々判断できず、大変苦労していました。
検鏡の結果、9月21日(月曜日)から定植することとなりました。
イチゴの定植を行いました(令和2年9月29日)
9月29日、土耕栽培のイチゴの定植を行いました。
イチゴは花芽が分化したらなるべく早くほ場に植えなければならず、また面積あたりに植える株の数が他の野菜と比べて多いため、短期間に多くの株を植えなければなりません。今年はほ場の準備に手間取ってしまい、予定より1週間ほど遅くなってしまいましたが、他の野菜専攻生の助けも借りて、なんとか1日で約1200株の苗を植え付けることができました。
この後順調にいけば、11月の終わり頃には真っ赤で大きくおいしいイチゴが収穫できる予定です。
畜産学科(肉牛・酪農)
乳牛の手術を行いました。(令和2年7月23日)
農大で乳牛の「第4胃右方変位」と「盲腸内容停滞」の手術を行いました。
実習中に学生が見守る中、職員(獣医師)が執刀し無事終了!
助手を学生が務めるなど、大変良い経験をすることができました。施術された牛も、翌日には元気に餌を食んでいます。
農大の育ちの飛騨牛販売(令和2年9月14日)
可児市にあるJA直売場「とれったひろば可児店」で農大生が育てた飛騨牛の販売が行われ、学生も店頭に立ち販促活動を行いました。
販売した肉は、8月に出荷した3頭の内の一頭「陽月(はるき)号」で今回はA3の格付けのものです。
店頭に立ったのは肥育のプロジェクトに取り組む学生と応援の2人の3名で、コロナ禍の中、手探りの販促活動でしたが、自分たちの育てた牛を精一杯PRしていました。
校外学習を行いました(令和2年10月30日)
10月30日に、畜産学科1学年が酪農関係の校外学習を行いました。
行先は、株式会社エムズと東濃牧場です。
株式会社エムズでは最新設備が整った牛舎を、東濃牧場では800頭規模の飼養管理とホルスタイン共進会の調教の様子を視察しました。
農大とは異なる飼養環境について学ぶことができ、学生たちは良い刺激を受けたようです。
新型コロナ感染症対策のために、マイクロバスの乗車人数を減らしたり、消毒液を持参するなどしての実施ですが、通常の校外学習もできるようになってきました。